レザークラフトに挑戦
No.72
2024.10.4

【オリジナル小銭入れ 試作 その1


 2024年も10月となりました。


 ややこしい台風も過ぎ、記録尽くめの暑く厳しい夏がようやく去ったとは言え、10月なのにまだ毎日30℃以上の日々が続いてます


 夏があまりにも長く暑かったので、日中30℃くらいなら涼しく感じてしまうから不思議なものです。


 しかし、35℃〜39℃という日が3か月近くも続くなんて、我々の子供時代には想像出来ませんでしたね。


 さて、お陰様であちこちのハンドメイド・イベントに参加させて頂いた2024年ですが、そういう場所で色んな作品を目にしながら、自分も何とか新しい作品をお店に並べたいと思って奮闘中です。



【目次】


ようやくオリジナル小銭入れに手を出すw


とりあえずやってみる。


コバ仕上げ剤を試してみる。




 思いついた図案はノートにスケッチしてるのですが、レザークラフトにしても手芸にしても基礎知識がありませんので適当な形や構造になってます。


 そして、いつも通り本当にガチで下手糞な落書きなのですが、こんなスケッチが大量にあり、しかも日々増える一方ですw


 一応、なるべく少しでも多く形にしていこうと思ってます。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 01

 今回は、そんな落書きの中から、オリジナルデザインの小銭入れに挑戦することにしました。


 オリジナル小銭入れは最初期からずっと作りたいと思ってたというか、こんな感じの小物類を作りたくてレザークラフトを始めた様なものでして、ようやく良い感じのデザインが固まったので、とりあえず一度作ってみることにしました。


 ファスナーを使った小銭入れで、何枚かポイントカードが入る感じをイメージです。


 コンセプトは、ファスナーが勝手に開いてしまわない様に、また、カードの飛び出しを防止する為のカバーというか蓋の代わりにベルトを設けることで、何のカードを入れてるか目視出来ることと同時に、このベルトを敢えて無駄に太くすることでデザイン性を持たせる、というものです。


 単純な構造であることも重要です。まだ難しい事は出来ませんからねw







 以前、何度かファスナー付き小銭入れで勉強したことがあるので、ファスナーの使い方はどうにかなりそうです。


 なので、まだ手元に残ってるダイソーの牛革シリーズと、その他のハギレを使ってまず試作してみることにしました。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 02


 どこに行っても全く見掛けなくなったダイソーの牛革シリーズですが、今回使うのはチョコ色でシボタイプ。


 以前買ったA4サイズのものが、あと2枚ほど残ってますのでこれを使います。


 ファスナーですが、これはダイソーで買ったとは言え、ちゃんとYKKの物を短く切って取り付けました。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 03


 まずは本体の小銭入れ部分。


 幾つかデザイン案があるのですが、今回は1枚の革を半分に折ることにして、その頂点の折れ目になる部分にファスナー部が来るタイプのデザイン案を採用。


 もっと大きい作品なら、側面?正面?にファスナーがあっても良いと思うのですが、小銭入れのような小物だと、頂点部分にあった方が使い易いと思いました。


 このタイプのファスナーだと、縫い代含め幅3cmくらい使っちゃう感じだと思うので。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 04


 あまり考えずに試行錯誤するので、うっかり接着してしまい、慌てて剥がして再調整したりの繰り返しです。


 ポケットやベルト部分の細かいデザインまでは決まってないので、これもアレコレ試しながらです。


 まぁしかし、この試作の段階で判明した事などは、お絵かきノートにどんどん書き溜めていってるのです。はい。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 05

 現時点では設計図も型紙もありませんので、完全に行き当たりばったりです。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 06


 ここまであまり深く考えずに作業を進めてきたのですが、ここへ来て、本体を包む黄色いベルトパーツの横一文字の縫い目が目障りにw


 だけど、ここを縫わないと、下の緑色のポケットパーツとの間に隙間が出来てしまいますので縫うしかないのですよね。


 うーん。実際に縫ってみると・・・何となく思ってたのとは違う印象になりました。


 何事も実際にやってみないと実感出来ないもんです。はい。


 デザイナーと呼ばれる方々は、こういうのを脳内でサクサクっと出来る能力を持ってる人なんだろうな、と思ってます。






 ところで。

レザークラフト 72 オリジナル小銭入れ 試作 07

コバスーパーを塗ってみました。

 今回の試作では、小銭入れ本体はダイソーの革を使い、それ以外のポケットパーツとベルトパーツは、色んなイベント等でコツコツと仕入れてきた牛革ハギレを組み合わせて使ってまして、この黄色のベルト部分なのですが、クロム鞣しの革で良さげな色のものを選びました。


 クロム鞣しを選んだ一番の理由は、やはり柔らかいという事ですね。


 ただ、一概にクロム鞣しと言っても、表面が加工されてスムースレザーと呼ばれる物になってたり、シボ加工がされてたり、他にも色々な種類に分かれてたりするようで、それぞれ色んな呼び方があり、一応は調べたりしながら説明を読んだりもしましたが・・・


  最終的に全く頭に入りませんでしたw


 しかも、コンビ鞣しという、タンニン鞣しとクロム鞣しの特徴を併せ持つタイプもあって、見分けがつきません。いや、タンニン鞣しの革(ヌメ革)は基本的にハッキリした特徴があるので判るのですが、クロム鞣しとコンビ鞣しは物によっては、私にはまだ見分けることが出来なかったりします。なので、このサイトでは思いっきり間違ってることがあるかも知れません。


 こういった細かい革の種類については、たぶん私には永久にちゃんと理解出来ない気がしてなりません。革に限らず、色んな物の微妙な色の違いとか手触り感触の違いとかが本当に判らないというか、「違う」ということだけは人並み以上に判る事が多いのですが、それがどう違うのか?なぜ違うのか?は、教えてもらってもなかなか覚えられないんですよね。


 たぶん、私の脳が苦手としてるジャンルなんだろうと思います。


 ・・・リアルでもアニメでも、メカ類だとか工具類とか、あと生物関係ならそこそこ詳しく把握できるんですけどねぇ・・・w



 そういう訳で、このサイトでは間違った記述とかが沢山あると思いますので、ご注意下さいませ。。



 
 ヌメ革とクロム鞣しの革では、床面やコバの処理方法が難しいというか、革の種類によってそれぞれ異なる手法が必要だという話は知識としては知ってましたが、実際にどうなのか?までは全く把握出来てません。


 これまで何度かやってみて、なかなか思う通りにはいかないことだけは知ってます。


 なので、とりあえず今回は、コバ仕上げ剤の塗料を塗ることにしました。
 

 これまで何度か使ってみたことはあるのですが、ちゃんと腰を据えて使ったことが無かったので、今回はちゃんと試してみようと思います。



 今まで、レザークラフトと言えばヌメ革だと勝手に思い込んできたのですが、好みや用途によって使い分けるという、言われてみれば当然の事を学びつつあります。


 次回に続きます。











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