レザークラフトに挑戦
No.44
2022.08.03
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【免許証入れ PARTU その1】
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以前、デザインから型紙作りまで自分でやってみた免許証入れですが、完成してからサイズが間違ってたことに気が付いた、という事件がありましたw
その時の記事はコチラ
まぁしかし初めて挑んだので、その他にも色々と失敗や問題があったりして、もう少しスマートに作れないかなぁ?とか、出来ればもう一度挑戦したいとは思ってたのでした。
リベンジと改善を兼ねる訳ですが、当然ながら失敗すると損害が出ますので、今回もやはりダイソーの革を使って挑むことにしました。
そうです。
あの謎の白い革がまだあるのですww
と言う訳で、オリジナル・免許証入れの挑戦、PARTUです。
【目次】
・余談:うっかり買ったダイソーのエナメル風の革。
・今回もまた・・・w いつものダイソーの謎の白い革で作る事に。
・作業は順調に進みます。
以前作ったオリジナル免許証入れです。
これはB級品や安いヌメ革を染めて使ってたりするのですが、素材自体はちゃんとした革屋さんで買った革ですので、手触りも質感もちゃんとした革で、自作という事もあってかなり気に入って使ってます。
気に入って毎日使ってはいますが、実はサイズを間違って作ってしまったので、これはこれとして、またいつか再挑戦しようとは思ってました。
ポケットや透明パーツの付け方なんかも、別の方法を試したかったりしますしね。
ただ、また作ったとしても、免許証入れは1つ持ってれば充分なので、ちゃんとした革を使うのはもったいない、と思う訳ですw
なので、今回も100均で買った革でやることにしました。
まず、これもダイソーの革シリーズなのですが、正直、間違って買ってしまった物ですw
裏側、つまり床面はこの通り普通の、いや割と綺麗な革なのですが、表がね・・・
よく確認しないまま買ってしまったのですが、エナメル風なんですよね。
「ナチュラルタイプ」って書いてあるんですけどねぇ・・・
外装のビニールが反射してるもんだと勘違いしちゃったんすよね。
家に帰って開封して見たら、ツヤッツヤのテッカテカな革が出てきてビックリw
それこそ数十年前の昔、我々がまだ中学生の頃とかに、やんちゃな子達の間でエナメルのベルトとか流行った記憶がありますが、当時から今に至るまで、エナメル的な革には一度も興味を持ったことが無いんですよね・・・
ツヤツヤな上に、よーく見ると何かの模様なのかよく判らないのですが、シワ的な模様が施されてるんですよね。どういう意図のデザインなのかは判りませんが、こういう需要もあるのでしょう。
100均とは言え、よく判らないまま買い物をすると、こうやってどう使えば良いのか判らない物を買ってしまう訳ですが、まぁ個人的にはいつもの事です。ええ。
・・・反省はしてますw
というか、ダイソーで売ってる革の多くは、使い方が判る人には良いと思うのですが、私の様なド素人にとっては、逆にちょっと扱い方が難しいんですよね。
・・・いつも同じ事を言ってる気がしますけどねw
綺麗ではあります。
物自体は綺麗なのですが、どうして扱いが難しいか?と言いますと・・・
切り損なったりすればもちろんなのですが、下手にヘリを落としたり、コバを整えようとしたりするとこうやって銀面に傷が出来てしまいます。
これはもう、「例の謎の白い革」も含め、表面が加工されてる革の殆どが同じことでして、素人だと綺麗にヘリは落とせませんし、コバも綺麗に磨けません。
なので、スパッと綺麗に裁断して、他の余計な事はせずに作っていけば、どうにかいけそうな気はするのですが、切り口をそのままにしておけるほど、綺麗に裁断出来なかったりするので、かなりハードルが高くなるのです。
革の表面が何かしらで加工されてる素材を使う場合、もう少し色々と勉強しないと難しいと言うのが、現時点での私の結論です。
一応、コバコートなどでコバを作るという方法もあり、試してみたのですが、これはこれでちゃんと練習しないと、そんな簡単に綺麗なコバを作れる訳では無いことも判りましたw
尚、床面はこの通り、かなり綺麗でして、当然、磨いてみると更に良くなります。
100均とは言え、こういう革をちゃんと扱えるようになると、レザークラフトの面白さもさらにアップするんだろうなーなどと思いなかがらも、今の時点でこれを使うのは一先ず断念。
私にその技術がありませんのでね・・。
またその内に出番があると思うので、それまでは保管しておくことにしました。
で、例の謎の白い革ですが、これがまだ数枚残ってるんですよね・・・
少なくともこの革に関しては、これまで何度も練習で使ってきたので、少しは扱い方のクセが判ってたりしますw
しかし・・ねぇ・・・w
何も知らないと、こうまで大胆に買い物をしてしまうんですよね。
