レザークラフトに挑戦
No.38
2022.06.26

【100均の革でスマホケース その5】


 前回の時点で、ようやく部品が全て揃ったので、ここからはいよいよ手縫い作業に入っていきます。


 やっとレザークラフトらしい工程にたどり着きました。


 まぁしかし、段取りが一番重要だというのは、どんな仕事でも、それが趣味だったとしても同じ事ですね。


 ただまぁ、少し段取りに費やす時間が長過ぎる気がしますけどね・・・w



【目次】


もう一つ別のオリジナル革プレートの作成と取付

手縫いで組み立て作業開始。

コバ磨き。




 やっと手縫い工程に入っていくのですが、それをやってしまうと後には戻れなくなるので、本当に大丈夫なのか?をよ〜く考えた結果、もう一つ、別のロゴ・プレートを取付ける事に。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 01

試行錯誤中。

 何をやってるかと言いますと、今度は文字だけの革プレートを作ろうとしてたりします。


 先にカシメで取り付けた正面のデザインとは違い、こちらは文字だけです。


 で、ヌメ革に刻印して作るという同じ手法を取ろうと思ったのですが、この実験作品にヌメ革を使うのが勿体無いので、今回の実験で発生した床革の端切れに刻印して、色々と加工してみたのが一番上の物。


 既にこれまでの実験で刻印されたヌメ革ハギレから切り離したのが、上の写真の中央の物で、こちらは染色実験にも使ったので、こんな見た目になっちゃってる物。


 一番下は、今回使ったスウェード的な革で刻印実験したものでして、これは何の事か判らない結果になったので、当然ながら使えませんw

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 02

どこに貼ろうか・・・


 出来れば内側のどこかに貼りたいなぁ・・・と、あちこちに置いてみて、見栄えを確認しているのですが、どうもね・・・w


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 03

ここという線も有りっちゃ有り。


 やっぱ、内側はどこに置いてもバランスが良く無いので、外側の、背面になる部分が一番無難で収まりが良い、という事で場所は決定。


 革プレートは、ヌメ革バージョン床革バージョンか・・・


 床革の方は、裏に布を貼って補強する実験に使ったものなので、手で引き千切れるなんて事はなく、表面も色々と塗り重ねて強度を増してるので、こういう使い方なら実使用上は問題無いと思います。


 一方、ヌメ革の方ですが、刻印の実験の後、更に染色実験に使い、その延長でレザーフィックスの実験にも使ったハギレで、左端部分に染色されない箇所が残ってたり、しかもその状態でカービングダイを塗って赤く染まってしまってたり、その上から更に焦げ茶色の染色液で染めたりして変な色彩になってます。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 4

お!その手があったか!ww


 ヌメ革の方ですが、文字部分が赤く染まってしまってたのを、ガンダムマーカーで黒く塗ってみた所、それっぽい刻印みたいになりましたw


 もちろん、最終的には上から仕上げ材を何度も塗ってコーティングします。


 もう少し、色んな加工をしてみると、もう少し見栄えが良くなりそうに思えてきました。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 05

色んな事を試した結果、いい感じに。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 06

ギリギリまで迷ってたんですけどねw

 左端の部分、レザーフィックスが塗られて、それ以上の着色が拒否られてしまってる部分はなかなか頑固で全然変化しませんでしたが、それはそれで良い味として残り、総合的に見ると、なんか良い感じのダメージ表現っぽくなりました。


 で、ちゃんとしたヘリ落としで、ヘリを落として、更に染めて・・・という具合に頑張った結果、やはりヌメ革の方が格好良くなったので、ヌメ革バージョンの方を採用することに決定しました。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 07

初めて使う糸。SEIWA社のビニモ。

 正面はデザイン的にカシメでの取付にしましたが、こちらは縫い付けることに決定。


 使う糸は、SEIWAのWロー引き糸#5 という糸で、ビニモにロウがひかれてる物だという説明が書いてありますが、正直よく判りませんw


 これまではクラフト社の手縫い糸の「太」ばかり使ってきましたが、今回のこの部分に関しては、引き締まった印象になって欲しくて、糸の太さと種類を変えてみることにしたのでした。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 08

 縫い終わったので、裏側を観察しましたが、まぁまぁ綺麗に縫えたと思いますw

 尚、外側パーツの床面なので、これから接着剤を塗る為に、ガリガリに荒らしてあります。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 09

外側の表面はこうなりました。

 まぁまぁ、なんとなく良い感じに収まった気がします。


 これで、もう小細工は全て終了したので、いよいよ、外側と内側のパーツを貼り合わせて行きます。





 いよいよ組み立て作業に入っていきます!


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 10


 革と革に関しては、いつものボンドエースでガッツリと接着出来る事は判ってるのですが、プラ板に関してはよく判らないので、プラ板部分だけ万能ボンドのG17を使いました。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 11


 折り曲げる部分の内側は、その内に皺が出来て剥がれて来るのかな?とは思いますが、全体的に剥がれてしまうことは無いと思うので、そこはあまり神経質にならずにいきますw


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 12

まず半分だけ縫いました。

 接着したら、後は縫っていくだけなのですが、今回のこのスマホケースは、外周が70cmほどになるので、一気に縫わずに2回に分けて縫う事にしました。


 この方が見た目が良いですしね。。


 というか、完全に閉じた時の正面と背面になる部分、つまり、ロゴ・プレートを取付けた部分を分割して縫った場合、糸の始末部分が見える場所に出来てしまうので、糸の始末がいつまで経っても上達しない私としては、この分割方式を選ぶしかありませんでしたw

