パソコン記
エピソード33
2015.04.10

 やっぱりやらかしてくれたよ! Liveメール 

(申し訳ないですが、思いっきり扱き下ろしますよw)


Windows Liveメールですがね。。端的に言いますとですね、ええ、そうです。案の定、全く使い物にならない上に、思いっきり仕事の足を引っ張ってくれました。

最初から充分過ぎる地雷臭を放っていたにも関わらず、そしてその事に気が付いていたにも関わらず、「他の使った事が無いメールソフトに乗り換えるのが面倒そうだから」という理由でそのまま使ってきた私の責任です。はい。

具体的に何があったのか?は、下の方に物凄い長文(怒りと怨みにまかせてw)でクドクドと書いてますので、興味がある方は見てみてください。

今回の被害は大きいです・・・が、いつまでもそんな事ばかり言ってられませんので、コレを気にWindows LIVEメールとは決別し、正直、あまり気乗りのしない無料ソフトであるThunderBirdを試してみることにしました。

 実際にThunderBirdを試してみた率直な感想ですが、これ、めっちゃ良いやん! 何もかもがLiveメールよりはかなり性能が良いです。いや、比較にならないくらい使い易いです。

 ・・・ああああ・・・・なんで最初からこっちにしとかなかったんだろうか・・・そう、面倒だったから・・・あわわわ・・orz

 もちろん、私の個人的な環境に100%合う訳は無いので、当然ながらユーザー側である私も慣れや使いこなしの修練wは必要ですが、3日くらいで完全に慣れました。

 多少、「ん〜・・・なんでこうなるのか??」という仕様はありますけど、逆にそれが一切無いソフトなんて存在しないですからね^^

 という訳で、今更ではあるのですが、ThunderBirdの良い点については次回で軽く紹介することにします。

 今回は、Liveメールに対する怒りをぶちまけるのが目的ですw



 

★以下、ただの個人的な愚痴メモです★

 超安定の名作OSだったWindowsXPとともに、長年、何の不満も無く利用していたOutLookExpress(以下、【OE】)が、WindowsXPの終焉とともに利用でなくなり、Windows7導入とともに必然的に使わざるをえなくなったWindowsLiveメール。最初はLiveメール2009でした。


実は導入時から、非常に嫌な予感たっぷりでした。導入時のゴタゴタとかはこちら


 使っていく内に、慣れてくる部分と我慢ならない部分が出てくるのは、まぁ、どのソフトでも同じでしょう。それは仕方がありません。

 しかし・・・こいつはバージョンが古いせいか、最初からフリーズすることが異常に多く、正直、大切かつ重要なメールの送受信データを膨大に持って現在進行形で取り扱ってる私としては、データ損失の可能性のあるバージョンUPとかは、出来る限りやりたくなかったのですが、あまりの
「応答なし」の連発に、もう堪忍袋の尾が切れて、2009→2012へと一気にVerUpしました。

 幸いにも大きなトラブルなど何も無く、ごく自然にVerUpが完了しました。非常にスムーズです。レイアウト等の変更などで、扱いやすい状態に調教(w)するのに数日掛かりましたが、なんとか無事にVerUp完了。


これが2013年頃の話です。ええ。


 でね、
Liveメール2012ですが、フリーズ回数は劇的に減ったものの・・・全くフリーズしなくなった訳でもなくて、ちょっと大量にメッセージを移動したりすると「応答なし」になるし、なによりも迷惑メールフィルタが全く役に立たないんですよ!!こいつ。

 Liveメールの迷惑メールへの対策の基本は、

 ・国別トップレベルドメインで拒否
 ・使われてる文字で拒否
 ・拒否リストで拒否
 ・メッセージルールを作って自動削除


 という感じです。

 そして本来、Liveメールの売りであるハズのこれらの機能ですが、
全くもって役に立ちません。毎日毎日迷惑メールの選別と削除が必須です。

 何故でしょうか?

 例えばですが、ドメインで弾く機能にしても、@以下の完全一致じゃなく、例えば.comとかのトップレベルドメインで弾ける機能は無いんです。いや、正確に言うとトップレベルドメインで弾く機能があるにはあるんですが、事前に用意されてる「国別ドメイン」にしか対応してないのです。つまり、.jpは弾けるけど、.netは弾けないんです。

 しかも選択式になってる為、追加登録ができません。事前にリストアップされてるものだけが対象となる仕様です。なんで追加に対応させなかったんでしょうかね・・・。

 次に、ドメインで拒否するよう指定した場合ですが、これはサブドメインまで登録する仕様になってる為に、abcd.example.comからのメールを自動で削除しようと、拒否ドメインに登録しても、efgh.example.comは受け付ける訳です。(※手動で拒否リストを編集すれば可能ですが、やってみればお判りになるかと思いますが、1年も経つと、人によりますが私なんかの場合だと1000個以上も登録されてるドメインリストを編集することになる訳で、もう面倒なんてもんじゃありません。)

