レザークラフトに挑戦
No.15
2021.11.09

 パスケースに挑戦 その2 


 ガンプラしかり、DIYしかり、ですが、新しく何か作ってると、途中でもっと欲が出てきて、更なる目標に挑んだり、逆に技術的に超えられない壁にブチ当たってしまって方針変換を余儀なくされたりって事はよくあります。

 ガンプラでも、もう取説通りに作って完成させた事なんか、小学生の頃以来無い気がします。 ・・・まぁ大袈裟ですがw

 よく考えたら、東京マルイ「造るモデルガン」だけは説明書通りに組み立ててましたね。 ・・いや、どうでも良いですねw


 レザークラフトの場合も、キーホルダーやコインパース、そして今回のパスケースにしてもそうなのですが、やはり途中で何かしら、最初の指示通り、目標通りとは異なる事をやり始めてしまうのでした。



【目次】


透明パーツの取扱い

菱ギリの投入と透明セルの難易度www

ちょっとだけ革漉き(革スキ)




 

 今回、パレットさんで購入したパスケースの型紙の完成品には、透明ポケットは存在しいていないのですが、パスケース、つまり定期入れと言えば、誰が何と言おうと透明ポケットです。ええ。誰も何も言ってませんがw

 前回、サラっと書いてますが、この透明パーツをどう入手して良いか判りませんでしたが、楽天で検索した結果、「パスケース用の透明セル」という事で、5枚で300円弱で販売してくれてる業者さんがおられました。

 他に選択肢が無かったし、コロナ禍の真っ最中で、気軽に手芸店にも行けない時期でしたので、迷わず購入。


 自分の普段使いの、フェイクレザーの安物定期入れを観察した所、透明セルは縫い付けられていたので、特に何も考えずに、私も縫い付ける事にしました。

 縫い付けるにしても、とりあえずは接着しますので、早速やってみます。



どのタイプの接着剤が正解なのか・・・

 透明セルに接着剤がハミ出すと不細工極まりない事になるので、念の為、接着した際に押し出されるであろう部分に余白を作ってマスキングしてから接着剤を塗ります。


 革同士とかの場合だと、本当はもっと接着剤が乾いてからやるべきですが、革と透明セルがどう接着するのか自信が無かったので、まだ乾いてない段階で接着。

 透明セルに汚れやキズがつかないよう、ラップを表面に張り付けて、直接触らない様に気を遣ってますw



思った以上に接着剤がはみ出そう・・・w




とりあえず張り付けてから、反対側にもラップを貼って保護。


 接着してから思ったのですが、この後、この透明セルとこの窓開きパーツを縫い合わせる訳ですが、この窓開きパーツは、それ以外のパーツ達とも縫い合わせるので、窓の周囲に一周、パーツの外縁にもう一周。合計二周分の縫い目が出来てしまうって事ですよね。

 ・・・えーと、、、

 ちょっと、縫い目が煩くなる気がするんですがねぇ・・・

 まぁ、美しく縫えれば、それはそれで模様というかデザインというかwww


 そうですね。 完全にネタ振りですねw







 

 接着剤の乾燥状況を見ながら、徐々に圧力を加えてしっかり接着。




どうにか窓側にハミ出さずに乾燥してくれました。



 このままの作例もある様ですが、今回使った接着剤では、やはり簡単に剥がれてしまいそうなので、当初の予定通り、縫い付けて行きます。

 という訳で、菱目打ちを行う訳ですが、コレ、材質が全く異なる革と透明セロハン。菱目打ちが上手く貫通できるのでしょうか?


 ちょっと自信無いですね・・・


 ま、とりあえず、、、




3mmの菱目打ちで印をつけました。


 これは、実は初めて買った菱目打ちで、何も判らず全く闇雲に買ってしまった物。

 後で別の物を買い直したので、もう出番が回って来るとは思ってなかったのですが、割と早く出番が回ってきましたw


 この、柄の部分が板状のタイプは、自作の菱目打ち機に取付けるには向いてません

 もちろん、取付ける事は可能で、使えなくは無いのですが、収まりが悪いと言うかなんと言いますかw

 現時点では、美しさ的には4mm巾の物が一般的だと教わり、柄が棒状のタイプで4mm巾の物を別に購入して使ってるので、これはお蔵入りさせてたのです。


 ところが今回、手元の安物定期入れを観察した結果、縫い目の間隔が小さかったので、その方が綺麗になるのかな?と勝手に解釈して、敢えて3mm巾でやってみることに。


 しかも。


 今回は、本来の菱目打ちの使い方らしいのですが、これで貫通させてしまわずに、穴を開ける位置に印を付ける、という使い方をしてみます。


 実際に穴を開けるのには、菱ギリという道具を使ってみます。



クラフト社の菱ギリ (細)




・・・なんかガタガタになってしまいました・・・orz


 革と透明セルの材質の違いが原因で、普通にやるとガタガタになる様な気がしたので、菱目打ちで貫通させずに、手間暇掛けて菱ギリで穴を開ける事にしたのですがねぇ・・・

 ただまぁ、菱ギリで穴を開けるのが、そこまで苦痛では無いことは把握出来ましたw

 
 しかし・・・なんでこんなにもガタガタになってしまったのでしょうか・・・後で見返してみると、菱目打ちの時点で既にガタガタ


 しかも、使ったのでは主に6本目なので、少なくとも5つの目は直線的に揃う筈なんですよ?なのにここまでガタガタになりますかねぇ?w


 もう今更言っても仕方が無いのでこのまま縫い進めますが。



縫う事自体は問題無いです。


 
 後で色々と反省したのですが、菱目打ちで印をつける更にその前に、ステッチンググルーバーで目安になるラインを引いてるのですが、もうその段階で、そもそも綺麗な直線を引けてないことが判ってきました。

