レザークラフトに挑戦
No.26
2022.02.13
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【オリジナル免許証入れを作ってみる その4】
やらかしちまった! 編
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型紙を作った、と言いながら、細かい部分が詰め切れておらず、なかなか思うように進んでませんが、作りながらじゃないと判らない事もありますので・・・まぁその・・
そんな中で、つい面倒になって適当に物事を進めてしまう悪い癖が炸裂してしまって、少し損害を出してしまいましたが、まぁまだなんとか・・・
しかし、ギリギリながらも、決定的な失敗による挫折には至らずに進んでいます。
【目次】
・ポケットのマチ。
・組み立て開始。
・オリジナル・ロゴの刻印〜ついにやらかしてしまいましたw
メイン部分のポケットのデザインについては、基本的な方針は決めたのですが、とりあえず、前回の失敗があったので、ひとまず後回しにして、透明セルを取付けるポケットを完成させてしまいました。
後から取付けるパーツは2つとも完成済み。
3つ目、メイン部分を貼って完成。
この3つ目のメイン部分のポケットの最終的なデザインがまだ決まって無い訳です。
ここは本体側と合体してポケットになる予定なのですが、貼り付けるだけで、もう一つだけポケットを作るか、「マチ」を作ってポケットの開口部を広げるか、マチの形状や構造はどうするか?がなかなか決まりません。
実際、これが決められずに1カ月ほど放置してしまいましたww
最後の決め手となったのは、マチの部分にオリジナル・ロゴを刻印することにした事でした。
マチの部分の中央にロゴを刻印するので、マチの数が一つに確定。
すると、ポケットの数も、透明セル側に一つと、その後ろにマチを持ったポケットが一つという事に決まります。
いやね、たったこれだけの事なんですが、経験が無いので、それでどうなるのか?が頭に映像化されてこないんですよね・・・で、これだけ時間が掛かってしまったというw
方針が決まったので、マチ用のパーツを作ります。
この筆だと、ムラは出来ませんでした!
この、大きくて柔らかい筆を使うと、全く塗りムラは発生しませんでした。
この筆は当たりでしたね。
染色作業自体はかなり慣れたので、非常に手際よく進みました。
試行錯誤の末に、どうにか型紙を作りました。
マチの形ですが、適当に切った紙を、実際にあてがってみて、綺麗に収納される形になる様に何度も変形させてる内に、こういう形になりました。
底部分は広がらないので小さめに、開口部分は広げたい幅になる様に、かなり何度も試行錯誤しました。
完成した型紙に沿って切り出します。
ちなみにこのハギレは、以前にパスケースを作った時に、色々とやらかしてしまって出来たハギレを再利用しています。
勿体ないですからね。
ここに刻印していきます!
オリジナルな作品を作る為に、あれだけ苦労して作った刻印ですので、あちこちに使いたいじゃないですか?w
このマチ部分というのは、普段、あまり目に着かない場所ですが、そういう所にこそ、見えないお洒落として刻印しておこう!だと考えたのでした。
同時に、メインの透明ポケットの背面にも刻印があると格好良いんじゃね!? と、思い至り、両方同時にやることに。
前回、切り過ぎて無駄にしてしまったのですが、まだ「ワケあり」というか、傷のある部分が残ってるので、またも敢えてそこを使います。
これ!これですよ!
レザークラフトって、こういう事なんだと思うんですよ!w
折角、自分で作る訳なので、自分が作った証を刻みたいですよね。
やっぱ、オリジナルの刻印があると格好良いですよね〜
これで必要なパーツ類は全て完成しました!
と言う訳で、これから各パーツを貼り合わせて、手縫いしていく工程に入ります。
まずは、見開き部分の透明ポケットです。
作品本体の正面部分の裏側に来る箇所ですね。
作って置いた透明ポケット・パーツを貼り付けて行きます。
ここは、正面の裏側なので、縫い目が重要になってきます。
作品の顔である表が綺麗に縫えないと、裏側のここもグダグダになってしまいます。
まずはしっかり接着します。
しっかりガッツリ接着できたら、すかさずキッチンペーパーで保護して傷が入らない様にしておきます。
透明セルに傷が入ると、もう全部バラさないと修正できませんからね。
で、マチなんですが、これは・・・どっち側に取り付けるのが正解なんでしょうか・・?
