レザークラフトに挑戦
No.59
2023.4.10

【 床革のマルチポーチをカスタマイズしてみる その3 】



 手作りバザールで購入した、床革で作られたマルチ・ポーチを、勉強を兼ねて自分用にカスタマイズしているお話の続きです。


 作業進行途中の記録です。



【目次】


ポケット等を増築します。

Dカン用のミニベルトを取り付けます。

ポケットにオリジナル・ロゴを刻印します。




 
 ポケットを追加する為の素材は、以前にB級品というか、ワケ有り品として安く購入させて頂いたヌメ革をを使います。

レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 01

 このヌメ革ですが、ワケ有り品を3枚セットで、普通の2/3ほどの割安価格で購入させて頂いたのですが、確かに1枚はこの通り、虫食い跡の様な斑点が無数にあって、しかもストライプ模様も入ってます。


 この小さな斑点ですが、その中央に極々小さな傷があるので、恐らくは虫食い跡なんだろうと思います。・・・違うかも知れませんw


 ナチュラルマークと呼ばれたりもする、こういった自然についた傷や模様というのは、素材が本物の革であることの証拠とも言える、という事ですが、そう言われてみれば確かにそうですよね。


 レザークラフト初心者としては、他人様に貰ってもらえるレベルの作品が作れる様になるまでは、ともかく安い素材というのはありがたい訳でして、こういう自然についた傷や模様というのは正直、全く気になりませんから、値段が下がる分だけむしろありがたいくらいです。

レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 02

一番模様が多い部分を選択w

 確かに、販売するとなると、ちょっと難ありという事になるのかも知れませんが、勉強で作ってる物というのは個人的に使う以外にありませんので、一切気にせずに進みます。


 とは言え、今回は敢て一番模様や傷が目立つ部分を狙って切り出しました。多少なりともマシな部位は、少しでも技術が上がった後で作る他の作品に使いたいですからね。


 それよりも気になるのは、革の硬さですかね。


 現時点ではまだ沢山の素材に触れた訳ではないので全然正確ではないですが、タンローのヌメ革の場合、A4サイズで1枚1300円以上する様な革はもっとしなやかな印象です。


 今回使うワケ有りの革は、かなり固めな気がします。


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 03


 久しぶりなので、ちゃんとしたヘリ落し(クラフト社)と、ちゃんとしてないヘリ落とし(amazonで適当に買ったやつw)を使い比べてみました。


 以前にも使い比べた事がありますが、時間が経ってどうなのか?を確認。


 時間が経つと、ちゃんとしてない方の切れ味がかなり落ちてましたが、クラフト社の方は普通に切れ味が良いままでした。


 道具はちゃんとした物を使った方が、結局はコスパが良いです。


 なお、ちゃんとしてない方は、研ぎ直した結果、一応、切れ味は戻りましたw





 他にも様々な小さな切れ端がありますので、それでもう少しデコることに。

レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 04

ホンの小さな切れ端も捨てずに残していますw


 タンローのヌメ革の切れ端は、染色実験した後で、金具用のベルトに使います。


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 05


 適当にこねくり回しながらデザインを考えているので、後で問題が出てくる気がしますw


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 06


 色々と考えた結果、大小2種類のDカンを取り付けるベルトを、本体に縫い付けることにしました。


 Dカンに色々と吊り下げようという魂胆ですが、飽きる気もするので、Dカンを外したり、他の物に変更出来るよう、ばねホックで交換可能な様にしてみることに。


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 07

 ハッキリした完成形をイメージせずにやってるので、作業の順番が後先逆になったりしてますが、こういった場合も何とか乗り切れるようになれれば、それはそれで儲けものですからねw





 とりあえず、完成イメージ。

レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 08

 ポケットは、割と派手な虫食い跡と縞々模様があるのですが、それを誤魔化すと同時に、ワンポイント・アクセントとしてオリジナル・ロゴマークを刻印することに。


 そう言えば、このロゴマークは商標登録を済ませました。


 それぞれ別案件ですが、実用新案、意匠、商標の3種類の知的財産権の登録を、全て100%自力でやり遂げました。


 やってみて思ったのは、特許以外の3種類の知的財産権の登録については、必至になれば自力でもギリギリどうにかなりますが、特許に関しては少しレベルが違うので、そこには手を出さない方が良いかな、とw


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 09

 流石に、ちゃんとした(?)ヌメ革には、ガッツリと刻印が入りますね。


レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 10


 接着してから手縫いしていきます。

レザークラフト 59 床革 マルチポーチ カスタマイズ 11

 手縫い作業が完了しました。


 刻印を入れたポケットを縫い付けてから思ったのですが、これだとまるきり自分がデザインした自分の作品みたいになっちゃいますよね・・・


 えーと・・・そういうつもりじゃありませんので。。(汗


 元の作品に対する敬意はしっかり持ってますし、そもそもその魅力に惚れてのカスタマイズであることを改めて表明しておきます。


 気に入って個人で使う為の物を、自分好みにデコってる訳なので勘弁して頂きたく思います。



 思うんですが、下の箇条書きの順番は何とかならなかったんでしょうかねぇw


 ・完了 → ポケットを増設したい。

 ・収納容量を増やしたい。 → 次回挑戦!

 ・完了 → ベルト通しを取り付けて、ウエスト・ポーチというかツール・ホルダー的に装着したい。

 ・完了 → 床革なので強度も上げたい。


 次回、収納容量を増やす為に、マチを増設していきますが、素人である私にとってはこれが今回のラスボス戦的なチャレンジになりそうです。











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