パソコン記
エピソード23
2011.02.09

軽いパソコン 〜久しぶりのlinux - PuppyLinux導入 - 3/3 】

Puppy Linux の導入

やっとかよ・・・

この冒険の最初の方で用意したのは、puppy-4.1.2-JP-flashplayer10ですが、その後のスッタモンダのお陰で、少々何かトラブっても、もういいや・・・という心境になってますので、まず4.30(2011.02現在の最新は4.31)に挑戦してみることに。

メインマシンで、pup-430JP.isoをダウンロードし、CDに焼きます。

これをCDドライブに入れて、電源ON! (はぁ・・・たったこれだけの為に一体どれだけの・・・)
最初は、PuppyがどんなOSなのか確認の為、とりあえずLiveCDとして使ってみるわけです。

Puppy 4.30 1Puppy 4.30 2  4.30のCDで立ち上げて見ました。

 くどい様ですが、まだインストールしてません。

 CDを入れて立ち上げるだけでも使えるのです。
Puppy 4.30 3Puppy 4.30 4  最初は色々と確認されますが、基本的にはそのまま
 [ ENTER]を押していけば良いかと。

 何か間違ったとしても別に支障は無いです。

 たぶん・・・w

 まぁ・・・自己責任でお願いします・・・^^;
Puppy 4.30 5Puppy 4.30 6
Puppy 4.30 7  するとデスクトップが現れます^^



色々と画面に指示が出ますが、まぁ、適当に「ENTER」ボタンを押し続けますw (いや、本当は一応だけど、読んでますよ。。)

すると、あっけなくPuppy Linuxが立ち上がりました。

・・・簡単過ぎるやろー!!いやー・・・というか物凄く軽いんですけどーー!!!まさしくサックサク!!

ここまでの苦労が一気に吹き飛びましたww

ちょこちょこっと設定(後述します。)してネット接続開始!

いやぁ、これは・・・ホントメチャクチャ軽い・・・。

で、気になってたflashゲームのあるYahoo!キッズへ。・・・ブラウザクラッシュしましたw

ブラウザはデフォルトで用意されてるseamonkeyですが・・・ん?

youtubeも確認・・・やはりクラッシュしますね・・・ほうほう。

ほんじゃ、ものは試しに今度は、puppy-4.1.2-JP-flashplayer10.isoを焼いたCDで立ち上げて見ましょう。

こちらは、Yahoo!キッズのゲームはplay可能でした。

が、やはりyoutubeはクラッシュしてしまいます。

やっぱ負荷の高いコンテンツは無理かなぁ〜・・・と諦めつつ、子供用の遊び専用PCになる訳なので、Youtube は見れなくてもいいやw  (これ、実はちゃんと見れるようになってますからね^^;)

と開き直ることにして、puppy-4.1.2-JP-flashplayer10を入れることに。

(つまり、結局は最初の最初、本当の振り出しに戻った次第ですw)


では、早速・・・え?早速??? (゚Д゚)ハァ? ・・・orz

で。


多少の試行錯誤はあったものの、無事インストール成功。
(詳細は下の方に延々と・・・www)


注意点は、

・ハードディスクをどうするか決めておく方が良いこと。LiveCDで使用の場合は無視でOK。
・手順の終盤で、選択するべき選択肢に「多分危険です」とジョークで書いてあるw

この2つ目は、結構、考えちゃいましたw 普通に作業するなら当然選ぶハズの選択肢なのに、「危険」って書いてあると、どうしても「・・・え?何か隠された問題でもあるのか?」という疑念が湧いたり、作業終盤なだけに、「ここで失敗してやり直しとか、面倒くさいから絶対嫌だ・・・」という、どことなくシュミレーションゲームのような感覚とに襲われます。

コツは、「気にせず進め!」です^^


全く何の問題も無くインストールが成功しました。あっけないもんです。そこで・・・

電源ON→ブラウジング開始までの時間を計測してみましょう。

[XP SP3]

デスクトップ表示まで、約90秒。(起動しきってない)  貴様だってニュータイプだろうにっ!
Yahoo!TOPページ表示まで、約420秒。       その後、何をしてもノロノロ・・・というか動かなくなる。


[Puppy]

デスクトップ表示まで、約20秒。(完全に起動)    スレッガーさんかい?早い!早いよ!!
Yahoo!TOPページ表示まで、約40秒。       早杉ワロタwwwwwwwww

XP、今まで何やってたんだよ・・・orz

そして・・・flashやyoutubeで、ブラウザがクラッシュする件に関しても、解消用のpet(・・・拡張用のソフト・・・と言えば判りやすいでしょうか?^^;)が配布されてましたぁ!←の「4.1.2.1の修正点 」あたりを参照下さい。

なんとまぁ、youtubeの動画もサクサクで見れるようになりました。

という訳で、Puppy Linux、物凄くオススメの軽いOSだということが判りました!

