レザークラフトに挑戦
No.73
2024.10.20
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【オリジナル小銭入れ 試作 その2】
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流石に10月中旬ともなりますと、すっかり本来の秋となりました。
懸念された秋台風の到来もなく、このまま徐々に秋深くなっていきそうです。
尚、今回は話が大きく脱線しますw
【目次】
・コバ仕上げ剤を塗る道具たち。
・新しい道具を開拓w
・とりあえず塗ってみた。
どういう経緯で買ったのか忘れてしまいましたが、その時に一番定番だと思えたので購入したのがコバスーパーです。
コバの色を変える為の塗料だという認識で、以前から時々使ってはいました。
一応、クロム鞣しの革のコバでも綺麗に仕上がるらしい、という事は知ってたのですが、どう使えば良いのか?は全く理解してませんでしたので、そんなに綺麗に仕上がった感もなく、ただただ色を塗ったという感覚しか残ってませんw
本当に何も考えず、ただ白色に塗ってただけですね。
コバスーパーを塗布する際ですが、最初は染料と同じように綿棒で塗ろうとしたのですが、そこは一応調べまして、かなり粘度が高いので、綿棒や筆を使うより目打ちなどの細い棒を使うと良い、という情報を事前に得ていました。
なので、最初は普段使ってる100均で買った目打ちを使ってみたのでした。
しかし、どうもしっくりこないので、家の中をアレコレと探した結果、ガンプラを作ってた時に買ったプラ棒が余ってたので、これを適当な長さに切って使ってみたり、それを更に改造してみたり。
【100均の目打ち】
目打ちがしっくりこなかった理由は、私が使ってる目打ちが先端から根本に掛けてかなり太くなるタイプだったので、塗布面に対して角度がついてしまうからです。
もちろん、熟練するまで練習すれば良いのかも知れませんが、それはちょっと面倒なので目打ちを使うのは早々に断念w
【5mmのプラ棒】
さて、5mmのプラ棒を使い始めた当初は、かなり気に入ってた、いや、今もそこそこ気に入ってはいるのですが、若干問題があります。
太い=周囲の長さが長いので、一回転で塗り進める距離も長くなります。つまり早く塗れる訳ですが、繊細さに欠けると言いますか・・・w
太い分だけ棒が保持する塗料の量が多くなり、最初のタッチで革側に移動する塗料も多くなってしまう事がちょっと・・・というかまぁまぁ厄介なんですよね。
【真鍮+プラ棒】
まだ細かい物にしか塗ってない時点での事なので、塗る面積が広くて早いことよりも、より繊細に塗れる方が重要だと思い、今度は道具を自作しました。
それが上の写真にある「真鍮+プラ棒」です。
同じプラ棒の残りを使って、プラ棒の断面の真ん中にピンバイスを使って穴を開け、そこに0.6mmの真鍮の丸棒を突き刺した自作の塗り棒。
今度は逆にかなり細いので、塗料の保持量を多くする為に真鍮の棒の先端は、少し叩いて円柱ではなく三角柱に近い形状になるようにしています。
これは超使い易いので今もお気に入りの道具です。
難点は・・・細過ぎることですw
三角柱にしたことで、更に細くなってしまい、直径で0.3mmほど。
結局、保持出来る塗料が少な過ぎて、なかなか作業が捗りませんw
そこで何か良い道具は無いか?と思ってたのですが・・・
良い感じのスパチュラ発見!
今回、たまたまダイソーで見つけたのがコレです。
ダイソーに限らず、100均に行くと必ずチェックするのがネイルコーナーw
ヤスリやピンセットなんかもそうですが、プラモ作りやレザークラフト、手芸なんかでも活躍する道具が結構あるからです。
このスパチュラも、ネイルアート用の道具ですが、長さ、細さ、棒と両端の形状、全てが良い感じなので即購入。
100均ですからね。 迷わずに試せますw
丁度良い!
全てが丁度良いのですが、コバ仕上剤を塗るの使うにあたっては、スプーンの部分は不要ですし、両端のどちらかはただの棒状になってないと使い難いので、スプーン側は切ってしまうことに。
ダイソーには、ワイヤーカッターも売ってまして、かなり前から使ってますがちゃんと機能しますのでお勧めです。
たぶん、普通のニッパーとか、切断刃のあるペンチでも切れると思いますけどねw
金属を切った後というのは、どうしても尖った部分が出来てしまうので、必ず金ヤスリで切断面を丸めて怪我防止対策を施していくのを忘れずに。
という訳で、一通り小さなハギレで実験してみたのですが、使い易いことは間違い無いのですが、小さな箇所で実験しただけでは、これまでの真鍮+プラ棒のやつとの違いがあまり判りませんでした。
そこで、レザークラフトを初めた最初期に、やはりダイソーで買った謎の革で作った小銭入れで実験することに。
以前、ダイソーの謎の白いハギレで小銭入れを作った時に撮った写真です。その時の様子はコチラ。
一応、解説しておきますと、この小銭入れは、クラフト社のコインパースの型紙を若干だけ変更してますが、ほぼそのまま使って作ったものでして、革はダイソーの謎の白い革。
色々あってw、床面とコバを茶色に染色して完成させたものになります。
案の定、作ったきり特に出番もないで、これを使ってコバスーパーの塗布を練習してみることにしました。
そして、新たに試してみたダイソーの道具を切って作った塗り棒ですが、これは今までのどれよりもかなり使い勝手が良いです!!
何もかもが丁度良いので、ササッと塗り進めることが出来ました。
なるほど!・・・どっちの色が良いかはさて置きw
この作品にちゃんと塗ってみたのは初めてですが、なるほど綺麗になりますね!
というか、今まで散々悩まされた、このダイソーの謎の白い革のコバ処理はこうやってやれば良かったんですね!!
しかも、別に白じゃなく、それこそ茶色にしても、もっと派手な色にしても良い訳です。
なるほどなるほど!!目からウロコでしたw
ただ、一応は4回ほど重ね塗りした割には、革の合わせ溝とかは埋まらない感じでした。塗料であってパテ的な物ではない、という事は知っておいた方が良いみたいです。
コバ仕上げ剤に関しては、追々、もう少し学んでみようと思います。
なかなか新しい事を学びつつある感じで楽しいですw
次回は、前回作ったオリジナル小銭入れの試作品の詳細の記録です。
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