 これは仕方が無いとは思いますが、せめてここで「.com」とかを指定できるようにしとけば、メリットデメリットが多少なりとも相殺されるのに、それはできない仕様ですw

 私の感覚では、「*.example.com」という”ワイルドカード”の採用が普通だと思うんですよね。これで排除すれば、アホなドメインが、どんなサブドメインを作ろうが、全部排除できますし、普通はそうするものなのです。これで排除できない場合、次を考えるのです。

 だけどライブメールはそんな基本を無視したので、迷惑メールを送信する側は、こんなもん、自動的にサブドメイン部分を適当に生成して送り出せばええやん!?と思ったかどうかは知りませんがw、こんな仕様の対策にもならないような対策なので全く無意味な訳です。

 また、もっと単純なメールアドレス成りすましにも全くの無力ですw

 例えば、実際のメール送信者がフリーメールであるmeiwaku@yah○○.comだったとしても、メールヘッダにdaijoubu@safe.example.comと異なるアドレスを記載しておけば、前者で拒否していても余裕ですり抜けます。これもですが、送りつける側からすれば、この部分を自動的に生成すれば良いだけですから簡単な訳です。

 開発者が「迷惑メールとは?」という事について全く知らない、知ろうともしなかった事が明白だと思われます。

 UIに関しても、便利だと思って用意してるんだろう機能が、ことごとく作業の邪魔になって仕方が無い。細かいことを羅列したいけど、多すぎて無理なくらいw

 個人的に思ったのは、これも開発者(当然、開発グループだから大勢の優秀なエンジニアの面々)が複数のアカウント(10や20じゃなく50とか100とか)での利用なんで丸っきり想定してないことが明らかですし、それを想定してないが故に、フォルダ管理の思想が単一過ぎて、私のような
何十個もアカウントを使い分け、一日に何百通ものメールを受信する人間にとっては、もう苦痛以外の何物でもない使い勝手です。

 これって、それほど特殊な使い方とは思わないんですけどね^^; 確かに普通の人だと多くても10個以下のアカウントでしょうし、送受信もそこまで頻繁じゃないでしょう。しかし、ネットで仕事してる人や、複数の事業を手がけてる人などは大勢いらっしゃるでしょうし、そういう場合、私のような環境は別に珍しい事ではありません。実際に、私の取引先や友人知人も似たような環境です。(彼らの中でLiveメールを使ってる人が非常に少ない事は注目に値することだと、今頃実感してるのですがw)



 それでも、やがて使い慣れてきた(MSに飼い慣らされてきたw)訳です。いや、毎日毎日、不満の連続ではありますよ?起動は遅いし、頻繁に「応答なし」になるし、何よりもバックアップが不可能に近いんです。

 バックアップについて触れてませんでしたが、実際にやってみればお判りになるかと思いますが、私のように1万通以上の過去のメール送受信記録を持ってて、それぞれをフォルダに分けて管理してる場合、バックアップ作業に数日掛かりますw 

 それでも出来ない訳じゃなく、やろうと思えば出来るんだし別に問題無いのでは?と思われるかも知れません^^

 実際やってみるとどうなるか? はい。 高確率で途中で「応答なし」になります。これはWindows7側の問題でもあるかとは思います。思いますがね・・・。要するにほぼ無理w (※言うまでもありませんが、私のパソコンがスペック足らずな訳でない事は主張しておきますw)

 でね? まぁ、100歩譲って、そんだけ大量にあるデータを全部一気にバックアップとるのが駄目なんだとしたらですよ?フォルダー単位くらいに小分けしてエクスポートすれば良いと思うじゃないですか?

 必要なフォルダーを選んでエクスポートするとですね・・・・・

 何故か、そのフォルダーの親フォルダーまでエクスポートするんですよ・・・これが。

 フォルダーってのは普通は入れ子構造にしとくものです。親フォルダーをエクスポートする場合、子フォルダーが含まれるのは判ります。実際、作業する際に、子フォルダーを含めるかどうか聞かれますしねw で、大量あるフォルダー構造が全て展開された中から目的のフォルダーを見つけ出し、エクスポートすると、そのフォルダーより上(親)の階層にある全てのフォルダーがエクスポートされますw

 ホント、正気を疑う動きです。

 ええ。もちろん、そんな動きをすれば、当然、データ量は大量になるので、途中でフリーズする訳ですww

 いやいや、マジで誰一人、このソフトの動作確認をしてないのか?と心配になりますね。

 綱渡り状態で使ってきました。何事においても通じる話ですが。人間慣れると、少々のリスクには目を向けなくなるもんです。現状否定と、それに付随する面倒極まりない環境変更を拒絶したくなるものです。ええ。



 で、そんな中、先日のwindowsの自動アップデート(毎月11日前後にある定期アップデートです。)が行われ、そんな事とは知らずに平和に寝てた私ですが、朝起きて仕事を始めようとすると、なにやらパソコンの挙動がおかしいのですw

 ともかく仕事を始める為にメールのチェックですが、一見何の問題も無かったのですが、ふと気付きました。大量に受信してる顧客からのメールの一番上のメールに目を通し、次のメールを見ると中身が全く同じなんですが・・・

・・・はぁ? 何コレ??