あ、それと、ここまでは全く触れずに来ましたが、Puppyには、WEbブラウザはもちろん、メールソフトから文書作成、表計算、画像加工、などの基本ソフトも最初から入ってます。

というかWindowsで用意されてる機能はほとんど最初から用意されているのです。もちろん、全て無料で。

なので、古いパソコンを持ってるけど、新しいパソコンに買い換えるのに、あまりお金を掛けたくない、けど、NETもしたいし、Office関連の書類も・・・

という場合、とにかくインストール手段さえ確保できるのであれば、Puppyはとてもオススメです。

べらぼうに遠回りした上に、相変わらず文章力の無い私の長かった戦いは、ここで終戦を迎えました〜。

尚、詳しいインストール手順は以下、延々と写真とともに書いておきますが、写真も適当なら、やってることも適当なので、あくまで参考にする程度でお願いしますw


【PuppyLinux install編】


色々といじってみて、そのままCDブートで使っても良いし、HDを分割してWindowsと共存させても良いし、今回のような、Windowsがまともに走らないパソコンだけど、捨てるのも嫌、という場合であれば、HDをリナックスフォーマットに変更して綺麗さっぱりWindowsを捨てて、そこにPuppyをフルインストールしても良いかと思います。

以下は、私の4.1.2.1-JP-flashplayer10をフルインストールした際の様子です。

Puppy 4.1.2-JP install 1  とりあえず、CDブートで立ち上げてみます。
Puppy 4.1.2-JP install 2  上に書いた4.30の時と同様、色々と聞かれますが、基本的にはENTERを押していきますw
Puppy 4.1.2-JP install 3  サクっとデスクトップが表示されますので、引き続き、ネット接続を試します。(別に今やらなくても・・・^^;)

 上の4.30の時に解説を省略した部分ですね^^


 まず、この「接続」というアイコンをクリック。

 ※後で修正可能ですが、Puppyは基本、「ダブルクリック」せずに、軽く「クリック」するようにしましょう〜最初は。

 ※後でシングルクリックの動作→ダブルクリックの動作に設定を変更しないと、何かと不便です^^;
Puppy 4.1.2-JP install 4  見た目で直感的に判ると思いますが、接続環境を確認です。eth0=LANコネクタが生きてるか確認します。

 次に、「DHCP」に関してを「自動取得」にします。

 この辺りは、それぞれ環境の違いがあるので、自分の環境に合わせます。

 私の場合はルーターのDHCP機能を使うので、やはり「自動」を選択しました。
Puppy 4.1.2-JP install 5  で、それらができたら、「Seamonkey」を起動。
Puppy 4.1.2-JP install 6  

見たいページのURLをアドレスバーに入力すれば、普通にWEBにアクセスが完了です。

Yahoo!等では、「Seamonkey」だと、「IE8」とか「FireFox3」じゃないとちゃんと表示されんぞ!?」と恫喝されますが、気にしちゃいけませんw

FireFoxだって、Puppyで使えるのはver2ですから、この警告文はどうしたって見なきゃならんのです^^

Puppy 4.1.2-JP install 7  ネットの接続設定はたったこれだけです。

 動作確認しただけですので、別にこの手順はインストール後にゆっくりやればOkですので^^


 さて、次はいよいよインストールを開始します。

 そう。

 XP→PuppyへOSの入れ替えです。
Puppy 4.1.2-JP install 8  この様に、CDから立ち上がってるPuppyのデスクトップ上に、「インストール」という名のアイコンがありますww

 なんとPuppyはここからインストール作業を開始します。
Puppy 4.1.2-JP install 9  

早速クリック!

 当然、ユニバーサルインストーラを選びます。

 
 PETパッケージパネージャは、インストール後に、Puppyを調教する?というか、色々と他のソフトウェアを追加する際に使います。

Puppy 4.1.2-JP install 10  よく読めば解説は不要ですね^^

 今回は、内臓ハードディスクにインストールする訳ですから、普通にIDEを選択。(SATAでも同じ。)
Puppy 4.1.2-JP install 11  

 1基しかHDを積んでないので、選択の余地無しw

 どっちにしてもOKしか押せませんし^^

Puppy 4.1.2-JP install 12  さて、次はXPが入ってるHDを空にして、パーテーションを分けつつ、ファイルシステムも変更しますので、中段のボタンを押します。

