レザークラフトに挑戦
No.28
2022.02.17
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【オリジナル免許証入れを作ってみる その6】
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前回、手縫いの工程に入ったものの、どうもしっくり来ない状態。
濃緑色の革に焦げ茶色の糸で縫えば、さぞかし渋くて良い感じの作品になるのだろうと脳内でイメージしてたのですが、実際にやってみると、何か違う感じ。
緑と言えば茶色という組み合わせは、自分の中では鉄板の組み合わせだと思ってたのですが、そうでも無いようです。
【目次】
・手縫い工程で右往左往。
・またもや縫い直し。少し、マシになってきました。
なかなか、しっくりこない感じのままです。
いっその事、糸の色は黒の方が引き締まって見えるのかなぁ・・・などど悩みつつ、
そのまま側面も縫っていく事に。
この側面を縫う時には、メインポケットのマチ部分も一緒に縫う必要があります。
この底辺部分(何か嫌な言い方だなぁ・・・w)の、既に縫い終えてる部分ですが、菱目を打った穴の周囲があまり美しくならなかったので、側面はマルチ・ステッチンググルーバーでガイドラインを彫ってから、縫っていこうと思います。
もうこの辺りからは、色々と失敗出来ない作業になってきますので、慎重さが求められます・・・
これはSEIWA社のちゃんとした道具です。
底辺にガイドラインを引いた時にも使ったのですが、今回は先端パーツを交換して、スジ彫りする為の刃先を装着します。
流石はちゃんとした工具です。とにかく、とても便利です。
以前にも使ったことがあるのですが、この、スジ彫りする為の刃先なんですが、めっちゃ切れ味が良いので、かなり慎重にやらないと、脱線してしまう可能性があります。
この場合の脱線は、革に修復不可能な傷をつけてしまうので、絶対にダメです。
そーっと、慎重に、慎重に、ゆっくり・・・
・・・おっ?
はい、脱線・・・orz
く・・・クソがぁーーーっ!!!www
思いっきり銀面を傷付けてしまいました・・・orz
うーむ・・・これは、、、んーと、、、、そうですね・・・
とりあえず、取り乱して汚い言葉を叫んでしまい申し訳ありません。。
ぬぬぬ・・・
ハッ!そうだ! どうせ染めないといけないのだし、染めてしまえばどうにか・・・
速攻で染めましたw
とりあえず、さっさと菱目を打ってしまってから、しっかり染めました。
よく見ると傷はあるのですが、パッと見には判らないんじゃないかなぁ。
※一応ですが、結果的には、この時の脱線傷は、完成した時点では完全に判らなくなりました。
ところで。
ステッチンググルーバーでスジ彫りした時に思ったのですが、糸の色は、暗い方が目立たなくて良いというのは間違いでしたね。
今更ですが、明るい色の方が締まって見えるんじゃないかなー?と思い始めましたw
えいっ!! ブチブチッ!!w
またもや糸を切りましたw
そのせいで、リッパーの通った後がくっきりと残ってしまってますが、ここはポケットの底になる部分なので、これは気にしません。
再び、縫い直すことにした訳ですが、やはり糸の色の選択で迷います。
明る目の茶色なのか、いっその事、白にしようかで暫く悩みました。
結局、更にその中間のベージュで縫ってみることに。
縫ってみて駄目なら、またやり直せば良いだけ!と、完全に開き直りました。
ベージュの太目の糸に変更!
あー、こっちの方が良いんじゃないですかねー?
気になってた違和感はこれだったみたいですね。
革の色と糸の色は、それこそ好みの問題だと思うのですが、頭の中で何となく想像してるのと、実際に目の前にある現物とでは、印象がかなり違ってるのだなぁ、と実感しました。
こういった事が、パッと正確にイメージ出来る人の事を、世間ではデザイナーと呼ぶんでしょうね。
まぁまぁ上手く縫えました。
が、やはり、糸の始末の部分でどうしても躓きますね。
裏側は、リッパーによる傷跡だらけですが、縫い目自体は綺麗に真っすぐに揃うようになってきてると思います。
最初と比べると少しは前進してる様ですw
続けて側面を縫います。
上手く縫い目が繋がる感じに見えれば良いなぁ、と思いながら左側面を縫いました。
側面は、裏側でマチ部分も縫うのですが、どうにか出来た感じです。
やはり糸の始末が凄く下手・・・
今回も、縫ってる途中から、「早く縫い終わりたい!」という強い欲求にかられて、最後の糸の始末の部分で、どうしても冷静さを欠いてしまうんですよね。
根本的な理解が出来て無いからこうなるんですよね。
練習してる時は、もう完全に理解出来たと、何度も思うんですが、実際にやってみるといつもアタフタしてしまいます。
まぁ、引き続き練習あるのみですね。
そんなこんなで、反対側も縫い終わりましたが、こちらも、最後の始末の段階で上手くいかず、丁度、右下部分に余計な重複箇所が出来てしまいました。
よほど縫い直そうかと思いましたが、今回は、この糸を切ると、マチ部分のパーツに傷が入ってしまいそうなので、断念しました。
裏側もまぁまぁ無事に完了。
今回、縫い付けた背面部の透明ポケットパーツですが、その縫い目の丁度裏側は、メインポケットのマチ部分になります。
ここは一応は、見える場所なので、ある程度、綺麗な縫い目になってる方が良いのですが、どうにか縫えたと思います。
このマチのもう一方側が、メインポケットになる訳ですが、これ・・・本当に縫えるのかなぁ・・・と、かなり心配にはなってます。
かなり難しい気がしていますが、まぁ、先の事はその時に考えましょう。
あと、マチ部分に施した刻印は、ほぼほぼ見えなくなってしまう事が判明。
ま、隠れたお洒落なので・・・・ねw
糸の色と太さを変えることで、何か大きく一歩、前進出来た様な気がします。
そして、段々と形が見えて来ました。
・・・しかし、糸の始末が上達しませんね・・・。
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