レザークラフトに挑戦
No.41
2022.07.24
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【ファスナーの取付に挑戦 その2】
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ファスナー付きミニワレットへの挑戦の続き [その2] です。
今回の挑戦の目的は、ファスナーという物の扱い方を理解する事です。
なので、さっさとファスナーの取付作業に入りたいのですが、まぁそこは手芸というかレザークラフトですので、そこに至るまでの準備とか段取りとかがある訳ですw
【目次】
・パーツを整えて行く。
・またもやダイソーの、いつもの「謎の白い革」を試してみるww
・ようやく準備完了。
型紙に合わせてパーツを切り出し、整えていきます。
尚、型紙ですが、今回はファスナーを取付がメインなので、購入した通りには作らずに、あちこち省略して、単純な2ポケットにする予定です。
コインを使って角にRをつけます。
ちなみにですが、こういう事に使う為のコインとして10円玉をキレイに磨きました。
以前、アルミ板を使っての電解エッチングに挑戦した際に買ったクエン酸とか重曹が余ってるので、その辺の材料を使ってピッカピカに仕上げていますw
というか本当は、単にピッカピカにするのが目的じゃなくて、10円玉の錆とか油とかを完全に落とすのが目的でしたw
うっかり適当なコインを使って、革に余計なシミとか汚れが付くと嫌ですからね。
さて、製作動画を何度も見返しながら作業を進めるのですが、この序盤はそんなに複雑な作業はありません。
外装に使う、ワニ柄のパーツですが、モフモフになってた床面を適当に処理しましたが、コバ磨きは真面目に取り組みました。
外装パーツなので、床面は見えなくなりますから適当で良いのですが、外装のコバは作品の顔の一部ですからね。
一通りの作業を終えると、しっかりと艶が出てきました。
これはあくまで練習作品なので良いのですが、本番だともう少し分厚いヌメ革の方が良さそうですね。
ダイソーの革ですが、このシリーズは概ね1mm前後ですので、1.5mmか2.0mmでも良いかも知れませんね。
内側パーツ。
スピードも正確さもまだまだだとは思いますが、この曲線部分の切り方が少し上達したと思いますw
ポンチで切り抜いたり、カッターナイフで曲線をなぞったりする方法も使ってきましたが、今回は練習の為に別たちで細かく刻む手法を選びました。
マチの部分ですが、とりあえず床革の歯切れが余ってるので、それを使うことに。
ただし、いつもの事ですが、床革は強度が無いので、一応念の為、引き裂きテストをやってから使う事にしています。
内側パーツに使う部分は既にテスト済みなのですが、ひょっとして、面積が広いから強度が増してただけかも知れませんので、余分な部分を切り出して、手で引き千切ってみます。
お!
・・・千切れちゃいましたねww
やっぱ小さく分割すると、強度が落ちちゃうみたいですね。
財布のマチ部分て、割と引っ張る力が加わる部分なので、ちょっとどうかな・・?
と心配になってきたので、念の為にテスト。
・・・ですよねーーww
練習作品とは言え、やはりこれではちょっとね・・・。
一応ですが、気になったので内側パーツを引きちぎろうとしましたが、やはり先にテストした通り、それは出来ませんでしたので、それはそのまま使うことにします。
そこで。
はい、またコイツの登場です。
何度目の登場でしょうか?この、ダイソーの謎の白い革w
ホントに、使ってみる度に謎が増すばかりの「革」です。
何も知らなかった時に、ダイソーで出会って何枚か買ってしまったのですが、まだ数枚残ってるので、今回の練習作品のマチ部分に使ってみよう!と思いました。
もう慣れてしまってますが、この革は一発で綺麗に切らないと、切り口がとても不細工になってしまうんですよね。
で、切った後も、銀面の方はもうどうすることも出来ません。
ボロボロに崩れる床面。
これももう慣れてしまってますが、ボロボロに崩れて来る床面を抑える為に、めっちゃ強引にヘリを落としてしまいます。
これは今までにこの謎の白い革と格闘してきて培ってきた手順ですw
この工程は後先どっちでもでも良いと思うのですが、カタメールを手に入れてからは、カタメールでしっかり固めてから磨き作業に入ります。
