レザークラフトに挑戦
No.5
2021.07.02
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【 菱目打ち機の自作 後編 】
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この時点で、まだレザーもクラフトを始めるには程遠い状態ですが、仕方ありませんw
ちなみに、日中の明るい時間にバンバン叩いて菱目を開けた端切れを使って、糸の通し方とかを、動画を見ながら勉強してますが、簡単そうに見えて難しいものです。
同じ様にやってるつもりなのですが、プロの職人さんとの違いに愕然とするばかり。
ともかく、その練習の為にも、革に穴を開けねばなりませんので、菱目打ち機の完成を急ぎます。
【目次】
・いよいよ最終段階へ突入
・試運転!!
・菱目打ち機を自作した感想
以前に少しだけ、ネタフリをしておきましたが、ここ至って、ダイソーで買った水準器と、ちゃんとした日本製の水準器で、かなり差が生じる様になってきましたw
左はDAISO 右は日本の水平器メーカーのエビス
・・・お分かり頂けただろうか?
何度も測ってると、この様に大きな差が出たり、あるいはその差が縮まったり、全く同じ地点で測っても、前回より更に広がったりするので不思議ですw
エビスの水準器は常に一定。同じ結果を示してくれます。
もちろん、場所を入れ替えたり、裏表反転させたり、寝かせたり立ててみたり、様々な検証を行った結果の話です。
さすが日本の水平器メーカーである(株)エビス エビスダイヤモンド印 の水準器 ですね。安心感が違います。
そういうちゃんとした製品と比較して、ダイソーのが精度が悪いと指摘しても仕方が無いとは思います、というか、失礼にあたるとは思いますが、計測器はちゃんとした物を使った方が良い、という事ですね。
こうなると、ちゃんとした水準器を買っておいて正解だった、と確信できますね。
そんなこんなで、新しいドリルを買ってきました。
今後、このドリルを使う機会がどれだけあるのかは知りませんがw
まぁしかし、DIYで使う工具ってそういう物です。
では、作業再開です!
まず一か所目。
仮止めに使ったコーススレッドはそのままにしておいて、一番全体を締め付けそうな場所に、まず一本目のボルトを通して締め付けます。
この状態で、しっかりと各部の水平や垂直を確認し、さらにガタツキが無いか?等、念入りにチェック。
ここから一か所ずつ、コーススレッドを抜いては、その穴をドリルで貫通させてボルトで締め付ける、という作業を地道に行います。
バリッ!!
一本目の時に作業に使ってる台に穴を開けてしまったので、2本目は宙に浮かせて作業したのですが、ドリルが抜けた箇所が少し割れてしまいました。
しかし、その時点では、その原因が理解できず、3本目で遂にこの有様ww
流石にこれだけ大きく割れてしまったので、原因を調べると、こういう作業では必ず、「捨て板」を下に敷いて、捨て板ごと穴を開ける必要がある、という事が判りました。
強い力でドリルが抜けて来るので、一番下の板が割れてしまうのだそうです。
だから、1本目では割れなかったんですね・・ 勉強になりました。
全てのボルトを装着、締め付け完了!!
ようやく完成ですっ!!
てっぺんの水平が・・・ま、ま、誤差の範囲です!!
一応、トグルクランプは地面と土台に対して垂直を保っているのでセーフw
どうにか完成にまで漕ぎ着けたので、細かい調整や、修正なんかは後回しにして、ちょっと使ってみたいですよね!? 知らんがなw
なので、早速・・・
サクッ!!
うぉおおおおーっ!!!
サックサクっ!ww
今まで散々苦労してきた革ポンチでの穴開け作業が、一瞬で行えますwww
しかも!
ほとんど力を入れずとも、サクっと静かな音を立てて革に穴が開いていきます!!
菱目打ちも、サクサクです。
ともかく静かです!
水平と垂直に拘った結果、使用中、どこにもガタツキは無く、非常に快適かつ静かに各種穴開け作業が行える様です。
基本的には、レザークラフトをやっていて必要に迫られて作るのが普通で、そもそもレザークラフトを始める前段階で、いきなりこれを作る人はあまりいないのかな?とは思いますがw
しかし、ほんのちょっと真似事をやってみようとしただけで、いきなり家族から音と振動に関してNGを出されてしまったので、仕方がありません。
尚、この菱目打ち機を作ってる時の方がよほど大きな騒音を出した訳ですがw
という訳で、作ってみた感想ですが、思ってたよりは簡単に作れた様に思いますが、なんじゃかんじゃで結局、3週間くらい掛かりました。
時間が掛かった最大の理由は、必要な物をを最初に揃えていなかった事と、途中で何度も必要な物を買い足しに行った事で、何度も作業が中断してしまった事にあります。
水準器やドリルなどを買いに行ったり、それとは別に、ネジ類を買いに行った際に、ワッシャーを買い忘れてしまって、買い物に行くまで数日中断とか、ともかく何度も中断しましたw
ハンドルを立てた時の最大高は約57cm。
重量は約3kg。
作業台の高さは、端材で調整します。
ドリルチャックに装着する道具の長さによって、作業台までの距離が変わりますが、これが実際に使ってみると、その差が想像以上でした。
上の写真のままだと、トグルクランプとドリルチャックの間をどれだけ長く調整しても長さが足りないケースが出てきました。
なので、残った1×4材を同じ長さに切った端材を使って、必要に応じて台座の高さを嵩上げして調整するのですが、そもそもトグルクランプの取付位置が多少高過ぎた模様ですw
この問題は、ある程度は最初から覚悟してましたので、しばらくは端材で隙間を埋める方法で使いますが、早々にトグルクランプ側のシャフトを延長しようと思います。
ただ、恐らくは、延長したとしても、最終的に端材による高さ調整は絶対に必要だと思うので、その作業からは逃れられないと覚悟しましたw
という訳で、菱目打ち機の自作作業は、これにて終了。
以降は、本当に一から、いやゼロからの、レザークラフトへの挑戦となります。
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