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 13

半分縫った時点での内側。

 半分だけ縫った状態で内側を確認します。

 表側の縫い目はデザインの一部分のつもりですが、内側は変に目立たない方が良いと思ったので、その目的は達成出来たかと思います。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 14

手縫い作業完了。

 残りというか、メインの部分の手縫いが完了しました。


 菱目を直線的に打てないと、縫い目は直線になってくれません。その為にも、まずガイドを真っすぐ引かないと駄目ですよね。


 で、以前に痛感した事ですが、ガイドを真っすぐ引くには、コバ部分がしっかり直線を保ってないとどうにもなりません。コバを基準にしてガイドを引く訳ですからね。


 そういう事が判ってきた結果、それらに気を付けて各作業を進めるようになってきたので、一応は回を追う事に、どうにか多少はマシになってきてるんじゃないかなぁ、と思います。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 15

内側の様子。

 正直、思ったよりもかなり良い感じに落ち着いた様に思います。


 この最後の縫いで、ポケットパーツの両端も縫い合わせます。


 その為にここだけかなり分厚くなってるので、違和感無く連続性を維持したまま縫えるのかな?と心配しましたが、まぁまぁ特に問題無く縫えたと思います。


 このスウェード的な革はかなり良い感じで、今後の作品作りにおいても裏地として使っていきたいなぁ、と思うんです


 ところが全然売ってないんですよねぇ・・・これがw


 と言う訳で、手縫い作業は完了しました。




 さて、ここからは仕上げ作業という事になっていきます。


 仕上げと言っても、要するにコバ処理をどうするか?という話なのですが、これまでの数少ない経験上、素材にヌメ革を使った場合は、大変な作業というよりは、徐々に美しく仕上がっていく過程を楽しめる作業です。


 ところで。


 現時点での私の腕レベルでは、どれだけ作品が完成しても、自分以外の誰かに使ってもらえる訳でも無く、自分が使うにしても限度がありますw


 なので、レザークラフト入門としてよく使われるヌメ革などの素材はなるべく使わずに、ダイソーなどで手に入る安い革を使って、切ったり、貼ったり、縫ったり、という修行してる訳ですが、そのお陰で床面処理やコバ処理が少し面倒になることが多かったりします。


 使ってる素材がオーソドックスな素材では無い為に、初心者向けに紹介されてるオーソドックスな手法が通用しないことが多いのです。


 何せ、こちとら初心者中の初心者なので、そういった場合どうすれば良いのか?という知識と経験が皆無ですので、基本的にはただ狼狽えるしか出来ませんw


 まぁしかし、今回の革は、床面もコバ面もヌメ革と似た様な処理が可能な様なので、コツコツやればどうにかなりそうな気がします。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 16

処理前はこんな感じ。


 まずは余計な部分を切ったり削ったりして、直線と平面を出していきます。


 菱目を打つ前の、ガイドラインを引く段階でしっかり直線を出してるのですが、縫った後は糸の力で波打ったりするので、再調整という感じでしょうか。


 それと今回は、裏地にスウェード的な革を使ったので、その柔らかい革と、紺色に染めた200円の革、同じく色違いのチョコ色の革で作ったポケットパーツといった、異なる素材を一体化させるのが目標となります。
 

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 17

正面部分のコバも処理前はこんな感じ。


 硬めの革と柔らかい革を接着してますので、なかなか統一感の無いコバの状況になっています。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 18

削っては染める。

   下でも触れてますが、今回は、いつもの水、トコノールやトコフィニッシュの他に、カタメールを使います。


 カタメールは、その名の通り、革を固めてくれる薬剤だそうですが、実際にどの程度まで固めてくれるのか?はやってみないと実感として把握できません。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 19

削って固めてまた削るw


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 20


 磨く→削る→染める→色落ちを防ぐ→磨く→固める→削る→染める→磨く・・・・

 途中で順番がめちゃくちゃになって何がなんだか判らなくなりましたw


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 21

上側のコバ。


 カタメールは、少しコツがあるというか、使ってみて判った事が幾つかありましたが、それを説明する写真が残ってませんでした。


 他でもよく書かれてる様に、素材に凄く浸透しますので、それを判った上で、どこまで浸透させるか?を事前に決めて置くというか、判って置くことは大切だと思います。


 このスウェード的な革も、カタメールを塗ってるとそれなりにコシが出てきて、更にトコノールとかも使って磨いていくと艶が出てきたりもします。


 途中から、そういった変化を、デザインに生かすことを念頭にやってみました。
 

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 22

こちらは下側のコバ。

 頑張って磨いていくと、結構良い艶となって、思ったよりも格好良くなってきました。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 23

外側。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 24

内側の状態。


 他の用事とかもしながらですが、それなりに何時間か掛かって、仕上げがほぼ完了したので、一息つきながら、なんとなく眺めてて気が付いたのですが、、、



 スマホの保持装置であるスライドパーツを取付けてませんでしたw



レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 25

スライドパーツを接着。

 スライドパーツを取付ける位置は、事前にかなり調整したのですが、それでも一度取付けてしまうと、もう後戻りは出来ないので、かなり神経を使いました。

レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 26


スマホを取付けて収納。


レザークラフト 38 ダイソーの革 スマホケース 27


 とりあえず、完成です!!



 ここまで大きな失敗もなく、割と順調に完成まで漕ぎ着けました!


 試行錯誤や右往左往は毎度の事なのですが、そもそもの目的だった筈の、ジオン軍の徽章を諦めた時点で、何か別のスイッチが入った感じで、それが良かった様に思いますw



 どうにか完成させることが出来ましたので、次回は、完成した作品の画像を見ながらの反省会という事になります。  
 

















































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