レザークラフトに挑戦
No.35
2022.06.15
|
【100均の革でスマホケース その2】
ジオン軍スマホケースの修理に挑んでみた結果・・
|
分解したスマホケースを観察した結果、パーツ単位での修理は不可能っぽかったので、似た様な物を新たに作って、そこに、ジオン軍の徽章を移植する計画となりました。
という訳で、材料選びを始めたのですが、最初にネタ振りをしたように、型紙も何も無い、どんな完成品になるかも予想が出来ない物に、ちゃんとした革(?)は使いたくありませんw
なので、コツコツと買いためてた100円均一、ダイソーで買った革を使います。
【目次】
・ダイソーで売られてる革。
・芯材から開始。
・革を選ぶ。
以前にも、ダイソーの「本革はぎれ」という名の商品を使って、コインパースを作ってみたことがありました。
あの当時は、今よりも更に何も判らなかったのですが、その時に使った革の扱いが全く判らずにかなり苦心しました。
その直前に初めて作った作品の素材は、ヌメ革だったので、お手本通りに作ることが出来たのでしたが、ダイソーで買ったこの白い革は、全然違う性質だったのでした。
こちとら、何がなんだか微塵も判らない素人なので、本当に困りましたw
この白いやつ。
当時は、革なら何でも同じだと思ってたので、練習用というか、色が白いだけで、これでも同じ様に作れると思ったのでした。
結果的には、どうにか形?にはなりましたが、まぁ、お察しの完成度でした。
・・・いや、初心者としてはそれなりに健闘したつもりです・・・w
よく判らないまま購入してたので、この同じ白い謎の革がまだ3枚くらい残ってるのですが、未だに使い方がよく判らずにいます。それでも何枚かは、一応は役立つ事に使って減らしたのですけどね・・・。
材質表示は「牛革」となってるので、牛革である事は間違いないですし、商品名も「本革はぎれ」ですから、そこを疑ってる訳じゃ無くて、どういう革なのか?が判らないんですよね。
もちろん、ちゃんと強度もあるので、牛革の、物凄く密度の粗い部分の表面をウレタン塗料かなんかでコーティングした感じなのかなぁ・・・
100のうちの1を知ってるかどうか?というド素人の私には判りませんが、あくまでそんな感じに思える、という意味です。
要するに、まだまだ知らないことばかり、という事ですね。
これも何かしら使い方はあるんだろうとは思うので、それが判るまでは作品にはなるべく使わないことに。元々実験や練習用途で購入してますので、その用途で使うことにします。
さて、その後も懲りずに、ダイソーを始めとした100円均一で、練習に使えそうな物を漁っていましたので並べてみます。
見た感じはスウェードっぽいです。
これは色が気に入ったのですが、
・・・家で開けてみると皺模様?入りのエナメル的な物でした。
これもスウェードっぽい感じです。
他にもまだ幾つかあり、ダイソー以外でもコツコツと買い足してるので、練習素材は充実していますw
で、今回は、更に大きなサイズのシリーズもゲットしました。
尚、200円です。
・・・ワニですねw もちろん、本物のワニ革では無いですが。
これは同じ色のシボと呼ばれる凹凸があります。
で、こちらがそのシボ風模様の色違い。
これらは、これで何か作っても実際には誰にも使われない事を覚悟で購入してるので、色や模様はあまり気にしていません。
あくまで練習用というか勉強用です。
これらの中から適当に選んで使います。
まず、最初に抜き出した黒いプレートが、あまりに汚いので、これを新しく作り直す事から始めます。
厚紙でやろうとしたのですが、折り曲げに弱いので、やはり樹脂製のものを探してたのですが、これも普通にダイソーで売ってました。
ダイソーに限らず、ともかく100均に行けば、それなりに何かしら必要な物は手に入る時代です。
重要なのは、それが本当に必要な物なのか?という点ですがw
同じサイズに切りそろえました。
他の2つも、分解前にサイズを測ってたので、その通りに切り出したのですが、実際の物と比べると大きさが違ったので、微調整していきます。
元々のヤツとサイズを合わせて行きます。
磁石を嵌め込む部分に穴を開けます。
どうにか穴が開きました。
黒板パーツが揃いました。
