レザークラフトに挑戦
No.10
2021.07.10
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【 初めてのレザークラフト 続編 その1 】
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一応、キットをそのまま作る、という事をやってみて、改めて、今後もレザークラフトを趣味にしていこうという気持ちになりました。
しかし、度々叫んでるwことなのですが、コロナ禍に巻き込まれた為に生じてる、様々な問題がなかなか片付かない、というか手続き事が次々と発生して、当然というか仕方が無いとは言え、思うように趣味の時間がとれませんw
しかし、そうは言っても趣味は趣味。
引き続き、コツコツと楽しんで行こうと思います。
【目次】
・小銭入れへの小細工とコバ磨きの続き→完成!
・キーホルダーを作ってみることに!
・ちょっと待て!! 謎のネジ念!
親にプレゼントする物なので、自分の習慣を押し付けるのは違うのでしょうが、やはり小銭入れと言えば、紛失防止用の仕組みは必須です!はい!ww
そもそも、私がレザークラフトという分野に興味を持った切っ掛けが、手作りバザールで買ってもらった小銭入れ(コインパースと呼ぶらしいです。)への、ほんのちょっとした細工からです。
同じ事を、自分が作った物に施さない訳がありません!w
100均でピンオンリールを買ってきました!
100均で適当にピンオンリールを買ってきましたが、コインパース側に施す細工は、以前にやった事を参考に、残ってた金具を取付けます。
その間を繋ぐ金具類も、基本的には100均で揃える事ができました。
がしかし・・・このピンオンリールだと・・なんと言いますか・・・その、一気に安物感が溢れ出すというかww
いやいや、コインパースの出来栄えを考えれば、とても偉そうな事など言えない事は百も二百も承知してますが、なんかね・・・
ダイソーでもう少しマシな感じのピンオンリールを見つけました。
こっちの方が、 ややマシな気はします。
とりあえず、コインパース側にはさっさと金具を取付けましょう。この金具は以前に購入した物の余りで、まだ数個残ってます。
ちなみにですが、この金具は、手カンとかトチカンとかドロップハンドルとか呼ぶそうです。
でもどうでしょうかね、こう・・・全体的になんかシックリ来ないので、ここで暫く中断。
中断してる間に、ずっと頭の片隅に引っ掛かったままのコバ処理に関して、ネットで学んだ事を試してみる事に。気分転換ですね、
協進エルのコバワックス 300〜400円前後でしょうか。
前回以降、コバ処理がどうも思った感じにはなっておらず、それ以上、どうするかも判らなかったのですが、今回は、ロウを塗って磨く、という方法を試してみることに。
既に糸に塗る為のロウを購入済みなのですが、これは「コバワックス」という商品名なので、試してみたくなりました。
一応ですが、実験として、かなり薄めた染色液で、ほんの少しだけコバに色を付けてから、コバワックスを試してみました。
はいっ! 予想以上でしたっ!! これは良いですね!
それと、良い香りなんですね!コレ。 好みの問題かも知れませんが。
そのままでも、甘いというか、なんというか、絶妙に良い匂いなんですが、溶かすともっと良い香りがフワッと辺りに漂います。これは何の香りでしょうか。
蜂蜜かな? それともちょっと違うか。 なんでしょうかね。
先に買った、糸用のSEIWAのプロワックスも、よく確認すると似た匂いがするのですが、こちらには成分として「蜜蝋」と記載されてましたので、蜜蝋の香りなのかも知れませんね。
使い方ですが、そのままコバに擦り付けてから磨くという事らしいです。
今回、私の場合は、改めてヤスリ掛けしたり、水で磨いたり、トコノールで磨いたり、などを繰り返した後、コバワックスを塗ろうとしたのですが、ワックスが削れるばかりwで、ロウが上手く乗ってくれなかったので、サッと火で焙って軽く溶かしてから、コバに刷り込んでみました。
直ぐに冷え固まるので、そこを布でゴシゴシ擦って磨くと・・・
これが、どんどんと良い色艶が出てきて、急激に 革感 が増しました!!w
うん!コバ磨きはこれで納得!完成!
というか、コインパース本体に関しては、ようやくこれで完成!という事で納得出来ました。
さてさて。
完成したコインパースを繋ぐ為に、ピンオンリールを接続するのは良いとして、やはりそのままだと、どうしても安っぽくなるので、更にその先に、自作のキーホルダーを作ってみることにしました。
スケッチw
下手糞な絵を描いて何をやってるかと言いますと、以前に、綾紐を使ってキーホルダーを作る練習をしましたが、その際に、手元にあるバネホックの足の長さが短くで、思った具合に装着出来なかったので、その二の舞とならないよう、事前に確認してみた次第です。
手元のバネホックは、厚さ2〜3mmまでなら取付可能。4mmだと取付がかなり厳しいのです。 たぶん4mmがギリギリ。 バネホックとスプリングホックが入ってる、この手元のセットに説明書は無く、もちろん購入時には、そんな部分を確認するなどという基本的な知識は持ち合わせて無かったので、仕方がありませんww
で、今回使ってるヌメ革は暑さ1mmなのですが、練習時にも思った通り、これでは頼り無さ過ぎます。
床面同士を貼り合わせて両面を銀面にして、2枚重ねにすることで厚みを増せば、なんとかしっかりとしたキーホルダーになりそうです。
2枚重ねると、当然2mmになりますので、この厚みならバネホックは取付可能ですが、スケッチの通り、片側は折り返してDカンを閉じ込めたいのです。
すると、その部分は2mm+2mm=4mmという事になるので、こちら側にはバネホックが取り付けられなくなります。
前回はそれで一旦諦めたのですが、今回はそれをどうにかしてみます。
スケッチを基に、長さや太さを考えながら、型紙を作っていきます。基本的には2枚重ねにする予定で、折り返し部分は、折り返す事で2枚重ねになる様にします。
型紙通りにヌメ革を切り出します。
難関の曲線部分ですが、だいぶ上手に裁断できましたw
床面を磨く前に床面同士を接着します!
