パソコン記
エピソード37
2017.03.14
 久しぶりのパーツ交換 〜CPUクーラー編〜 



 前回はグラフィックボードの突然の故障と、その交換作業の記録でしたが、実は、その少し後に、別のパーツの故障が発生し、それも交換を行ったのでその記録です。

 何が壊れたのでしょうか?


 ある日、いつも通り仕事をしておりますと、パソコンが突然叫び出したのですw

文字で表現すると・・・

パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ・・・

こんな感じで、まぁ、
めっちゃうるさい連続音。連続音という事は、回転系の何かから音が出てる訳でして、ともかく本体を開けて見てみました。

一瞬では判りませんでしたが、耳をマザーボードに近づけると・・・はい。

CPUを冷却するCPUクーラーのファンの音でした。

前回のラストの画像を流用w 今回は赤丸の部分ですね。

直に触るのが怖かったので、手元にあるメモ用紙をファンに当ててみた結果、それほど衝撃が無かったので、今度は恐る恐る
指でファンを止めてみました。

すると、さっきの音は止んで静寂が戻ってきました。ま、そりゃそうでしょうねw

もちろん、指を離すと再び異音発生。

しかし、そうこうしてる間に
何故か異音がピタリと止まり、ファンが静かに回転を始めましたんですよ。これが。やれやれ治った治ったと、まぁ喜んだ訳です。はい。

まぁ、こういうのは
当然ながらネタ振りな訳でしてw 翌日から不定期に異音が発生し、その度に本体のフタを外して、ファンに指を突っ込んでは離してを繰り返し、というアホな作業が必須となりましたww

しかし、いくら面倒臭いことが嫌いな私でも、流石に日に何度もファンに指を突っ込んだりしてるよりは、ファンを交換した方が良いような気がして、早速(
いや、全く早くないw)ネットで検索開始。

調べた結果、ファン交換自体はそれほど難易度が高くない様ですが、どんなファンにするかによっては、超難易度が高くなるようで、とりあえず、確実に難易度が低いであろうと思われる 「
全く同じファンに交換する」 という選択を取ることにw

core i7 2600k の純正クーラー


写真の通り、真ん中にグレーの部分がありますが、これはCPUとの接点になる部分で、CPUの熱を速やかにクーラーに伝える為の
グリスが、最初から塗ってあるのです。これは親切ですね。2500円くらいです。

という事でこれを交換すれば良いのですが、
ここに来てから、ちょっと不安がw

異音の無い状態でCPUの温度を見て見ますと・・・



通常、この程度なので何ともないですし、これでゲームとかやって70℃くらいになっても慌てる必要は無いのです。無いのですが、異音が発生するクーラーは、当然ながら
やがて壊れてファンが回らなくなる訳で、そうなるとCPUが壊れるのは確実です。
実際、昔に経験してますからね・・・

で、今まで全く気にしなかったのですが、折角もって交換作業をするのであれば
もっと性能の良いクラーにしても良いのじゃないか?と考えました。(最初からそうしろよ!とw

という訳で(はぁ?)、またも検索開始。

交換が簡単そうで、自分の環境で交換可能で、よく冷えそうで、あまり高価でないもの。

何日も探して検討しまくった結果、決めました。

CoolerMaster サイドフロー型CPUクーラー Hyper TX3 EVO


なんか
冷えそうな感じがします!3000円ちょいくらいでした。 そして、ついでにグリスも買ってみました。



・・・・・
よく判りませんが、15倍らしいですw まぁ、とにかく効果ありそうです! 1000円ちょいくらい。

では、早速開封してみましょう。



おおー! なんか豪華ですww


CPUとの接点には保護シールが貼られています。こういう気遣いは嬉しいですね。

この銅の部分が熱を吸収して上部に何枚も並べられてるフィンに伝えられ、ファンがフィンを冷却する、という構造な訳です。


取り扱い説明書は英語ですが、誰にでも判るように描かれた親切な図解がありますので、 それに従って自分のマザーボードに合う様に組み立てていきます。

では次に、元からある壊れたCPUクーラーを取り外してみましょう。


こいつですね〜。。 今までお疲れ様&ありがとうございました。

ケースに施した3重の埃フィルターのお陰と、時々は本体内部を掃除機で掃除してたこともあって、我ながら綺麗な状態を保ってきたと思いますが、それでも
グラボもCPUクーラーも壊れる時は壊れるんだな、とw