これまで幾つかの作品を作った際は、一応は型紙を買ったり作ったりして準備したのですが、今回は何をどうすれば良いのか判らないままスタートしてるので、この、形を維持する為の板パーツを主軸に考えていきます。
さて、素材を選びます。
ワニ革っぽいやつw
牛革に、型押ししたりしてこういう具合に、別の生物の革っぽく加工する手法は、割とポピュラーなようですが、個人的には、まだあまりよく理解出来ずにいます。
ワニのウロコは大きくて厳ついので、まだギリギリで格好良いと思う事はありますが・・・個人的には、ウロコというのがどうもね・・w そこは好みの問題でしょうけどもね。
で、牛革にソフトな感じのウロコ模様を型押ししても、本物のワニの厳つい感じにはならない上に、こんな色に対してこういう形の型を押すのは、どういうニーズがあるんだろうか?と思ってしまう訳です。
とりあえず、今回は不採用にw
こちらは シボ というタイプの型押し。
不勉強なのでよく判りませんが、本来であれば自然?というか、本来の加工法で出来る自然な皺を、人工的?(難しいw)につけて味を出すのが目的なんだと思います。実際に、ワニよりは自然な感じがします。
織物の世界にもちりめん皺とかもある訳なので、こういう装飾は有り得るんでしょうね。
同じ物の色違い、チョコ色の物も買ってたのですが、このライトブラウンの方がよく売ってるのを見掛けるので、希少価値の低さから、こちらを採用することにしましたw
事前になんとなく大雑把に測っていたサイズに切り出します。
例の白い革とはかなり違って、もっと革っぽさがありますし、床面やコバ面も革っぽいので、少し安心しました。
あの白いヤツとは違って、磨けば革らしさが出て来る可能性が高い訳ですからね。
手順を考えないまま・・・w
最初に知った手順なので、何も考えずに床面を処理。
普通にこの床面を綺麗に磨いて裏地にしようと、一生懸命磨いてたのですが・・・
例の白い革と違って、ちゃんと毛羽立ちが収まり艶が出て来たのは良いのですが、そもそも元々の物は、裏地にスウェードっぽい物が貼ってあり、それで中の黒い板パーツを隠していたのです。
そう、黒板パーツを仕込む為にも、裏地が必要なんです。
裏地を付けるなら、床面を一生懸命磨く意味はあまり無いですよね・・・
ま、切り替えて行きましょうw
さて、そう言えば、スウェードっぽいのがありました。
これです。
一方の面には傷がありますが・・・・
もう一方はとても綺麗で手触りも良いです!
これは・・・スウェード的な物という事なのでしょうか?
現時点では呼び方が判らないのですが、他の革とは完全に異なるので、今後しばらくの間は「スウェード的な革」と呼ぶことにしますw
そもそも、「スウェード」って何?と言われても、「もさもさしたやつ」としか答えられませんw
銀面じゃない方を敢えて毛羽立てて仕上げてある革?ですかね?調べてみると、銀面側を毛羽立てる仕上げ方法もあるようで、もちろん、名称は違うようですが、まぁ奥が深いです。
特に説明書きが無いのは、他のダイソーの革も同じなので、何にどう使うか?は使う人の自由なんでしょうね。
このスウェード的な革は、触った感じの肌触りも良いですし、薄くて丈夫そうでもあるのでこれを裏地として採用することに決定。
残りは、ポケット部分です。
そう言えば、例の白い革と同時期に買ったは良いものの、開封すると凄い傷があって、そのまま保管してた黒い革がありました。
これですね。
これが銀面。傷が凄いです。
これが床面です。特に違和感はありません。
例の白いヤツよりはまともに見えますw
改めて見て見た結果、やはりこれは使えないか・・・と諦めかけたのですが、そう言えば、今は染色液を持ってる、という事に気が付きました。
・・・・思いのほか、綺麗に染まりましたw
なのでこれを使おうと思ったのですが、今度は、これはこれで惜しくなってきましたww
それと、配色的に黒はちょっと違う気もするので、正直、迷ってはいます。
が、まぁとりあえず、これで使う素材が揃いました。
相当長くなったので、続きは次回へ。
あとから思えば、どうしてもう少しちゃんと計画を立ててから作業を始めないのだろうか?と不思議に思うのですが、その瞬間瞬間では、それなりに考えてやってるつもりなんですよねw
自分のサイトに、こうやって色んな記録を残してるのも、自分で後から見直して、忘れちゃった事を思い出すのが最大の目的だったりしますからね・・・w
|