レザークラフトを始めようとして、ダイソーでこれを見つけた時は、なんなら嬉しくてちょっと心臓が高鳴ったくらいですからねww
これでレザークラフトが出来る!!ってなもんでした。ええ。
上の、水色のエナメル的なやつも同じですけどねw
まぁ、あれはまた別の使い道が出て来る気がするので、今回は、この白い革で試作品を作る事にします。
はい。では取り組んでいきましょう。
ところで。
この謎の革ですが、少し思い立ったので、表面の白い部分を漉き取ってみました。
正直、ウレタンっぽい下地が出て来たのですが、さらに薄く漉くと、色は変ですが、質感が革っぽくなってきましたw
いや、革だと言うことを疑った訳じゃないんですけどねw
少し切れ目を入れれば、この通り引き千切ることもできますが、切れ目を入れなければとても素手では引き千切れません。非常に丈夫です。
まぁ、最初に思った、質の高くない革の表面をウレタンで加工したものじゃないかなぁ・・・、という同じ結論になっただけの実験でしたw
実験終了。
作業に戻りましょう。
前回とは、パーツの構成や縫う位置なんかを変えたので、また新しく型紙を作りました。
そもそもサイズが間違ってたので前回の型紙はもう封印してしまってますが、一応、サイズを修正したものは保管しています。
今回はそれとは別に、また新しく作ったので、「TYPE-B」と名付けましたw
はい。
この革ですが、折り曲げたくらいではまったく型もつきませんし、跡すらも残りませんので、折り曲げる部分によーく水を染み込ませた上で、数日掛けてしかっかり折り目をつけていきます。
100均というかダイソーで買ったプラスチック製の万力を使います。
これは実はなんちゃってレーシングポニーを作ろうと思って買ったやつなのですが、「軽すぎる」のと「固定用の吸盤が弱い」という致命的な問題があって使えないという結論に達したので、今ではこうやってクランプ替わりに使ってます。
今回、数日掛けて折り目を付けようと頑張ったのですが、これがなかなか厄介なんです・・・w
あれこれと試してみてようやく折り目がつきましたが、これがまた直ぐに元に戻ってしまうんですよね。
どうにか折り目がつきました。
エナメル風の方は手で曲げただけですw
多少、パーツ構成を変えたとは言え、一度経験済みなので、とりあえずどんどんパーツを切り出していきます。
前回は、縦の長さを3面分の本体パーツの内側に窓枠が1つと、窓枠のみのパーツが2つという構成で、その内の1つを背面部分に縫い付けたのでした。
今回はこれを変更し、縦の長さを2面分に短縮して窓枠部分を無くし、逆に背面パーツを延長することでもう一つの本体パーツとし、ここに窓枠を2つに作りました。
使う材料の総面積は同じのまま、パーツの数を増やしつつ、しかも一番大きなパーツのサイズを分割することで、1枚の大きさがより小さなハギレでも作れる様にしてみました。
さて。
毎度の事ですが、この謎の白い革は色々と面倒なのですw
面倒ではありますが、ここまでの時点で色々とコツも掴んでますので、それらを施しながら進んで行きます。
順番はまだよく把握してないのですが、まず、絶対に解れてきて欲しく無い窓枠の部分をカタメールで固めてからコバ処理をします。
次に、終盤のコバ処理の時に、確実に茶色く染めたくなるに決まってますので、ここで床面を染色しておきます。染めないと、あまり綺麗とは言えない灰色のコバになりますからね。
この染まり方を見る限り、先に染めるべきだったのでしょうね・・・w
こちらは、窓枠を開けないパーツ達ですが、こちらも同様の事が起こりますので、さっさと染めて置きます。
こうやって見ると、なかなか綺麗に染まってる様に見えますね。
しかし、中までしっかり染まってる訳では無いので、ひび割れてきたりすると、元の青白い色が出てきたりもしますw
まぁ、このダイソーの革を使った作品達に関しては、あくまで練習とか実験で作ってるのであって、経年劣化の事は一切考えても調べてもいませんから、どうなっていくかは判りません。
透明パーツの接着もダイソーで買ったボンド。
そしてそのまま縫ってしまいます。
ボンドに関してですが、前回はG17を使用しましたが、今回はGPクリアーです。
どちらもコニシのボンドで、レザークラフトではG17とGクリアーが良く使われていますが、今回はGPクリアーという、ポリプロピレンも使えるという事と、やはりダイソーでも買えるという事で、これを使いました。
前回は、革と透明パーツ(たぶん塩ビ)が接着可能なのかどうか判らなかったので、間に化繊のバイアステープを挟んだのですが、今回は直接です。
接着&乾燥させた後で、さっさと縫い付けてしまいました。
やはり一度でも経験しておくと、次からは多少は手が早くなりますねw
まだまだ100均というか、ダイソーで買った革を使っての修行が続きますが、1度でも完全に納得出来る物ができれば、その同じ型紙で、まともな革を使っての作品を作れる様になる訳なので、早くそこまで辿り着きたいものです。
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