後でも先でも良い理由は、先に塗ったからと言っても、ヘリ落としが多少楽になる程度で、、見違えてスムーズに出来る様になる訳でもなく、結局、最後にカタメールを塗る事になるからです。
本来?というか、普通は柔らかい革のコバとかヘリの処理に使うと便利なカタメールですが、この謎の白い革の場合は、床面やヘリが崩れて来るのを防ぐのが最大の役目になっていますw
で、ある程度整ったら、トコノールを使って磨き上げて行きます。
整いました!w
まぁ、かなり手際よく出来る様にはなったのですが・・・・う〜ん・・・
そうですねー・・・
そのままで磨いても荒れて崩れるばかりのこの謎革なのですが、色々と駆使してそこそこツヤツヤに磨いた訳です。
しかし・・・何の魅力も無いんですよね、この見た目w
コバコートという物があるのを知ったので、またいつか試してみたいとは思ってます。
やっぱコッチを使います。
謎の白い革は、ちょっと違う感じがしたので、結局、やはりずっと気に入ってる、ダイソーのスウェード的な革(※未だに呼称は判りませんw)の残りを使うことにしました。
これなら違和感ありません。
上でも書いてますが、今回は、購入した型紙を参考にさせて頂くのですが、色々な要素を詰め込むと、どこで何を何の為にやったのか?が判らなくなるので、そのままその通りに完成させるのではなく、あくまでファスナーの取付方法だけに勉強に目的を絞ってます。
なので、中のポケット部分は大幅に省略してしまい、本来の型紙はもう少し複雑なデザインなのですが、両側に同じ形のマチ・パーツを持たせ、その中央に一つだけポケットを持たせる感じで作ることにしました。
頑張って複雑な物に取り組んだり、あるいは逆に同じ物を何個も量産するからこそ見えて来る景色というのもあろうかと思うのですが、私はまだその段階にすら達していませんので、一つ一つ学んで行こうと思ってる次第ですw
ではいよいよ、レザークラフトっぽい作業に入っていきます。
まずはこれらの道具の出番です。
まず、マルチ・ステッチンググルーバーでラインを引き、菱目打ちで縫い穴の場所を決め、菱ギリで穴を貫通させていく、というのが最近の手順です。
そのせいで、最近、自作の菱目打ち機があまり登場してませんが、実際には毎回必ず使ってたりします。
実験とか練習で使う場合には、普通に菱目打ちに使ってますし、刻印とか穴開けとか、エンドポンチを使う場合とかでも、ガンガンに活躍していますので!
折角苦労して作ったので、こうやって、実際にちゃんと使ってますアピールしないと、なんだか使わなくなってるみたいに思われると心外ですのでねw
外装と内装を重ねて菱目を打ちます。
このダイソーの革、スマホケースの時に使ったシボ柄のも同じだったのですが、ともかく表面の質感がビニールっぽい感じなので、マルチステッチンググルーバーでラインを引いても、ゴムが元に戻るような感じ、跡が残らずにすぐに線が見えなくなってしまいます。
一応、何度も何度も擦って、どうにか跡をつけてから、跡が元に戻る前に、菱目打ちを手に握って、ともかく穴を開ける予定の場所にしっかり印を刻んでしまわないといけなかったりします。
ちなみに擦り過ぎると表層部分が破れてしまったりもしますww
なので、とても自作の菱目打ち機では間に合いません。
素手で握った菱目打ちでちゃんと印をつけてから、ゆっくり確実に菱ギリで穴を貫通させていきます。
まぁ、いつもの事ですが、ちゃんと購入したヌメ革とかではこういう事にはならない訳でして、あくまでダイソーの革での練習なんだから、あまり細かい事を気にせず適当にやれば良いんだろうとは思いますけどもねw
外装パーツと内装パーツを、一時的にしっかり合わせて、ちゃんと同じ位置に菱目穴を開けて置かないと、後で縫い合わせる時にグダグダになっちゃうので、この作業は慎重にやる必要があります。
Youtubeの動画で、細かい注意点等を丁寧に説明して下さってるので、何度も見ながら作業していますが、ホントにありがたいですね。
ここで遂に! 今回のチャレンジの主役が登場です!!
やっとファスナーの出番となりましたが、続きは次回でw
いよいよ次回!
ファスナーの取付に初挑戦ですw
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