レザークラフトに挑戦
No.64
2023.12.02
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【モバイルバッテリーケース その3】
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今回は、中に入れるモバイルバッテリーの飛び出し防止用のベルトを適当に作っていきます。
【目次】
・留めベルト部分をどうするか?留め具とカシメ。
・カシメのサイズ変更と裏側問題。
・とりあえず裏側問題を解決。
全体の設計図というか型紙は作って取り組んでるのですが・・・
実は、中に入れたモバイルバッテリーが飛び出させない様にベルトで留める部分のデザインに関しては、設計段階ではあまり細かい部分まで決めてなかったりします。(え?)
そのお陰で、試作の試作段階では大失敗を喫した訳ですけどもw
つまり、今回もちゃんとした設計図とかスケッチとかはありませんので、頭の中のぼんやりしたイメージのまま、余った切れ端を使ってどうにかしてみます。
とりあえず同じ色に染めます。
イメージといっても、特に何か個性的なデザインを閃いたりしてる訳じゃありませんので、とても妥当でシンプルな物にはなります。
ベルトそのものは、本体パーツに含めていますので、実際にはそれを留めるベルト通しの部分と、留め方です。
本体の幅に合うように整えた長方形のベルト通しですが、あまりにそっけないので四隅を革ポンチで落としてみました。
留め具は、ギボシを使ってみることに。
ギボシ金具の留め具合を確認する為に、小さな端切れでテストします。
金具側はネジ止めですが、これも外れない様に工夫するのと、反対側の穴の形状に関しては全く判らなかったので、いつも通りネットでお勉強。
ギボシの足と同じサイズの穴と、穴が広がってしまわない様に数ミリのスリットを入れて置くと良い、という事でした。
ベルト通しは縫い付けずに接着剤とカシメで固定する事にしました。
特に深い訳はありませんw その方が見た目が良いかな?という気がしただけです。
ガッツリ接着するには、信頼のダイアボンドですね。
他にも強い接着剤はあるのでしょうけども、以前購入したダイアボンドが手元にあるので、迷わずにこれを使っていきます。
本当に接着力が強いので、我が家では普通に靴や鞄、ベルト類の修理とかにも役に立ってますw
という訳で取り付けたのですが・・・
使ったカシメの足が長かったので、反対側に小さく切った革端切れをスペーサーとして噛ませたのです。
ですが。
これだと、内側にここの部分が出っ張ってしまってる訳でして、バッテリーを出し入れするのにかなり邪魔になりそうです。
当然、金属ですから、出し入れを繰り返す内にバッテリー本体にも傷をつけそうです。
多少とは言えどもモバイルバッテリーに傷とか、怖いですからね・・・
そもそもの問題は、カシメのサイズが合ってない、という点です。
それを誤魔化す為にスペーサーを噛ませたりしてる訳で、問題の解決になる訳がありませんよねw
という訳で、面倒がらずに、一回り小さくて足の短いカシメを購入してきました。
取り付けていたカシメを外して、一回り小さなカシメを付けた所、こっちの方が大きさ的にも良い気がしましたので、全て取り換えることにしました。
カシメを付けたり外したりしてるので、革の表面が傷だらけになりましたが、まぁ試行錯誤してる訳なので仕方が無いです。
喰い切りの出番です!!
カシメを打つのも下手糞なので狙った位置にしっかり打ててませんが、それはさて置き、大きさのバランス的には良い感じになりました。
もちろん、これはこれで裏側の事を考えないといけませんが、前回のカシメよりは、出っ張りの高さがかなり低いので、この部分に何かを被せれば、バッテリーを傷つける心配は無くなりそうです。
はい。
中に入れるバッテリーを保護する為に、金具に何かを被せることにしたのですが、そこはそれ、やはり革素材を使っていきたいです。
苦しい生活が続いてる我が家ですので、ほんの小さな端切れも捨てずに残してまして、そこから使えそうなサイズのものを探してきました。
色は既にグリーンに染まってますけど、目に触れる部分ではないので、気にせず使っていきます。
誰の目にも触れることの無い小さなパーツですが、革は革ですからね。
こういう機会も逃すことなく、色んな練習に使いますw
別たちで角を丸く落とす練習だったり・・・
ヘリ落としの練習をしたり・・・
ドイツのゾーリンゲンで生産された革漉きを練習したり・・・
端の部分を出来るだけ薄くしておくけば、バッテリーの出し入れの邪魔にならなくなりますのでね。
カシメを覆えればOKです。
折角なので、コバも黒く染めてしっかり磨いた上に、色落ちしないようにしておきました。
接着の基本ですが、接着面をしっかり荒らして、接着剤の食い付きを良くしておきます。
こちらもダイアボンドでガッツリと接着して完了です。
まだ、なかなか完成後の形が見えてきませんねw
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