レザークラフトに挑戦
No.68
2024.04.12
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【スマホケース(ポーチ) その1】
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全開、モバイルバッテリーケースを作ってみたのですが、それをもう少し発展させてスマホケースを作ってみることにしました。
前回、適当に誤魔化してしまったった、角の部分をどうするか?が課題です。
以前作った物は今も現役で使ってるので個人的には事足りてまして、今回はスマホケースというか、スマホポーチ?という感じの物になります。
角の部分をどうすれば良いのか色々と調べてる内に、ウェットフォーミングという技があることを知り、これを使えば角の部分問題は綺麗に解決するかも!?と思い、早速、見よう見まねで試してみることに。
【目次】
・スマホのサイズ感。
・型枠を作る。
・ウェットフォーミング!
今回収納するのはバッテリーではなく、スマホ本体です。
ウェットフォーミングというのは、水に濡らして柔らかくした革を、型に押し当てて固定することで希望の形に成形する技法、という革の特性を生かした技、とのことですが、、、
当然ながら、やってみないと良く判りませんので、まずは型を作っていきます。
私はSONYのXperia compactシリーズをずっと使ってるのですが、試しにiPhone14proとの大きさを比較してみましょうw
iPhone、でっか!w
実は、iPhoneも視野に入れたサイズで作ろうと思ったのですが、大きさが違い過ぎて、今回用意した型取り用の版画板(ハガキサイズ)の縦の長さがが足りませんでしたw
iPhoneに限らず、もう長らく大きいモデルが基本みたいになってるので、コンパクトサイズ好みの私は少数派なんですよね。
結局、Xperiaコンパクトのサイズで作ることにして版画板の幅を切りそろえました。
一方、型枠はどうやって作るのか?ですが、とりあえず家にある木の端材や、自慢のネジコレクション(うるさいw)の中から木ネジなどを引っ張り出してきて、組み合わせを検討。
この木ネジとか金具類は、過去に何か必要に迫られて買った物だったり、分解した何かの残骸だったりするのですが、再利用出来そうな物は捨てずに残してコレクションに加えてるので、こうやって探せば何かしら出てきたりしますw
かなり以前に購入したミニカンナの登場
これはレザークラフト用ではなく木工用で600円くらだったと思いますが、何気に活躍する機会が多いですね。
今回はこれを使って角棒の端切れの角を丸く加工しました。
こんな感じですかね?
上辺の長さが余ってるので、スネオの髪型みたいになってますが、頑張って長さを切り揃える必要も無いのでこのままでw
とりあえず、型と型枠が出来上がったのですが・・・これで良いのか?は判りません。
準備が整ったので、革を水に漬けていきます。
今回使用するのは、B級の訳有り品という事で、固いし虫食い痕も沢山ついてるタンニン鞣しのヌメ革でして、以前、マルチポーチのポケットに使った残りです。
私の様な素人にとっては、失敗上等で思い切って使えるこういう素材があるとホントにありがたいんですよね。
しばらく漬け込んで、水がしっかりしみ込んだ頃を見計らってとりだします。
表面の水滴を拭き取ってから、自作の型枠にはめ込みます。
手でしっかりと押し込んだ状態で、重しを載せてしばし放置。
乾いた頃を見計らって型から外すと・・・・
おおーー!!
しっかり型がつきました!!
思ったよりも綺麗に出来ました!
・・・しかし。
重しの重量が足りなかったのか、予定よりも型が浅くなってしまいました・・・
スマホの厚みより浅かったので、これでは使えません。
なので、同じ革を再び濡らしてやり直しです。
今度はクランプでガッツリ固定する方式に変更。
それと、どうしても底の部分が浅くなるので、敢えて型の向きを180度回転させ、底にあたる部分に新たな型枠として別の木切れを追加しました。
手持ちの木切れが、これしか無かったのですが、ちょっと短かったかも・・・
正直、表面的な形の事ばかり考えて、型取った時の深さの事まで考えてなかったので良い経験になりました。
ウェットフォーミング、成功するのか?どうなのか!?どっちなんだい!
・・・次回へ続きます。
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