四方にある固定爪を適当に回して(
いや、適当はいかんでしょw) 思い切ってガバッと抜き取ります。


なるほど、あの純正のグリスはこんな感じに伸び広がる訳ですな〜

・・・だけど・・・
思ったほどちゃんと伸びてないもんですな。

CPU側を見ると、どうでしょうか?表面積の1/3くらいは冷やされてない感じですね。まぁ、冷えた部分が熱を奪っていくから、これで構わないんでしょうけどね。

この
古いグリスは完全に拭き取らなきゃ駄目だということなので、ティッシュで拭いてみます。



・・・はい。ティッシュでは全然取れないし、細かい埃が出てしまうので、
今度はキッチンペーパーで挑戦!尚、キッチンペーパーはその他の色々なことに役立つので、私の部屋のプラモコーナーに常備されてますw



かなり拭い取れましたが、完全には拭き取れてません。が、
これ以上はもう無理w

そこでネットで色々と調べた結果、
アルコールで拭くと良いという事が判りました。当然、こういう精密機器なので、ここに水分が残ることは許されませんので、揮発性の高い無水アルコールが推奨されている、との事なので、早速ドラッグストアで入手。


どこのメーカーのも概ね1000円前後ですかね。こんなに必要無いんですが、500mlのやつしかありませんでした・・・



で、キッチンペーパーに染みこませて拭いてみたところ、
あらまぁ!なんと!!

物凄くあっさり完全に拭き取れました!!!

しかも、パソコンとかに全く関係無い後日談ですが、今まで、長年使ってきた
ホワイトボードの、専用マーカーの書き跡が消えなくて、もう買い換えるしかないと諦めてた汚れも、この無水アルコールで拭くと綺麗さっぱり簡単に落ちてくれることを発見。

これまで、ホワイトボード洗浄液とか色んなものを試してみたり、マーカーの種類を何種類も試してみたりして無駄な労力と時間とお金を費やしてきたのですがね・・・orz

500mlなんて、何年分だよ!って思いましたが、これは勘違いでした。めっちゃ使い道が多いので、
500mlで全く問題無いことが後に判明しましたw

では、この完全に綺麗になったCPUに、今回購入した凄そうな(w)グリスを塗っていきます。


米粒2〜3粒分ということですが、まぁ、そこは適当に目分量でw

人によっては、この状態でクーラーを押し付けると
自然に伸びるからこれでOK!という派と、ちゃんとCPU全体に薄く伸ばしておくほうが良い、という派があるようですw

色々と考えた挙句、私は、今回は
伸ばしておく派に所属することにwww

手元にある使い易そうな厚さのプラ版で、グリス伸ばし用のヘラを自作して、グリスの厚みが均一になるように慎重に伸ばしました。


で、そこに、新しいクーラーを取り付けます。


・・・・・・と!

これが、なかなか上手く取り付けられず・・・

 思った以上に新しいクーラーが大きくて、そのままでは取り付けは不可能で、隣接してるRAMを外して、手を入れる隙間を確保するも、クーラーをマザボに固定する爪になかなか手が届かず、かなり難航。

クーラーの
ファンを一旦取り外すことなどを学んだり、あれやこれやと格闘。

まぁ、確かにそんなに器用な方では無いのは自覚してますが、ここまでとは!ww

1時間ほど試行錯誤した結果。。




なんとかかんとか無事に取り付けることに成功しました!!

と、なると、当然ながら、こんだけ苦労させられたのですから、
どんだけ冷えるようになったんじゃぃ!という疑問が沸いてくる訳でしてww

早速、見て見ましょう。



おおーー!!! 
めっちゃ冷えてますよ〜! 以前と比べて10℃以上低くなってます。

こんなに違うもんなのか!! と驚きですね!

試しに、ガンダムオンラインをプレーしてる時の温度も確認。



流石です! 
以前だと70℃越えも珍しくなかったのに!!

面倒極まりない作業をやった甲斐がありました!
いちいちCPUクーラーに指を突っ込む方がよっぽど面倒だろがw

という訳で、CPUクーラー換装のお話でした。