レザークラフトに挑戦
No.31
2022.03.27
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【オリジナル免許証入れを作ってみる その9】
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ここまで順調に更新してたのに、急に1カ月ほど更新が滞ってしまいましたが、この時期って色んな手続き事とかが多くて、ちょっと後回しになってしまったのでした・・・
さて、仕上げ工程です。
仕上げと言っても、コバ磨きという事になるのですが、確か、ベリーの革はコバ処理が難しいらしい、という噂を聞いていたので、どんな風になるのか?少し興味がありますよね。
そう言えば、今までこのサイトで「ヌメ革」とか「生成りのヌメ革」と呼んでいたものは、「タンロー」と呼ぶことにしましたw
【目次】
・コバ磨きの為の準備。
・コバ磨きが大変w
・完成してから判ったこと。
さてさて。
既に組み立ての工程は完了しています。
後は仕上げ工程を残すのみ。
複数枚の革が重なってますので、まずは段差を削いでいきます。
今回は、自分で染色したタンローの革が混じってますので、そこを削るとまたもや、生成りの色の部分が出てきてしまいますので、それを染め直したりする必要もあります。
割としっかり接着した上で、しっかり縫ったので、コバはかなり引き締まってます。
なので、なんとなくカンナで削りたくなりましたが、当然、レザークラフト用のカンナなんざ持ってませんので、別たちでコツコツと削いでいきました。
後で、よく考えたらDIY用の小さめのカンナを持ってる事を思い出したのですが、革に使うとどうなるのでしょうかね?
しっかり研げば使えるのかなぁ?
今度、床革を使って試してみようと思います。トコノール等で整えるとしても、床革は柔らかいので、カンナ掛けには向いてない筈なので、それで使えれば、まぁ、使えるのかなぁ?とw
大きな段差が無くなったら、今度はヤスリ部隊の投入になります。
この他にも、サンドペーパーも何種類か使いましたが・・・
そうですね、確かに、ベリーのコバは柔らかくて、なかなかピシっと面が揃ってくれませんね。
これが、ベリーはコバ磨きが難しい、と言われる理由でしょうかね?
確かに厄介な気配がします。
何度もヤスリで整えてから、染色します。
染色してから、今度は磨きを入れて行き、新しく出て来た段差を削り、ヤスリを掛け、また染色して、磨いて、削って、ヤスリを掛けて・・・
こういう終わりの見えない作業は、気分が乗ってる時は楽しいもんですが、どこかの時点で、心が折れたりするもんです。
まぁしかし、 ゾックの時よりは全然マシですw
うーん、なるほど。確かに、かなり大変ですねw
ある程度まで平になった時点で、コバワックスを投入して、これをパテ替わりに使って磨きました。
ただ、そうすると凹んでる部分に入り込んだワックスが固まって白くなってしまうので、今度はその部分を温めたコテで溶かして、また磨き・・・・
この通り、一番正面の、表紙?にあたる部分のコバはかなりしっかり磨けました。
しかし、多層構造になってる部分は、やはりなかなか・・・・
それでも、ゾックの足よりはマシ!だと、何度も何度も自分に言い聞かせながら、同じ工程を繰り返して、繰返して、また繰り返して・・・・w
・・・しかし流石に、どこかで妥協しないとキリがありません。
もうそこそこ磨けたと思うんですけどねぇ。
もう、とりあえず、これで完成という事にしようかなぁ・・・w
ちなみに、中身はこんな感じになりました。
免許証入れとしては、充分な収納スペースだと思います。
んー・・・これで完成にします!!
という訳で、完成したので、カードを入れて見ました!!
ところが・・。
・・・え〜と・・・?
完成したので、背面の透明ポケットにカードを入れて見ました。
本来は、ここに免許証を入れようとしてるのです。
で、とりあえず、手元にあった、nanacoのカードを入れてみたのですが・・・
んー・・・と。
はみ出してる様に見えるんですが・・・?
メインのポケットです。
この透明ポケットも、5mmほどカードがはみ出します・・・
表紙裏のポケットでも同じ現象が・・・
果たして、これは一体・・・
とりあえず、今回の作品を作るにあたって自作した型紙を確認してみましょう。
ちゃんと色んな角度から、必要な寸法を測って作りましたからね。
そうそう初歩的なミスは無いハズですよ?
ええ。
そうですとも・・。
いや、型紙の時点で、ピッチピチやないかーぃ!www
えー・・・ 一体、何を測ってたんでしょうかねぇ・・・
これだと、底を縫えばカードははみ出てしまいますよね・・・orz
今思えば、縫い代という概念が、頭の中にちゃんと無かったですね。
しかしそれにしても・・・
いやーマジで、なんでこのサイズでいけると思ったのか、ガチで不思議でなりません。
・・・この、最後の最後で、こんな事に気が付くとはね・・・。
ただ、もう作ってしまったし、というか完成してしまってる、というのが最大の理由ではありますが、実際に使ってみると、この飛び出してる部分があるお陰で、カードを出し入れさせ易かったりするんですよw
それと、実際に使ってると、5mmではなく、3mm・・・いや2mm程度しかはみ出しませんので、実使用上は何の問題もありません!!
もちろん、これらは失敗への言い訳ですw
で、こうやって自身の失敗や、置かれてしまった負の状況を直視せずに、自分自身を偽って、何も問題など起こって無い!と自己暗示をかけてしまう精神的な力の事を、「正常性バイアス」と呼ぶ訳です。はいw
このサイトではよく取り上げてますよねw
問題が起こってるのに、こうやって別の話にすり替えて、精神的な安定を図ろうとするのも同じ様な作用な訳です。ええ。
何かやらかしてしまった時に、やたらと口数が多くなるのはこういう事な訳です。
いやー、勉強になりますよねー!!
(ノД`)・゜・。
うう・・・次回、完結編!
  
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