レザークラフトに挑戦
No.76
2024.11.8

【オリジナル小銭入れ 試作2号 その2



 あれだけ嘘みたいに暑かった夏でしたが、この1か月ほどで急激にカレンダー通りの寒さになってきました。


 そろそろ灯油タンクとかを準備し始める時期ですね。

 
 さて、試作2号は、前回の1号の手順を確認しながらですので、新たな試行錯誤も無くムーズに作業が進みます。



【目次】


組み立て開始。


試作1号と比較。


仕上げ。





 試作1号の時に悩んだ箇所や失敗した箇所は、事前にまとめて解決策も一緒にメモしておいたので、作業自体は淡々と進めることが出来ました。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 01

   今回も鞣し方の異なる3種類の革を使いますので、前回と同様にコバ仕上げ剤を使う予定です。

 パーツ数は予定通り1つ減らしました。


 後は縫い合わせていくだけです。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 02

 菱目打ちと菱錐を併用して、革に穴を開けていきます。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 03

 菱目打ちだけで打ち抜ければ楽なんだろうと思うのですが、これも修行と思えばそんなに苦にはなりませんw

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 04

 やはりこの菱錐が使い易いです。


 まだまだ未熟ですが、かなり真っ直ぐに貫通させることが出来る様になってきました。


 これがもっと分厚い作品になってくると、難易度が段違いに上がってくると思うのですが、あくまで個人的な話にはなりますが、大きなバッグとかそういう作品にはあまり興味が無く、財布といっても長財布にもあまり興味が無いので、二つ折り財布とか小銭入れとかだと厚みは最大でも1cmくらいなのかな?と思ったりしてます。


レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 フェニーチェ ニュートラル ホワイト 05

 という訳で、手縫いの工程に入りましたが、塗ってからコバ処理するのか、コバ処理してから縫うのか?が判りません。


 よく判らないままやってますが、縫う工程でコバが波打ったりするので、今のところは縫ってからコバ処理することにしています。






 ここまで実に淡々と作業してきまして、後は仕上げを残すのみとなりました。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 グランツ GZ-GB 06

試作1号と比較。 正面

 特に問題も無くここまできました。


 予定通り、サイズは一回り大きくなってます。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 07

試作1号と比較。  背面


 背面は、こちらもも予定通りパーツ数を減らした結果、少し寂しくなったとは思いますが、その分だけシンプルになったとも言えますw


レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 08

 コバを整える為、久しぶりにミニカンナを使います。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 09

 ミニカンナのお陰で何とか平面を出せました。


 色んな動画を見させてもらってると、プロの職人さんたちは、こういう作業でも革包丁でサクっとやってしまえる技術をお持ちですが、私はまだ革包丁を購入する域にすら到達してませんので、こんな感じでコツコツとやってますw






 仕上げ剤ですが、今回はフェニーチェのダークブラウンを使ってみました。

レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 10


 画像に見慣れない道具が写ってますが、これは先端が回転するタイプの道具でして、この件に関しては後日まとめる予定です。


レザークラフト 76 オリジナル小銭入れ 試作2号 11

 下地にニュートラルを塗るのが基本という事で、ニュートラルを塗ってから、ダークブラウンを2回塗った状態ですが、それだけでかなり綺麗になりました。


 こうやって見ると、仕上げ剤を塗る前にもっと丁寧にコバを整えておかないと粗が目立ってしまいますねw


 まぁしかし、とりあえず完成です。


 いつも通り、細かい反省点は多いですが概ね順調に進みました。



 次回、試作2号の反省会です。












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