 そのままだとXP→NTFSですが、もうXPは使わない(使えない)ので、残しておく理由がありません。

 「Linux ext2が良い」と書かれてるので、その方向で。
Puppy 4.1.2-JP install 13  ここでとりあえず、ユニバーサルインストーラが終了され、「Gparted」というパーテーション管理ソフトに切り替わります。
Puppy 4.1.2-JP install 14  「Gparted」で、HDを切り分けるのですが、その前に既存のNTFSの領域を削除しちゃいます。。
Puppy 4.1.2-JP install 15  操作方法がよく判らず、ちょっと苦戦しました。が、まぁ何とか^^;
Puppy 4.1.2-JP install 16  NTFS領域を全部削除します。
Puppy 4.1.2-JP install 17  ハイ!消えたぁー!!
Puppy 4.1.2-JP install 18  

 次も試行錯誤しながらパテ切り作業。

 linux swap メモリ256なら256〜512。
 今回は後でRAM512MBになる予定なので1024MB。

 ext2はとりあえず10GBを充てました。

 別に全部でも良いんでしょうけど、一応w

 残りはext3にしときました。

Puppy 4.1.2-JP install 19  作業は進む君。
Puppy 4.1.2-JP install 20  作業が完了したので、ext2領域(Puppyをインストールする予定の領域)をboot領域としておきます。

 右クリックで選択肢を呼び出せます。
Puppy 4.1.2-JP install 21  bootにチェックを入れます。

 これで、後でBIOSの設定(もう何度切り替えたことか・・・)でブート順1位をHDにすれば、ここから立ち上がれるようになります。ちなみに今はCDが一番になってますので、インストール完了後に切り替えます。

とりあえず、これでパーテーション切り分け作業完了。
Puppy 4.1.2-JP install 22  パテ切り作業が完了し、再びユニバーサルインストーラ。

 先程は無かった、インストール先の選択肢が、2つ出来ています。

 今回はsda1に入れる予定ですので、そちらを選びます。
Puppy 4.1.2-JP install 23  いよいよ・・・ゴクリ・・


 ・・・OKボタンをポチッ!
Puppy 4.1.2-JP install 24  ん?

 いや、そりゃCDにしか無いに決まってる訳でして・・・
Puppy 4.1.2-JP install 25  おお!

 ここで苦労?して換装したドライブ名が!

 ちゃんと自動認識されてますね^^

 とりあえずCDはずっと入ってる訳だし、そもそも、OKボタンしか選択肢が無いので、OKをポチッ!

 ・・・これでいよいよ・・・ゴクリ・・
Puppy 4.1.2-JP install 26  ちょwww

 まだ何か確認が必要なのですか・・・?^^;

 ええと・・・

 今回はガッツリFULLでインストールしますので、FULL。
Puppy 4.1.2-JP install 27  んーまだか・・・

 USBブートなどしません。いやできないだけw

 GRUBをHDに入れます。もちろんです。

 GRUBとはOSを立ち上げる、という大事な仕事をしてくれる奴なのです。
Puppy 4.1.2-JP install 28  今回は当然ながら、更新じゃなくて、インストールです。
Puppy 4.1.2-JP install 29  ふむ。GRUBをどこに入れるか聞かれたら、「MBR」を選びなさい、という伏線です^^;

 ※ハイ。これ試験にでますから〜!!
Puppy 4.1.2-JP install 30  「simple」が推奨だし、複雑なことするのだったら、Puppyは選ばない訳でして・・・

 なので、そのままOKを押します。
Puppy 4.1.2-JP install 31  えー・・・まだ何か必要なの・・・?

 などと、ゴネてはいけません。

 ちゃんと日本語(多少変だけどw)で親切に説明してくれています。ちょっと前のLinuxの不親切さと比べれば、これだけ判りやすい設定作業の何が不満なのか?と^^;

 とりあえず、ここもデフォの「standard」を選択。
Puppy 4.1.2-JP install 32  ユニバーサルインストーラを実行してるなら、そのままOKボタンを押せば良い、と。
Puppy 4.1.2-JP install 33  そろそろ終了かな・・・?

 え〜と・・・GRUBをどこに置くか?

 グフフのフwww

 さっき、伏線が貼ってあったんだよねwww

 「MBRを選びなさい」と。

 なので、ROOTじゃなくて、Floppyじゃなくて・・・

 MBR!MBR!

 ※MBR=マスターブートレコード

 
Puppy 4.1.2-JP install 34  MBRは一番下の選択肢でしたので、それを選び・・

 え?

 んん??

 なんか不吉な文字が見える気がするんだけど・・?
Puppy 4.1.2-JP install 35  ちょ・・・ww

 多分危険って・・・www

 腰が引けるやろがー!!