 更にその原因は、中央に開けた窓の四辺がそもそも直線になってなかったんですよ!とw

 穴の淵に沿ってラインを引いてますので、既にこの時点でグダグダの種が撒かれてた事が判りました。

 では、「別たち」で真っすぐに切った筈の窓穴の四辺が波打ってた原因ですが、たぶん、接着剤を塗った事に加えて、透明セルを貼ってから、ローラーでしっかり固定させた時に、革が伸びてしまい、たるみが出たんだという結論に達しました。


 これは今後の課題というか、要注意点と言いますか、物凄く勉強になりました。




当然ですが、縫い目は完全にガタガタです。


 予想以上のガタガタになりましたが、これはとても良い経験でした。


 そして・・・


 もっと勉強になったのが、この裏側です。あまり良い写真が残って無かったのですが、これは今後にとって、かなりの経験値となりました。





ガタガタとかいうレベルじゃありませんw


 まず、表以上にガタガタなのは、そもそも縫う技術が低過ぎるので、もうそれは良いとして、透明セルが、とんでもなくボコボコになっていました。凸凹です。

 しかも、あちこちバリバリと割れてしまっていて、人目に付かない箇所であるとは言うものの、かなり不細工な事になってしまいました。

 この作品の完成後、実はかなり反省し、問題の解消方法について勉強する切っ掛けになりました。






 はい。

 本来、型紙には無かった透明セルを使った窓について、なかなか見苦しい縫い目になってしまいましたが、そこはもういつまでも構ってられませんので、先へと進みますw



完成のイメージを確認。


 元々は、表裏で一つずつのポケットがあるだけのパスケースなのですが、ポケットを更に一つ増やしたのと、透明セルを使って窓を開けたので、透明セルの分も含めて、予定よりも全体の厚みが増してしまいました。

 この時点で厚みが6mmを超えてしまってます。

 中に物を入れると、それ以上の厚みになります。

 本革手縫いのパスケースとは言え、少し分厚過ぎる気がしたので、中央の大きなパーツを1枚、省略してしまう事にしました。



表裏のどっちもが銀面になる様にする為の中央のパーツを1枚省略。


 どっちから見ても、床面が見えない様に設計されてましたが、厚みを減らす為に、中央パーツを1枚除きます。

 しかしそうすると、透明セル側は、窓枠部分は銀面ですが、その上の背板は床面が見える、という事になるので、それはそれでどうなのか?という事になります。


 色々と考えた結果、こういう道具の登場となりました。



革スキ(クラフト社取扱い)


 どっちでも良かったのですが、一応、透明セルのある側を「裏側」と決め、予定通り、こちら側で、どうにかすることに。

 という訳で、透明セルのポケットの上は床面が露出します。

 この露出部分に合わせた大きさの銀面パーツを貼り付ければ、全体の厚みを変えずに床面を見えなく出来ます。

 最初はそれだけ思いついたので、やってみようとしたのですが、それだと、ポケットの入り口の邪魔になることが判明w

 更に考えた挙句、入り口の邪魔になる部分を更に薄くしておけば、この問題はクリアできると考えました。
 

 という訳で、革を薄く削ぐ為の道具=「革漉き」を使ってみることになったのでした。




中身はこんな感じ。替え刃もついてます。




革漉きの練習にもなりますw




 丁度の大きさに調節した革パーツの、ポケットの入り口に面する部分を革スキで薄くしていきます。


 一応ですが、本来は「別たち」もしくは「革包丁」でやれるみたいです。動画等で見掛けるのは、「革包丁」を使って、もっと厚みのある革を薄くする作業です。

 で、私も「別たち」で挑戦しましたが、ド素人なのと、1mm程度の革を使ってるせいもあるのか、まったく出来ませんでしたw なので、この件は当分は革スキに任せようと思いますw



 と言う訳で、革スキです。


 やる前は簡単な様に思ったのですが、実際にやってみると・・・お!超簡単!と思いました。ええ。最初の2〜3回くらいはね。

 ところが、サクサクとスケるのはそこまでで、途中から切れ味が悪くなります。

 刃がどうのこうのという問題では無いようです。

 革の質によるのか、刃に革の細かい切り屑がまとわりつくからなのか、ともかく切れ味が鈍ります。

 落ち着いて作業を続けると、刃を交換せずともサクっと切れることもあります。


 この辺は訓練と経験なんだと思います。

 現時点では、地道にやって経験を積むしかありませんw




出来たパーツを貼りつけ。


 この、床面部分に、透明セルを縫い付けたパーツを貼り合わせます。


 そのままでは、上部が床面剥き出しになってしまうので、この様に、小さなパーツを作って、床面同士を貼り合わせて、一部分だけ銀面にした、という訳です。

 元は同じヌメ革ですが、余ってる端切れを使ったので、少し色目が違ってますが、この赤枠の、多少日焼けして変色してる部分が、ここまでゴチャゴチャを説明してきた部分ですw

 その下に、こんな感じで透明セルパーツを取付ける、という事になります。



 では、いよいよ組み立て作業に入ります。



 


 しかしw


 今回も長くなってきたので、ここまでにします。

 またもや次回に続きます。