 ま、ま、同じメールを何通も送信してしまうなんて良くある話ですし、そこまで疑問視せずに、さらにその次のメール・・・ありゃ?これも中身が同じ・・・んん???

 確認してみると、なんと! そのメールのフォルダ(受注メールを自動的に振り分けてるフォルダ)の中身が全部同じになってるじゃありませんか!!!www いや、笑い事では全然無いのですがね!!^^;

 ちなみに他のフォルダでも同様の事が起こってます。しかも、全部でもなく、そんな状態になってるフォルダと、普通に機能してるフォルダが混在。

 さらにチェックしてると、どうも中身が同じになってる訳じゃなさそうで、中身を参照するデータベースが失われていて、他のメールを参照してしまってるような感じです。こっちは素人なので詳しいことは判りません。

 ともかく、これは大変ヤバイ状態なので、とりあえずダメ元でバックアップ作業を開始。

 そしてそして・・・案の定ですが、途中で「応答なし」を連発し作業が捗りません

 やがて、間違った中身すら表示しなくなり、「メッセージが見つかりません」しか表示しなくなってきましたw

 そんなこんなでLiveメールの再起動を繰り返してる内に、今度は復元機能が働きだしました。

な、なんと!


 再起動の都度、Storage Foldersというフォルダが生成され、しかも起動途中で必ず「応答なし」というフリーズを繰り返すのですが、これがまたその都度、新しくStorage Foldersを作るんですね、コレ。

 Storage Folders、Storage Folders(1)、Storage Folders(2)、Storage Folders(3)・・・・どんどん増えていきますww

 フリーズの回数だけStorage Foldersが生成されるのですが、中身はどれも異なるのです。復元できなかった部分を次のStorage Foldersに吐き出しながらフリーズし、次はまたその続きを新しいStorage Foldersに吐き出すのです。ええ。 ・・・馬鹿じゃね?w

 50個近くのフォルダーにメールを振り分けてた私の場合、これだとメッチャクチャに面倒な状態になる訳です。毎回、50個近いフォルダが新しく作られる訳ですからね。しかも中身が全部違うのだから、全部中身を確認する必要があります。

 しかもですよ? な、な、なんと!フォルダーの名前が勝手に省略されて、適当な番号が振られています。いや、番号は適当では無いんですが、ユーザーにとっては無意味な文字の羅列に短縮されるのですから同じことです。

 そして極め付けは、そうやって気の遠くなるような時間を掛け、馬鹿みたいに生成されまくった200以上に登る復元フォルダの中身をですね、何と言っても仕事が掛かってるので、一つ一つのフォルダを開けて、メールを一つ一つ、本当にとてもとても辛抱強く確認していくのですが、その中身は・・・



「メッセージが見つかりません」

もうね・・・orz

いや、お前アホかーーぃ!!!
アホなんかーーーぃ!!!!


思わず声出して叫んじゃいましたよww



 という訳で、想像を絶するくらいにえらい事になった訳ですが、日常の業務が待ってくれる訳でもありませんので、とりあえず、クラッシュした事実は事実として受け止め、現状復帰を目指します。

 失われてしまったであろうデータはとりあえず諦め、まず新たに受信するメールを一箇所に集めることにしました。

 理由は
、「メッセージが見つかりません」という表示を一回でも出したフォルダに新しくメールを振り分けると、それもエラーとなって見れなくなることが判明したからです。

 簡単に書いてますけどね・・・この時点で、送受信する度に受信メールが失われていく、という恐ろしいトラブルに、現在進行形で見舞われ続けてることに気付いた訳です。

 一旦、全てオフラインでの作業に切り替えて、被害状況を確認した上で、今後全てのメールを一旦保管するフォルダを準備。メッセージルールを新しく作り、ここに全て入ってもらうことに。

 ちなみにですが、大量に作っていた振り分けルールですが、復元時にフォルダが勝手にリネームされたお陰で全て無効化されていましたw


 あと、間違っても自動で送受信してしまわないよう、各設定を確認しておきます。


 
 ここまで準備した上で、Liveメールで扱ってる全てのアカウントの設定を、「サーバーにメッセージを残す」にしてから、オンライン化。

 こうすることで、とりあえず日常業務をこなします。

 そして遂に!!!

 Mozilla ThunderBird をダウンロード&インストール。

 ササッと全てのアカウントを設定し、こちらもメッセージをサーバーに残す設定に。

 この状態で、ThunderBird側の環境を整えつつ、操作に慣れるよう修行w

 3日程度でThunderBirdだけで業務に支障がでない事を確認した後、ThunderBird側の設定を、サーバーにメッセージを残さないように修正。

私を苦しめ続けたWindows Liveメールはこれにて完全に退役となりました。