 ですが、ちゃんと言いつけを守り、MBRを選んでOKを押します。
Puppy 4.1.2-JP install 36

 すると・・・ウゲッ・・・
 何故か英語のアラートが・・・!!

Puppy 4.1.2-JP install 37  よく見ると・・・SUCCESSの文字がwww

 ふぇぇ・・・GRUBは無事インストール成功。

 これでほぼ・・・終了・・・いや、まだか・・・
Puppy 4.1.2-JP install 38  おっとw

 とうとう日本語のガイドが無くなりましたね。

 でも、ここまでは非常に判り易かったですね。。

 で?・・・セーブ?そりゃしますよ?なので、、

 もうあまり読まずにENTER押しますw
Puppy 4.1.2-JP install 39  まだ何か?^^;

 って、ボタンが「OK」しか無いってw
Puppy 4.1.2-JP install 40  とりあえず、512MB以上でext2のパーテーションに設定ファイルを保存的な話かな?^^;

 ext2はsda1だけだし全部sda1へ入れるのが目標なので、sda1を選択します。
Puppy 4.1.2-JP install 41  んーナニナニ?

 設定ファイルの名前?

 んなもん不要でw

 このまま空白でOKをポチッ!w
Puppy 4.1.2-JP install 42  設定ファイルの暗号化?

 いらんいらんw

 NOMAL。(no encrypt=暗号化なし)
Puppy 4.1.2-JP install 43  「普通は512MBを選ぶけどwwどうする?」ってな問われ方のように思えてなりませんが、ま、気にせず、そのまんまの512MBでOK.

Puppy 4.1.2-JP install 44  おおお!!

 ようやく設定が終了しましたぁ!!

 YES,SAVE!!
Puppy 4.1.2-JP install 45  なんかもう何が書いてるかどうでも良いっすねw

 「CD入ってる?んじゃコピーするからOK押して!」的な事が書かれてるんじゃないかなぁ?^^;;

 で、YES!

 
って、最初からYESがフォーカスされてるし。
Puppy 4.1.2-JP install 46  おお!!

 今度こそ!!インストール完了!!

 ・・・なのか??

 sda1のLinuxをブートします!enterキーをポチッ!
Puppy 4.1.2-JP install 47  ・・・・・・え〜と・・・
Puppy 4.1.2-JP install 48  ん?

 なにやら見慣れた画面w

 これ、昔、RED HATでしょっちゅう見てたです^^
Puppy 4.1.2-JP install 49  はいー!!今度こそ!!

 インストール完了です!!

 左下のドライブのアイコンがCDからHDに変わってるのがお判りになるでしょうか?^^


 インストールに関しても、物凄く親切な誘導があり、確かに何箇所かは立ち止まって考えたり、悩んだり?もするかも知れませんが、判らない場合でも、推奨の処理へのボタンがフォーカスされてたりして、本当に初心者でも、なんとかなるかと思いました。

 無事、Puppy Linuxをインストールし、しばしの間、自宅で遊んだ後、実家へと戻しておきました。

 という訳で、既に手元にないのですが、また後日、もっと低スペックのノート(そう、あのVAIOw)に入れてみて、遊んで見た結果はレポートしようと思います。

 


おまけ。

折角なので LemmyOS というのを試してみます。

今回、軽いlinuxを探していて出合ったのですが、軽快なブラウジング専用のLinuxということで、LiveCDだし、折角なので試してみます。

LiveCDとは、早い話がCDだけで完結するOSなので、HDにインストールする必要が無いOSです。Puppyも同じようにLiveCDとして運用できます。

使い方は簡単です。

公式サイトからダウンロードしたisoファイルをCDに焼き、CD/DVDドライブに放り込んで、そこからブートします。
なので、立ち上げる前に、ブート順をCDが一番先になるよう、BIOSSを設定しておきます。

LemmyOS 1  とにかく何も考えてはいけませんw

 CD/DVDドライブに、isoを焼いたディスクを入れて、電源を入れるだけです。



 すると、なにやら動き出し・・・
LemmyOS 2  ほんの数秒で、一瞬この綺麗なロゴ画面が表示され・・・
LemmyOS 3  あっと言う間に・・・いやホント速攻でネットに接続!

 は・・・早い!!!

 いや、実に早い!

 しかもここまで一切の手続き無し。

 ・・・CDを入れて電源ONだけw

 ホント全く何も考える必要無し!
LemmyOS 4  終了するには、ウィンドウズボタンwを押すとメニューが現れますので、シャットダウンを選択すると、自動的に電源が切れます。 


物凄く軽いので、WEBブラウジングのみであれば、これは確かに凄いです。

但し、FLASHには非対応&今後の予定も無いそうです