というか、表面側にどんな縫い目を残すつもりか?って重要なんだ、という事を、この時にようやく実感しました。遅過ぎるw
縫い目ですが、曲がる部分に縫い目があるのは、綺麗だとは思うんですが、糸が刷り切れないか心配になるんですよね。
実際、今まで使ってた定期入れは擦り切れて不細工な事になってたりします。
なので、構造的に必要で無ければ、折れ曲がる部分は縫いたくないのです。
だけど、手縫いの革製品って、縫い目が命的な部分もある訳で、本当に難しいですね。
色々考えた挙句、マチは本体側を先に縫うこととし、本体自体は3面とも別々に縫う事にしました。
しかも、正面以外は、ポケットの3辺も別々に縫う事に。
正面は作品の顔なので、一発で縫う方が良いと思うのですが、それ以外は、ちょっと無理しないと一発では縫えない事が判ったでので、余計な無理はせずに、各辺ごとに分散して縫う事にしました。
ここが正面になる部分。
作品の顔である、正面部分。
この裏側に透明ポケットが一つ。
そして、この写真の上半分が、作品の背中部分になるのですが、ここにも透明ポケットを縫い付け、その反対側に、マチ付のメインのポケットが来る形になります。
・・・え〜と・・・
綺麗な革ですね〜・・・でも、なんか忘れてる気が・・・
なんだっけ??
・・・いや〜、、、
ここに刻印しないでどうするねんっ!!
いやいやいや・・・ですよねー・・・
ここに刻印したいから、頑張って刻印まで自作したんですよw
ところが、です。
裏側には既に・・・
正面の裏側には既に透明ポケットをガッツリ接着済みなんすよね・・・
刻印なんかしたら、この透明セルはボロボロになっちゃいます。
はぁ〜・・・
やっちゃいましたわ〜。
・・・刻印を諦めるか〜 でもな〜・・・
バリバリバリッ!!w
結局、剥がしてしまいましたww
まぁね、革同士の接着の強度も知りたかったことですし・・・ええ。
剥がしてみて判ったのですが、結構しっかり接着されるんですね〜
ただ、剥がそうと思えば剥がれるレベルである事も確認できました。。
・・・良かった良かったw 何がだよ!w
気を取り直して、刻印します!
さてさてさて。
これぞ、まさしく作品の顔です。
どのタイプのデザインを刻印しようか、迷いましたが、一応、控えめなサイズの、オリジナルロゴ・マークを押すことに。
これこそ、失敗したらガチで終わりなので、慎重に場所を決めます。
マスキングテープで印をつけます。
慎重に周囲からの長さを測り、マスキングテープで印を付けて、打刻する場所を確定します。
打刻する場所をしっかり湿らせます。
この染色されたベリーという革は、なかなか水が染み込んでいかないのですが、なるほどそういう性質なんですねー。
勉強になりました。 何せ、何も判らないでやってますからねw
で、充分に染み込んだら、いよいよ押して行きます!
当然、今度も自作の菱目打ち機の出番ですw
とりゃぁ!
・・・どうでしょうか???
ズレない様に慎重に力を込めて、しばらく押し続けて・・・
ヨシ!
まぁまぁ、いいんじゃないでしょうか??
どうでしょうか?
自分的には、なかなか上手く打てたと思うのですが。
あと、迂闊に「ヨシ!」とか言わない方が・・・・w
乾いてこないと、なんだかよく判りませんね〜
というか・・・何気に・・・マスキングテープの跡が残っちゃってる気がしたり、刻印の周囲だけ、変な感じに色が変わっちゃってる様に見えるのは気のせいでしょうか・・?
ま、乾けば、・・・ね。
乾いたのですが・・・
えええええ・・・・・なんじゃコレ!!!
なんか、凄まじい染みが・・・・
いやいやいやいや・・・・ちょっと待って下さい!
ちゃんと乾いてないだけなのか?コレ???
いや、乾いてるっぽいんすよね・・・
あー・・・
とうとう・・やらかしてしまいました・・・
どうも、一部だけガッツリ濡らしたのがマズかった様です。
もう手後れかも知れませんが、全体的に濡らしてみます。
多少なりともリカバリーできれば・・・
はぇ〜、まさか・・いや、よく考えれば、革製品ってそうですよね〜
迂闊に濡らすと染みになったりしますよね・・・
乾きました・・・
かなりマシにはなりました。
ただ、マスキングテープのノリが残ってた部分を、またも迂闊にも擦ってしまったので、今度はそこの色が変色してしまいました〜ハッハッハww
・・・何ワロとんねんw
まぁしかし!!
しかしです。
これはあくまで自分用の作品です。毎日使う免許証入れです。
なので、今後、毎日この作品を見る度に、この時の失敗を思い出せば、二度と同じ失敗はしないでしょう。ええ。
むしろ、逆に良かったくらいです!w んな訳あるかw
(ノД`)・゜・。
とうとう、ここへ来て、盛大にやらかしてしまいました。
どこかでやらかすとは思ってましたが、一番目立つ部分でやってしまうとは・・・w
しかし!まだまだ、こんな事では挫けませんw
完成まであと少し!
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