レザークラフトに挑戦
No.27
2022.02.16
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【オリジナル免許証入れを作ってみる その5】
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前回、作品の顔である、正面部分にオリジナル・ロゴの刻印を入れた結果、失敗して大きな染みを作ってしまう、という大失敗をしてしまったのでした。
一応は、少しだけリカバリーしてみたのですが、もうこの染みは取れそうにありません。
しかし、自分で使う予定の作品なので、そこはもう、今後の自分への戒めという事で、このまま製作を続行していくことにしました。
【目次】
・背面側の刻印。
・ようやく縫い始めます。
・思ってたのと違うけど製作続行。
やってしまった事はもう仕方が無いので、それはそれとして、その先の作業に進みます。
刻印の為に、一度剥がした透明ポケットパーツを再接着します。
正面部分の裏側です。
正面にオリジナルの刻印を打つ、という最大の目標を忘れたまま、この透明ポケットを接着してしまったので、一度剥がすことになりましたが、失敗したとは言え・・・表側の刻印は打ったので、改めての接着作業です。
実際に縫うのはもう少し後になります。
で、今度は、こちらの背面部になります。
こちらはまだ綺麗なままwです。
背面側にも透明ポケットを取付ける予定ですので、この面は染色したヌメ革で覆われてしまうのですが、透明セルの窓の中は、外から見えることになります。
なので、こちら側にも刻印しようと思っていました。
こっちを先にやるべきでしたねー・・
こちら側で同じ失敗をしない様に慎重にやってみましょう。
こちらは文字列バージョンにします。
正面側のその後の状況を見ると、どうもこのベリーの革は、ヌメ革ほどしっかりくっきりな刻印にはならない様ですね。
もちろん、自作の樹脂刻印だから、という事もあるでしょうけどもね。
やってみました!
今回は、マスキングテープ等は使いませんでした。
そもそもの失敗も元でもあったし、テープのノリの跡のお陰で、最終的に一部分を変色させてしまいましたからね。
それと、今回は、この一面を均一に濡らしましたw
なので、この時点では染みらしいものは一切浮き出ていません。
文字は乾いてから徐々に黒ずんでくる筈です。
乾燥を待ちながら、透明ポケットを接着する準備を行っていきます。
貼ってから縫います。
乾いてきたので、文字部分もそれなりにハッキリしてきた様に思います。
が、まぁ正直、微妙っちゃ微妙ですね〜
でも、思ったよりは格好良く出来たと思います。
まぁまぁの出来栄えだと思いますw
と言う訳で、そろそろ縫っていく作業に入っていきます。
縫う順番は、この背面の透明ポケットの底辺部分から、という事にしています。
前回もチラっと触れたのですが、本来?であれば、3辺を一本の糸で縫うのだろうとは思うのですが、どうなんでしょうね?
また下手糞な絵を書いてみました・・・年々下手糞になってますがw
メイン部分は割愛して、まず正面と背面が折れ重なる部分ですが、正面部分の裏側というか内側に透明ポケット、背面にも透明ポケットを取付けます。
その場合の縫い目なのですが、下の左側の様に、グルっと一周して縫える訳です。
ただそうなると、折れ曲がる部分も縫うことになります。
だけども、これは嫌なんですw
使い込んで行く内に、折れ曲がる部分の糸が擦り切れると、とても不細工になりますからね。
折角の自作のレザークラフト作品なので、そういう製品寿命の終わり方は嫌だなぁ、と思うのです。
もちろん、技術があれば綺麗かつ頑丈に縫えるのでしょうけども、とてもそんな技術は持ち合わせてませんので、たぶんグダグダになります。
また、この一周は50cm弱になるのですが、これを縫う場合は、その4倍以上の糸を使う訳で、2m以上ですよね・・・
・・・とてもそんな長い糸を使って縫っていく根性が、そもそもありませんw
という訳で、正面部分に関しては頑張って1本で縫った方が見た目も良いと思うので、どうにかやってみる事にしますが、背面部分は3回に分けて縫う事ししました。
まずは底辺部分に菱目を打ちましたが、両サイドはどうすれば良いのか判らず・・
