レザークラフトに挑戦
No.7
2021.07.04

 とにかくやってみる! 


 前回、ようやくレザークラフトの入り口を発見しました。


 中に飛び込むには、色んな道具とかが必要になりそうですが、出来るだけ準備しながら進んで行きたいと思います。

 という訳で、まずは革の扱いの基本を学んでみます。

 ここからは、ちゃんと学んだ結果をまとめた話ではなく、実際に試行錯誤しながら勉強しつつの記録になるので、勘違いやガチ間違いなんかも大量に含まれると思いますのでご注意下さい



【目次】

 ・革の扱いの初歩

 ・事件発生!!

 ・ちょい待って!一回置こ!ちょっと一回、置こ・・・




 この時点で理解してる事は、「革にには表と裏がある」という事で、なめらかな表面を「銀面」、毛羽立ってる裏面を「床面」という、とい事くらいです。

 
 型紙にそって切り抜いたヌメ革ですが、この時点で、床面処理をするのが手順という事で、ネットで調べた結果、もっともメジャーな 「 トコノール 」 と、トコノールを塗り伸ばしたり、床面を磨く為のガラス板を買ってみました。








 で、これだけでは送料的な問題が出て来るので、他にも、必要になりそうな物を合わせて購入。



針とか糸のセット。これもよく判らないので、コスパが良さそうなのを選択。



針は専用っぽいですが、他は特殊なモノには見えないですねw


 針と糸のセットは、正直、皆目判らないのですが、無くては困るので、一番安そうなセットを選びました。1000円弱でした。

 こういうのも、近くにお店があるともう少し吟味出来る気がしますが、無いものは無いので、ネットで買うしかありませんw

 
 さて、床処理の道具が手に入ったのでやってみます。


 印象としては、トコノールは、薄めた木工用ボンドの様な感触の液体ですが、これを指で床面に塗りたくって、ガラス板の曲面部分を使って全体に塗り広げます。


 すると・・・


 あっという間に毛羽立ちが収まり、そのまま更に磨き続けてると、ザラザラだった床面にツヤが出てきて、どこかで見たことがある、「革の裏側」という感じになってきます!




左が磨いた物。 右はそのままの物。
画像だと・・・ちょっと判らないですねw


 ・・・なかなか表現が難しいですねw ま、先へ進みましょう。


 床面と同様に、今度はコバも磨いていきます。




今度はこういう道具を投入。




磨いてみました。

 なるほど!

 コバも磨いてみると、色の変化はそうなんですが、革の質感が変化しますね。

 しかも! ヤスリ掛けという作業も試してみましたが、確かに、カットした際に出来てしまった余計な段差とか、切り損じとかは、これでかなりリカバリーできます。

 そのリカバリーした跡を、磨く事で消してしまえるので、ぶっちゃけ、プラモの組み立ての時にやってた事とあまり変わらないですねw

 当然、ヤスリ各種は、数、種類ともに大量に持ってますので、それらはそのまま流用可能だという事が判明しました。

 その他の道具類ですが、もともと、このキットには、キットの他に必要な道具の一覧が載っていて、それらを一まとめにしたセット商品も用意されてますので、最初からセットを買えば良いんじゃないかな?・・・と、かなり後から思いましたw


 最初はそういう事すらも判りませんでした・・・

     
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 少しずつではありますが、レザークラフト的な事をやり始めてるのですが、この次に取り組んだ作業は、本来、このキットには無い作業でした。


 なぜなら、キットに入ってる裁断済みの革には、最初からバネホックが取り付けられてるからです。

 今回、私は、その革を温存して、先に購入済みだった別のヌメ革を使ってますので、どこかで自分でバネホックを取付ける必要があります。

 そこで、今後の色んな工程を調べていて、もうここら辺で、バネホックを取付けて置かないと拙いかも?と考えて、その為の穴を、革ポンチで開けようとした訳です。


 当然、菱目打ち機の出番です!


 穴の大きさに合うのは、ダイソーで買った革ポンチなので、それを取付て、一応・・・一応ですよ?一応、100均の革端切れで試し打ちしてみたのです。ええ。


 しかし何と!!!


 穴が開きません・・・orz


 だけども、ですよ? 完成した時にはサクサクと簡単に穴が開いたのです。


 状況をよく観察してみると、どうも、下敷きにしてるゴム板の中に、革と革ポンチが沈み込んでしまう事が原因・・・つまり、下敷きのゴム板が柔らか過ぎるからじゃないのか??という疑念が湧き上がりました!

 念の為、試し打ちした時に使った革ポンチ 「 儀助 」 を使ってみると、確かにサクサクと簡単に穴が開きますが、よく見るとゴム板にめり込んでます。


 結論。


 ゴム板が柔らかすぎる & ダイソーの革ポンチの性能が悪い。


 この二つの要因で、これまでなかなか穴が開かなかった可能性が大です!!



