レザークラフトに挑戦
No.70
2024.05.30
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【スマホケース(ポーチ) その3】
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2024年のGWもあっという間に過ぎまして、今年も初夏の気候となってますね。
去年から念願かなって参加させて頂く様になったハンドメイド関係の各種イベントですが、今年は既に各地で3回も参加させて頂き、その度に新しい経験を積ませて頂いています。
出品してるのは家族が作ったハンドメイドの手芸作品です。
私も最近になってようやく小さなレザークラフト作品も出品させて頂き、しかも実際に購入して頂けた事で、より精進しようというモチベーションを上げて頂けてとても感謝しています。
尚、このサイトで扱ってる作品はとても販売できるレベルに達してないのでお店には並べてませんのでご安心くださいw
このサイトで扱ってるネタは、実際にはアップした日よりも1〜2年前くらいの、勉強の為の物だったり、完全ド素人な私が少しでも経験値を上げようと、見様見真似で挑んだ実験なんかの記録です。
練習で作った物や、私の個人的な趣味かつ自分専用の物とか試作品のお話ばかりなのでして、イベントに出品させて頂いてる作品とはかなり方向性が違ってたりします。
という訳(え?)で、スマホポーチの続きです。
【目次】
・どうリカバリーするか?悩むw
・慌てて失敗を重ねてしまう、いつもの展開にw
・ともかく完成を目指す!
ウェットフォーミングによる成形自体は思ったより上手く出来たのですが、必要とした革のサイズと、想定してたサイズが全然違った結果、困った事になってしまいました。
ここからどうリカバリーしていけるか?というのが新たな課題となります。
まずは、曲げて変形させてから乾燥させた固い革を、どうやって希望の形とサイズに裁断するのか?
という問題に直面してるのですが、これも頭でボンヤリと思い描いてただけとは違って、実際にやってみると色々と厄介な作業であることが判ったのでした。
正直、事前にちゃんとイメージ出来てなかったんですよね・・・
使った革が、かなり固めの革だったこともあるのかも知れません。
今回使ってる素材は、B級品ということで、虫食い跡や傷が多く、しかもかなり固い革なのですが、なかなか成長出来ない初心者な私にとってこういう実験というか練習用に使えるお安い素材なのでありがたく使わせてもらっています。
革の性質が違うと、取り扱いも変わってくると思うのですが、その辺はまだ全く理解出来てません。
今回は、切り出したサイズが小さ過ぎた事が最大のミスなのですが、革自体がもう少し柔らかければ、多少は融通が利いたんじゃないかなぁと思ったりしないでもないです。
とりあえず、革が固い上にサイズ的な余裕が全く無いので、菱目打ちをする為のガイドラインを引くのが難しく、何度も引き直しした痕跡が残ってますw
大雑把にガイドラインが引けたので、そこに後で菱目打ちで印を付けてから、背面パーツと接着してしまいます。
接着した上で、正面と背面の両パーツを貫通する様に菱目打ちを行います。
革が固い(・・・・何回も言うなっ!w)ので、反り返ってズレてしまわない様にクリップに加えて、何ヶ所かに針を貫通させておきました。
ところが、この順番や針を使った接着位置固定が、後々に響いてくることに・・・
とりあえず接着が完了したので、接着力が維持されてる内に速く縫わなきゃ!!と何故か焦ってしまい、先に菱目打ちで付けておいた印の位置に菱錐で穴を貫通させていき、あまり深く考えずに手縫い作業を終えた結果・・・
久しぶりに滅茶苦茶な縫い目wwww
中央のベルト通しの方は一応は真っ直ぐ縫えてるのに、このグネグネと曲がった縫い目はどういうことでしょうか!?
どういうことでしょうかっ!? じゃねーわw
最初に菱目打ちで印をつけた時点で、そもそもグネグネだった!としか言いようがありません。
どうしてそんな事になったのか?と言えば、そもそも左右と底の辺を直線に整えないまま作業していたから、です。ええ。
要するに順番が間違ってるんです。
なんか最初の頃にも同じ失敗をした様な記憶があるのですがねぇ・・・
グニャグニャですww
通常、マルチステッチンググルーバーなどを使ってガイドラインを引く場合、基準となる部分に沿ってラインを引くのですが、その基準となる箇所がガタガタだったら、ガイドもガタガタになりますよね。ええ。
しかも今回は、それ以前の問題でして、そもそもウェットフォーミングを試した後、革が足りなくなって焦ってしまい、先の工程を考えないまま、どこまで切り揃えられるか?という事に気を取られてしまい、何の根拠も持たないラインを何本も引いてしまったのです。
一体、何を考えて作業してたんでしょうかね・・・?w
基準となる箇所を決めてマルチステッチンググルーバー等で線引きした訳ではなく、どこで切ろうか?と定規で何度も線を引いた内のラインのどれかに菱目打ちで印を付けてしまってたのでした。
この菱目打ちの印は、この時点で根拠の無い場所に適当に付けられてしまった印なので、何とも平行では無いし、直線でもない、という、まさにこの縫い目通りのラインだったのですね。
しかも、接着時にズレない様に針を貫通させてたのですが、その穴に菱錐を通すのを避けてしまった結果、こんな変な縫い目も出来てしまいました。
これも縫ってて異常には気付いたので写真を残してるのですが、この時点ではどうしてこんな風になるのか?が判らなかったんですよね・・・
でもですよ?これらを修正するのは・・・・
流石にもう面倒www
なので、このまま進めることに決定!!w
本来、菱目打ちのガイドラインを引く前にやるべきだった、外周の成形=直線出し作業をここからやります。
どっちにしても、最終的には全体的な形を整えないといけませんからね。
カンナ出撃!
別タチと手芸用ミニカンナでがっつりと調整して直線を出しました。
こうやって直線を出してからマルチステッチンググルーバーでガイドラインを引けば良かったんです。
・・・もう遅いですが。
で、ここですね。
今回の迷走劇は、ここの寸法が足りなくなってしまった事が原因です。
予想外の展開に焦ってしまって、形を切り整える前に縫う工程まで進めてしまいグダグダになってしまいました。
毎度の通り、やってしまった事をクヨクヨしても仕方がないので、失敗は今後の糧にするとして、立ち止まらずに先へと進みます。
どうにか切り揃えて直線を確保!
コバを整えました!
先に縫ってしまった結果、コバを整えるにしてももう余裕がほとんど残ってませんので、出来る範囲で切り揃えて、後は磨いて誤魔化しますw
切り揃えては・・・
磨いて誤魔化す!
縫い目はメチャクチャになってしまったのですが、まぁ何とか一応、当初予定してた工程はここで終了という事になります。
ただ、ちょっと物足りないので、もう少し手を加えたくなりました。
という訳で、次回に続きます。
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