接着したら、残り部分の床面を磨きます。
しかしよく考えたら、ここは磨く必要がありません。
接着するなら、むしろ 磨いてはいけない部分かと。
残り部分は、Dカンを挟み込んでから接着します。
接着面は磨かずに、むしろ 荒らすべきですね。
接着が完了すれば、次は手縫い作業です。
初心者用に推奨されてる、よくあるデザインのキーホルダーなので、手順は単純です。
ここで、コインパースを作った時は使わなかった道具を使うことに。
「ネジ念」という道具なのですが、これは、どこかで見た「一番最初に最低限必要な道具」、という中に含まれていたので、何が何だか判らないまま、とりあえず一番安そうなものを購入しておいた物です。 ・・・こういう購入の仕方は良く無いですよね・・・
ネジ念の役目は、菱目穴を開けたい場所に、直線のガイドを引く、というもので、革にガイド線を着けながら、コバも整えたりできる道具です。
ネジ念。
コインパースを作った時に使わなかった理由ですが、実は使おうとはしたのですが、どうも上手く使えず、結局、使い方が理解出来なかったから、ですw
なので、クラフト社が推奨する、ヘラ付ヘリ磨きを買って使用したのでした。ヘラ付ヘリ磨きはとても優れた道具なのです。
これ一本で、コバ磨きも出来ますし、ガイドラインも引けますし、何なら床面磨きも出来ますからね。 しかも! お安い!のですw
しかし今回は、折角なので、前回、使い方が判らなった ネジ念 を使ってみようと決心して、100均の端切れを使って練習したのですが、どうしても上手く使えません。
そんなに複雑な道具じゃないので、何が問題なのか判らなかったのですが、しばらく100均の端切れで使い方を研究してる内に、奇妙な事に気が付きました。
お分かり頂けるだろうか?w
上の写真は、ネジ念を下から見てる状態です。見えてる面が革に接する部分です。
赤い矢印の部分、つまり先端の部分ですが、上側が少し出っ張ってます。つまり、実際に使用する際の左側です。
本来、ネジ念の先端は左右で少しズレというか段差が出来る様に作られていて、その段差を革のコバ部分に当てることで、革表面に菱目のガイドラインを引くのです。
なので、ズレてる事自体は正しい訳です。
・・・ただ・・・ちょっと思ったのですが・・・
これって左右逆じゃね? とw
ネットで見る限りですが、普通は、ネジがある方の側、つまり右側が出っ張ってるように思うんですよね・・・違うのかな?
これは上からの図。うん、左側が出っ張ってますよね?
どうですかね?左側(奥側)が前に出てますよね?
これでどうでしょうか??ww
明らかに左側が出っ張ってますよね???ww
右手でこのネジ念を持ってガイドを引く場合、革の右端に、ネジ念の出っ張った側の刃を引っ掛けて、出っ張って無い側の刃で革にガイドを引くのが通常の使い方だと思うのです。
たぶん、こう使うんだろうと思います。
しかし、こうなってるんすよね・・・w
いや、コチラはド素人なので、道具への理解や使い方がそもそも間違ってるのかも知れませんよ?
だけど、このネジ念でガイドを引こうとすると、ネジ念を物凄く傾けないと、革の端に刃が引っ掛からない上、ネジ部分が作業台に当たってしまって使えないんですよね。
・・・いや、こうはならんでしょw
真横から見た状態の先端を拡大するとこうなってる訳です。
真横から見た図です!!斜めから見た図ではありません。w
右側(手前)の刃が、少し後ろ & やや上にズレてるのです。なので、逆さにしようがどうしようが思った様に使えません。
使い勝手が良い悪いの以前に、・・・そもそも道具として使えない気がするんんですよね、コレ。
んー、ひょっとして左利き用ですかね??
確かに左手に持って、革の左側で使おうとすれば使えそうですが、左利きじゃないので、めっちゃ使い辛いw もちろん、購入履歴を見ても、左利き用とは一言も書いてない。
そんで、もし左利き用なら、ネジの位置も逆にしますよね?しませんかね??w
色々と調べてると、こういう道具は、自分で自分が使い易い様に加工するのが職人さんの常識的なお話もありましたが・・・これだけのズレを直すには、またそれなりの工具が必要な訳でw しかも金属ですからね・・・ その内、チャレンジしてみても良いですが。
返品しようかとも思いましたが、ひょっとして自分が間違ってるのかも知れませんし、届いてからとっくに一カ月以上経過してますし、何よりも、よく判らない物を適当に買うのが悪いと痛感しましたので、自戒の意味も込めて、記念に持って置くことにしましたw
予想外のタイミングで登場した 奇妙な道具 のお陰で、キーホルダー作りが中断してしまいましたw
これまで色んな通販サイトで、色んな物を購入してきましたが、こちら側の勘違いで、間違って購入してしまって返品・返金してもらったのが2回。
注文したものとは異なる物が届いたのが1回。これも即座に返品・交換してもらいました。
いずれにしても、即座に対応してもらえましたので、今回も言えば交換もしくは返品対応してもらえたと思いますが、上にも書いた通り、ちょっと通販に慣れ過ぎてて、適当に注文し過ぎだわw という事を強く感じたので、こういう結論にw
次回は、キーホルダー作りの続きです。
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