とりあえず処分保留にw
菱目打ちですが、菱目打ち機で開け切ってしまわずに、最初に菱目打ちの跡だけつけて、実際には「菱ギリ」で貫通させる方法をとってみました。
この、菱ギリを使う方法は、以前にも試した事があったのですが、上手に使えませんでした。
なので、今回は慎重かつ落ち着いて取り組んでみることに。
どうして菱目打ち機で貫通させてしまわないのか?ですが、今回の私の作品に限って言えば、 「 透明セルがあるから 」 です。
今回は、透明セルについては接着だけの予定ですが、縫う場所のギリギリの所に、セルの端があるので、そこに菱目打ちが重なってしまうと・・・
・・・たぶんですが、色々と不具合が生じると思うんですw
たぶん、セルがズレてしまったり、穴が上手く開かなかったり、歪んだり。
なので、菱目打ちよりも鋭くて細い菱ギリでスパッと穴を開ける事にした、という次第です。
これでも40cm以上ありますからね・・
濃緑色に合うかな〜と、糸の色は焦げ茶を選択。
下手糞な縫い目はあまり目立たない方が良いですしねw
んー・・・何か思ってたのと違う・・・
頭の中で思ってたのとちょっと違う感じになったかなぁー・・・どうかなー・・・?という、何とも言えない気持ちにw
まぁ、ぶっちゃけてしまうと、なんだかなぁ〜・・・ですよね〜w
しかも、です。
それだけじゃ無いんですよね。
これ、判りますかね・・・
こうすると良く判りますね。
この透明セルを貼ったポケットは、本体のベリーとは違って、ヌメ革を染色したパーツですので、切ったり穴を開けたりすると、当然ながら本来の、生成りの色が出てきてしまう訳です。
そっかー・・そう言われてみればそうですよねー・・・
ぶっちゃけ、想像もしてませんでしたw
でもまぁ仕方が無いですよね。革の中まで染めることは出来ませんし。
糸もちょっと細かったのかなぁ・・・
なんか・・・めっちゃ貧相に見えるんですよね・・・
裏の縫い目は綺麗になってました。
縫い目の裏側は、最初の頃からすれば、大分真っすぐ縫える様になりました。
最初はガタガタになってましたからね。。
まぁ・・・しかし。。。
ブチブチブチッ!!!w
やっぱ、このまま作るのはちょっとアレなので、一回、糸を切りましたw
まぁ流石にね。
この不細工さは見逃せません、というか、これは解決出来る問題ですから解決しておきましょう、という事に。
なので、とりあえず一度、糸を切って、穴の中を染色することにしました。
あまりにも不細工過ぎたのでね・・。
穴の中を、先の尖った綿棒でコツコツと染色液を塗りこんで行きました。途中からは、爪楊枝を使いましたが。
塗り終えて、レザーフィックスを縫ってから、改めて縫い直しです。
う〜ん・・・
初回よりは、ちょっとだけ締まった感じはするのかなー・・・どうなのかな・・・w
こうやって見ると、ポケットパーツですが、ホントにちゃんと染めてから切り出さないと、どの辺にしても直線が出てませんね・・・、他にも色んな粗が見えてきます。
左右のコバを削って整えていけば、もう少し見栄えしますでしょうかね。。
この側面には、メインポケットのマチも縫い付けます。
コバ磨きは最後にやるにしても、マチ部分を縫い付けると、ちょっとやり難くなりそうなので、ある程度は整えて置いた方が良いように思います。
というか、ここを縫う時のガイドラインは、ここがしっかり直線になってないと、ガイドも曲がりますし、縫い目も直線になりませんからね。
ヤスリ部隊、出番です!
側面がしっかり直線になる様に削っていきますが、流石にこういう作業はお手の物というか、まぁ楽勝ですw
コバを削ったことで荒れてしまった部分を、ヘリ落としで落としてしまいます。
このヘリ落としは、安物を買ったのですが、最初からよく切れます。
これは当たりでした。
染めていきます。
削るとヌメ革の元の色が出て来るので、やはりしっかりと染め直します。
たぶん、この後も何度もやり直す事になる作業かと思います。
今回はここまでですかね。
なんとな〜く・・ですが、思ってた感じにはなって無い気はするのですが、、今の所は、何がどうという訳でも無いので、このまま進めて行こうと思います。
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