レザークラフトに挑戦
No.63
2023.11.25
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【モバイルバッテリーケース その2】
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モバイルバッテリーケースの続きです。
前回、試作の為の試作品を作ってみて、色々と失敗しましたが、失敗する為の実験みたいなもんでしたので、気にせずに次の段階へと進みます。
という訳で今回から試作品を作っていきます。
【目次】
・設計し直したので試作品に取り掛かります。
・最初の難関になりそうな予感w
設計段階で勘違いしてた部分の修正も含め、試作の試作で判明した問題点を見直した型紙を作り直しました。
今回はヌメ革を使うのですが、特売の時に格安で買ったハギレの詰め合わせの中に入ってた物を利用させて頂くことに。
丁度(ん?)、中途半端なサイズ&形のハギレがあり、寸法はギリギリでしたが、どうにかいけそうなのでこれを使うことにしました。
まず、パーツを切り出す前に全体を染めていきます。
全体的にイイ感じの色に染まったら、今度は実際に使う部分を局所的に染めていきます。
これまで何度となく、パーツを切り出した後で、その場の思いつきで染めてしまって、染料で濡れてから乾くことでパーツのサイズが変わってしまい、設計通りに作れなくなる、という同じ失敗を繰り返してきましたから、ここは慎重にw
全体的に染まった素材に、型紙を使って切り出す為の印をつけていきます。
で、今回はここで少し実験します。
使わない箇所までキッチリ染めると色々と大変ですので、全体的にはザーッとで済ませて、そこから使いたい部分だけに面積を絞って更に染めていきます。
この、ターゲットを絞った染色の際に、敢て陰影を付けておくと良いのではないか?と思い立ったので実験してみることにしたのでした。
・・・なんかしらの心霊現象っぽくなりましたw
パーツを切り出してみて見ると、・・・あまり目立った効果は無いようですね・・・
ですが、もう少しオーバーにやれば、良い感じになりそうな手応えは感じ取れました。
それと、全くの別件ですが、手芸用のプラスチックのボタン=プラホックを使う機会があったので、前回作った試作の為の試作品にプラホックを取り付けてみたところ、ベルト部分が短過ぎることが判明しましたので、切り出す時に、ベルト部分は型紙よりも少し長めに取りました。
切り出したパーツは、床面やコバのルーティーン的な作業を終えて眺めてみると、・・・・微妙にグラデーションが確認出来る様な気がしないでもないですw
今回、かなり以前に買ったまま、ほとんど使うことのなかった玉念という道具を使ってみたのですが、これはかなり便利な道具ですね。今更ですけどもw
確か、以前にも使ってみた経験はあるハズなんですがね・・・
以前、ネジ念を試してみた時に、ちょっと訳の分からない事態に遭遇してしまい、それ以来、「念」については、マルチステッチンググルーバーか、クラフト社のヘラ付ヘリ磨きを使ってたので、いつ使ってみたのか全く思い出せません。
ちなみに、刃先を温めるのにアルコールランプを使ったりするそうですが、今の私にはそこまで必要ありませんので、ライターでコツコツと温めて使いました。
とりあえず、順調に準備が進んでいます。
これも以前、「研がないと切れない」というAmazonのレビューを確認した上で購入して、自分で研いで使ってるポンチですが、現時点では特に切れ味が落ちることもなくサクサク切れます。
今では、このポンチはお気に入りの道具の一つです。
艶有り か 艶消し かで迷ったのですが、今回は艶消しに。
レザーフィックスを塗り込んで色止めをすると、事前に試してた陰影を狙ったグラデーションが浮き上がって来て、何となく良い感じになりました。
先の試作品と比較してみた感じ、まぁまぁ順調に進んでる気がします。
そしてこの角の部分です。
この角の部分、どうするのが正解なのか?が全く判りませんw
レザークラフトを始めて以来、機会がある毎に色んな作品を観察してるのですが、こういう部分は隙間が開いたまま放置というのも珍しくないんですよね。
どうやってるのか全く判らないレベルで綺麗に仕上げられてる作品も多いです。
一番多いのは、中表に縫ってから裏返してるので、この角の部分が露出していない、というタイプだと思いますが、そもそもこれまで中表で縫って裏返す、という手順は一度も考えてきませんでしたからね。
そう言えば、中表とか外表という裁縫用語を知ってから、以前のページで間違って書いてた部分を書き直したりしましたが、それくらい素人な訳です。ええ。
裁縫未経験の私には色々とハードルが高いんですよね。
まぁ、おいおい考えることにします。
次回もこの続きになります。
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