レザークラフトに挑戦
No.61
2023.5.29
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【 床革のマルチポーチをカスタマイズしてみる その5 】
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完成したので反省会ですね。
【目次】
・とりあえず眺めてみます。
・実は裏地をつけました。
・ベルト通しと手直し。
まず、買ったばかりの最初の状態がコチラ。
こうやって改めて見ても、これはこれで充分に魅力的なんですよね。
そして何よりも、1000円というお手頃価格。もう一度出くわしてもやっぱり買うと思いますが、たぶん一点ものだと思います。・・・いや、知りませんけどもねw
まぁしかし、中が少し狭くて物の出し入れがしにくい、という点や、床革なので強度的な面が気になったり、勉強がてら色々といじってみたい、という欲求もあり、自分専用にアレンジというか、カスタマイズすることにしたのでした。
で、素人の私がアレコレと手を入れてみた結果がコレになります。
正直、「そのまま」の魅力には敵いませんでしたねw
まぁだけど、色々と勉強になりましたし、補強したことで破れたりはしなくなったと思うので、そこは安心して使えるとは思います。
この後、実際に使ってみて判明した問題を修正した点については、このページの最後の方に書こうと思います。
背面ですが、ベルト通しはこの様になってます。
これだと、ベルトが上下方向に通る訳ですが、これはタクティカルポーチとか実用的なアウトドアグッズとかによくある方式を参考にしてみました。
この方式の利点というか、使い方は後述します。
元のままでは、厚みのある物はほとんど何も収納出来ませんでしたので、マチを設けて収納容量を増やしました。
今回のチャレンジの一番の目玉だったのですが、行き当たりばったりでやったにしては、思った以上に上手く出来たので満足しています。
と言う訳で、細かく見ていきましょうw
中身ですが、工程の終盤で、思いつきモードに拍車がかかってしまい、途中経過の写真が残ってませんが、結局、裏地を貼りました。
裏地を貼る決心をした最大の理由は、ホックやカシメといった金具の裏側が、中に入れた物に干渉する気がしたからです。というか、たぶん干渉します。
手を付けた時点では、中に何を入れるか?なんて想定してませんので、正直どうでも良かったのですが、スマホを入れようとして、「キズ付きそうだな〜」を思ってしまうと、もう裏地を貼らずににはいられなくなってしまったのでしたw
出来れば無地が良かったのですが、この為だけに余計な買い物は出来ませんので、廃棄予定のハギレを貰ってきて適当に貼り付けました。
完全に自分しか見ない内側なので、正直なんでも良かったのですが、流石に場違いな柄ではありました。
だけどまぁ・・・なんと言っても、SDGsはハンドメイドの醍醐味の一つですので、捨てるくらいなら使った方が良いかな、と。
撮影用に中に突っ込んでるつっかえ棒の長さは10cm弱ですので、まぁまぁな容量になりました。
では、ベルト通しの説明です。
尚、ベルトを革で作るのは止めました。革である必然性が無いのと、あと、自分専用なので革を使うのは勿体ないという理由からです。ええ。
100均で売ってる黒い綾テープに、100均で売ってるベルト用のジョイントパーツを適当に組み合わせてでっち上げた物を装着しています。
本体のベルト通しは上下方向に通すデザインなので、この様にベルトが通ります。
このベルト通しの取り付け方のメリットですが、上の写真の様に、ポーチ本体に縦方向に黒いベルトを取り付けておくことで、実際のベルト(腰のベルト)を、事前に黒いベルトの後ろに通すことで、本来のベルト通しの役目が果たせるのです。
この通し方であれば、腰のベルトを外さない限り、このポーチを腰に固定出来ます。
しかし、最初にここにベルトを通しておかないと取り付けることが出来ません。
一方、上の写真の様に、もう一つ外側にベルトを通すことも可能です。
この場合は、黒いベルトにバックルが付いてますので、ズボンを履いて、腰のベルトを締めた状態から、このポーチを後付けで取り付けることが可能になる訳です。
タクティカル・バッグやタクティカル・ポーチと呼ばれるグッズは、こういった感じで、色んな方法で体や他のアイテムに、ポケットを増設する仕組みが工夫されてます。
必要最低限の装備に、後から後からオプションの装備を追加で増設できる、というのは、様々なシーンに柔軟に対応するという意味でとても重要なのです。ええ。
デメリットももちろんありまして、まぁ、格好良いかどうか?という面で賛否が分かれるのかな?とは思います。
私は格好良いと思うんですが、アウトドアとかには全く興味の無い我が家の他のメンバーには極めて不評ですからねw
そういう訳で、まぁまぁ思ったようなカスタマイズが出来たのですが、実際に使用してみた結果、色々と問題が発見されて、完成後に少し手を入れてます。
黒い綾テープもその一つで、実は当初はベージュの綾テープで、バネホックで取り外せるものを用意したのですが、これは実際に使ってみると、直ぐにバネホックが外れてしまい、ポーチが落ちてしまうという欠陥がありました。
失敗作。
その結果、この黒い綾テープにジョイントパーツを取り付けることになったのでした。
そしてもう一つは、ポーチ正面の2つのDカンです。
これも柔軟に変更できるように、バネホックを外して取り換えが可能な様にしてたのですが、これも実際に使ってみると、外れまくりで、ここにぶら下げてた物が、Dカンごと落下してしまうという事が判りました。
なので、上の写真(赤丸の部分)の様に、後からカシメでDカンを閉じ込めて固定してしまいました。
この時点でその真上のバネホックが完全に無意味になってしまったのですが、まぁ止むを得ないですね。
ではもう一度、手を入れる前と後を比較してみます。
before
↓
after
という訳で、今回は自分のオリジナルな作品ではなく、このレザークラフト・コーナーの一番最初と同じく、買ってきた物をアレンジというかカスタマイズというか、自分なりに飾ってみた時の記録でした。
次回は、自分専用のモバイル・バッテリー・ケースを作った時の記録です。
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