 そこでまず、ちゃんとレザークラフト用のゴム板を買う事に。




左がレザークラフト用のゴム板。 右は振動防止用のゴム板。


 新しいゴム板ですが、今まで使ってた、パソコンなんかの振動防止用のゴム板とは違い、かなり固いです!


 今まで使ってた物は、7cm四方くらいに切ったゴム板ですが、これは握って曲げれる程度には柔らかいです。

 一方、新しいレザークラフト用のゴム板は、10cm四方ですが、両手でも簡単には曲げられないほど固いのです。

 このレザークラフト用のゴム板を使って、ダイソーの革ポンチを試してみた所、比較的小さいサイズのポンチの場合は、急激に穴あきが良くなりました!


 ポンチが多少悪くても、ゴム板が固ければ、穴は明け易くなることが判りました。


 ちなみに、試し打ちに使った、ちゃんとした革ポンチ「儀助」は、良く調べると、大工工具の超老舗メーカー (株)高儀 のちゃんとした製品で、ダイソーと比べてる場合では無い、ガチでまともな物でした。

 ・・・前にもこんな話をした気が・・w 水平を取る、水準器の件でしたねw


 工具、道具は、最初からちゃんとした物をそろえるべき理由がここにありますね。


 で、ですよ?


 「儀助」と同じサイズの、ダイソー革ポンチもあるのですが、これを、新しいゴム板を使って試した訳です。


 これが・・・・・なかなか、サクっと穴が開きません。

 2回、3回と、菱目打ち機のレバーを押し下げて・・・やがてかなり力を込めて・・・


  んーーっ!とりゃぁあーっ!!



 ・・・・・ギシッ!!!!!





 ・・・え!?




物凄い異音と共に現れた段差!




 くっ・・・く、糞がぁぁああああーー!!!


 余計なチャレンジをした結果、あれだけ太いボルトを、しかも2本も使ってガッチリ固定した筈の板が、3mmもズレてしまうという大事件発生・・・




 ・・・いやいやいや・・・

 んー、これは・・・えーと・・マジか!?



 こんな速攻で壊れますかね???


 壊れたというか、いや、壊れてはいませんよ?w


 だけど、これだけ盛大にズレてしまうと、その先に取り付けられてるトグルクランプの取付角度は完全に狂ってしまい、垂直は失われた筈です。というか実際に失われました


 「思ったより簡単に作れた」 とは言いましたが、それなりに苦労もし、時間も掛けて、水平と垂直に拘って完成させた自作マシンですからね・・・かなり凹みます。


 とりあえず、ボルトを外して元に戻そうかと思いましたが、ちょっと手で元に戻るかどうか、押してみた所、この状態のまま全く動きそうも無いので、ボルトを外すのは止めました。

 これだけズレてるので、ボルト穴が歪んでる筈です。この影響は、本体全てのボルト穴に及んでる筈なので、このまま固まってる様であれば、迂闊にボルトを緩めない方が良いと判断しました。


 そこで、しばし考えた後、別の方法で切り抜けることにしました。

 まず、トグルクランプを取付けてるボルトを、当初よりも少しだけ長い物に変更。

 スプリングワッシャーをはめて、弛み防止を施した上で、トグルクランプと、取付板の間に、ワッシャーを追加して、角度を付けることにしました。


 とりあえず、この応急処置で支柱の傾きはそのままに、トグルクランプは台座に対して垂直を取り戻せたので、 この問題は一旦解決とします。

 念の為に支柱を元に戻るかどうか、もう一度、今度はしっかり力を込めて動かそうとしましたが、素手では全く動きそうにないので、これは一旦このままにします。

 トグルクランプが垂直に戻ってるので、実使用上は問題ありませんからね。


 ですが、切れない革ポンチを使うという事が、どれだけ時間とエネルギーの無駄遣いなのか?という事と、最悪は自作の菱目打ち機が壊れるという事が判明しまたw



 レザークラフトが進みませんw


 しかしまぁ、色んな問題が出てきて、それを解決していく事は、目的達成の為の重要なプロセスなので、むしろ好奇心を持って解決にあたるべきでしょう。

 ちなみに次回は、この自作の菱目打ち機が壊れそうになった事について、多少、検証したいと思います。

 今回、明らかになった、ゴム板の固さ問題にしても、実は今までの苦労の原因の一部だった訳ですし、それをどうするか?は今後の作業環境にとっても、物凄く重要な問題です。


 しっかり検証した上で、どうするか?

 今後どうしていくか?を決めていきたいと考えています。


 ・・・早く小勢入れを作れ、とww




 







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