レザークラフトに挑戦
No.60
2023.5.13
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【 床革のマルチポーチをカスタマイズしてみる その4 】
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どうにかゴールが見えてきました。
もともと明確な完成イメージを持たずにやってるので、今更ですが、何をもってゴールなのか?は判りませんけどもw
【目次】
・最終工程の前のチェック。
・マチを増設して収納容量をUP。
・カシメで止め直して全ての工程、完了。
さて、現時点での裏側はこんな感じになってます。
横一文字に走る何かの痕跡!
中央の黒い裏打ちですが、こちら側も密かにひび割れに発展しそうな部分が見つかったので、その補強です。
以前にも定期入れを作ってる時に、透明プラシートを貼る為の土台として使ったことがあるのですが、100均で売ってる補修用の布シールを利用しました。これはこれでちゃんと丈夫なのです。たぶんですが、手芸屋さんで買った方が安いかも。
本当は、内側全部に裏地を貼りたいのですが、何をどうやれば良いのか皆目見当もつきませんので、とりあえず補強が必要な箇所だけにしました。
ところで、写真を見るとハッキリ判るキズ?というか、端から端まで何かの跡がしっかり入ってますね。
実は写真を見るまで気付いてませんでしたw 自分で使う物なので、全く気になりませんけども、こういうのも革の面白さだと思うんですよね。
このキズ?を知ってから、表側の写真を見てみると、なるほど、表側にも痕跡がありますね。全く気づきませんでしたが、まぁどうでも良いですねw
さて。
表側は希望通りゴテゴテした感じにはなりましたが、やはり、もう少し機能面をちゃんと考えれば良かったと思います
何せ、具体的なイメージを全く持たないまま始めてしまいましたからね・・。
それと、ロゴを刻印したポケットですが、色が浮いてますね。
という事で、馴染ませる為に、ニートフットオイルを塗り込んでみました。
そもそも、この革はB級品だからなのか?もともとこういう種類の革なのか?が判らないのですが、最初からかなり乾燥した感じがして少し硬めだったので、仕上げの際にオイルを塗ってみようとは思ってたのです。
折角ですから、実験できる事は何でもやっとかないとね。
塗ってみると、結構しっとりとして良い感じに柔らかくなりました。
ニートフットオイルってこんな感じになるんですね。勉強になりました。
ところで、このオイルのラベルには「Neatsfoot OIL」って書いてあるんですが、「ニーツフットオイル」じゃなくて、「ニートフットオイル」って一般的に呼ばれてる様です。
neatは牛の事だそうで、footは足で、日本語でも牛脚油と書くそうですし、意味的には良いんですけども、なんで「ts」を「ツ」と読まないのか?は、ちょっと調べた限りではよく判りませんでしたw
さて、最終段階です。
これは最初に構想してた通りですが、マチを持たせて収納容量を増やしてみます。
ダイソーの革シリーズw
2023年4月時点では、もう近くのどのダイソーでも全く見掛けなくなった、ダイソーの革シリーズですが、私はタイミング良く買い集めてたので、我が家には数種かつ何枚かの買い置きがあります。
このサイトではお馴染みの、例の、謎の白い革のお陰で、色んな事をかなり勉強させてもらいましたが、丁度その当時、取り扱い商品の種類がかなり増えてたダイソーの革シリーズで、使い勝手が良さそうな商品は見つけ次第、一応、中身を吟味した上でですが、なるべく買っておいたのでした。
身近で気軽に安価で革を購入する手段がネット通販以外にありませんからね。
とてもラッキーだったのですが、私がレザークラフトを始めたタイミングでダイソーの革シリーズが充実し始めたことと、ある程度知識が増えて、ネット通販で買うにしても、一応はちゃんと欲しい物を選んで買えるようになってきたタイミングで、何故かダイソーのレザークラフト関連商品の取り扱いが激減したことは驚きでした。
今回、出番となったのはコレ。
かなりペラペラで、言い方は悪いですが、最初からだらしないシワがありますw
一見すると合皮っぽく見えるのですが、ちゃんと本革(何の、どういう革かは知りませんがw)です。
正直なところ、この手の革というか、ヌメ革以外は、表面がPUで加工されてても私には判りません。見た目が好みかどうか?が重要ですね。
このダイソーの革は、まぁ好みでもなんでもありませんが、練習用として一応買っておいた物ですw
かなり薄く、とても柔らかく、だけども、しっかり丈夫なんです。ええ。
床面はこんな感じです。
恐らく、今回のこういう場面でしか使い道が無い気がする感じの品物ではあるので、正直丁度よかったですw
コピー用紙を押し当てて採寸する、という原始的な方法しか思いつかなかったので、紙を何枚も無駄にしたのですが、どうにか必要であろう部分を採寸して、何とかかんとか確定した形に切り出して、シワになる部分を縫い合わせておきます。
そもそもマチを持つ構造には作られてない所に、強引にマチを追加するのですが、内縫いで縫うと、当然ながら内側に不自然で邪魔な出っ張り(縫いシロ部分)が生じますので、敢て外縫いで縫って縫いシロ部分を外側にはみ出させることにしました。
見た目も、この方がワイルドですしね。
そもそも荒っぽい感じが魅力の、床革を使った作品を自分専用にカスタマイズしてる訳で、今回は元からコバ磨きとかもしない予定でしたので、それもこのマチに使った革にとって好都合。
コバが磨けるタイプの革ではありませんのでね。
という訳で、後は元々の通り、縫わずにカシメで固定していきます。
最終工程です。元々あったカシメ用の穴をそのまま利用します。
そのまま利用すると言っても、追加したマチ部分には穴が開いてませんので、しっかり接着してから、全く同じ個所に若干小さ目サイズの穴を開けてていきます。
最初から開いてた穴が少し緩くなってしまってるので、それを埋める意味で若干小さ目の穴にしました。
穴があいたら、後はカシメていくだけなのですが、ここで少し問題が発生。
元々の物と同じ様にアンティークゴールドのカシメを使おうとしたのですが、手元のカシメの数を見てみると、ちょっと足りなくなることが判明w
これもよく判らずに購入したカシメ・セットのです。
初心者の私にとっては買って良かった物の一つではあるのですが、実際に色々と作っていくと、まぁアンティークゴールド以外の色って使わないんですよね。
セット内容は、大足長・大・小の3種で、カラーがゴールド、シルバー、アンティークゴールド、ガンメタルの4色になってます。
ところが、私の個人的な趣味的には、アンティークゴールドにしか出番が巡って来ないんですよね。百歩譲ってガンメタル。
なので、このセット自体は買っておいて良かったのですが、出来れば練習で作ってる物や自分用の物には、金とか銀とかの、なんとなく使い辛い感じの物から使うことにしました。
そういう訳で、今回は、アンティークゴールド→ガンメタル→シルバーの3色に。
アンティークゴールドの数が足りないと思った時点で、慌ててガンメタルに切り替えたのですが、数個使ってから、これも残り少ないという事に気が付き、思い直して、たぶん今後も使わないであろうシルバーに切り替えたのでしたw
カシメの色が3色になってしまいましたが、まぁ、正直、誰も見ないと思うので気にしないことにしました。
という訳で、とりあえず完成です。
という訳で、最初の箇条書きに関しては、一通り完了したのでした。
・完了 → ポケットを増設したい。
・完了 → 収納容量を増やしたい。
・完了 → ベルト通しを取り付けて、ウエスト・ポーチというかツール・ホルダー的に装着したい。
・完了 → 床革なので強度も上げたい。
次回、反省会となります。
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