パソコン記

<1998年頃のお話です。>

 


  この自宅のパソコン、マックLCUでいよいよネットに参加を試みました。33.6kのモデムを購入し、いざ出陣!・・・、しかし、メモリの少なさは致命的でした。そこへ助け船が!会社の上司がマックを譲ってくれたのです。2代目のマックは起動音からして感動しました。「ポーン・・・」では無く、ステレオで「ジャーン!」でしたから。

Apple Macintosh Centris660AV

OS:漢字talk7→MacOS8.0
CPU:68040 25MHz
HD:230MB(後に外付け1GBを増設。)
RAM:32MB(後に48MBに増設。)
CDD:2倍速×1
FDD:×1

付属
Apple AudioVision 14"(後に壊れ、新たに同じ物を購入するも専用ケーブルの入手に手間取った・・・。)
HUCOM EX-33.6

 このマシンには滅茶苦茶に惚れ込みました。深夜、音楽を再生させながらゲームに没頭したり、小説を書いてみたり、ネットサーフィンで時間を忘れました。
 また、同時期に会社でのメインマシンにウィンドウズ95が登場しました。書類などの互換性も確立し、会社のウィンで作ったワードやエクセルのデータも自宅で簡単に手直しできるのです。何が素晴らしいと言って、マックはウィンで作った書類をちゃんと認識できる事です。「PCエクスチェンジ」といって、DOSフォーマットのFDを認識できるのです!その逆は未だに実現しておりませんが。で、外付けのHDなんかも増設しHDはトータルで1GBを越えました。

 しかし、別れは突然やってきました。それまでかろうじて使っていたプリンタであるデスクライター(モノクロからカラーに成長(?)してましたが。)が他界。その機会にCANONのBJ(BJ-440J)を購入したのです。年賀状の季節ギリギリに焦って購入しました。マック用の専用ケーブルまで。これが愛するCentrisとの別れの原因になろうとは!

 新しいプリンタを意気揚々と接続し、プリントテストはOK。いざ!とスキャナテストしてみるとアラートが出て動きません。何度も何度も様々な角度から検証しました。何日かしてどうしても原因が突き止められず、遂に結論を下しました。「プリンタのスキャナ関連の部分のみが初期不良。」そして、それを確認する為にメーカーへ問い合わせました。すると「他のマックではOKなのですが、Centris660AVだけで不具合」が確認されたのです。

 ここへ至るまでに何度かメーカーのサポートと連絡を取り合い、最終的にメーカーが既にOldMacと化しているCentris660AVを入手してくれて、実際に動作確認をしてくれました。

 この事件でこの年の年賀状はプリントごっこのお世話になりました。確かに世の中はパワーPC搭載機が幅をきかせ始めていましたし、ウィンドウズの拡張性の高さも充実してきました。「このままでは・・・。」という強い焦りから、ようやくパワーPC搭載機を購入する決心をしました。確かにネットサーフィンしていてもメモリー不足による不快感は否めませんでしたから。