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実際にThunderBirdを試してみた率直な感想ですが、これ、めっちゃ良いやん! 何もかもがLiveメールよりはかなり性能が良いです。いや、比較にならないくらい使い易いです。 ★以下、ただの個人的な愚痴メモです★ 超安定の名作OSだったWindowsXPとともに、長年、何の不満も無く利用していたOutLookExpress(以下、【OE】)が、WindowsXPの終焉とともに利用でなくなり、Windows7導入とともに必然的に使わざるをえなくなったWindowsLiveメール。最初はLiveメール2009でした。 使っていく内に、慣れてくる部分と我慢ならない部分が出てくるのは、まぁ、どのソフトでも同じでしょう。それは仕方がありません。 しかし・・・こいつはバージョンが古いせいか、最初からフリーズすることが異常に多く、正直、大切かつ重要なメールの送受信データを膨大に持って現在進行形で取り扱ってる私としては、データ損失の可能性のあるバージョンUPとかは、出来る限りやりたくなかったのですが、あまりの「応答なし」の連発に、もう堪忍袋の尾が切れて、2009→2012へと一気にVerUpしました。 幸いにも大きなトラブルなど何も無く、ごく自然にVerUpが完了しました。非常にスムーズです。レイアウト等の変更などで、扱いやすい状態に調教(w)するのに数日掛かりましたが、なんとか無事にVerUp完了。 でね、Liveメール2012ですが、フリーズ回数は劇的に減ったものの・・・全くフリーズしなくなった訳でもなくて、ちょっと大量にメッセージを移動したりすると「応答なし」になるし、なによりも迷惑メールフィルタが全く役に立たないんですよ!!こいつ。 Liveメールの迷惑メールへの対策の基本は、 ・国別トップレベルドメインで拒否 ・使われてる文字で拒否 ・拒否リストで拒否 ・メッセージルールを作って自動削除 という感じです。 そして本来、Liveメールの売りであるハズのこれらの機能ですが、全くもって役に立ちません。毎日毎日迷惑メールの選別と削除が必須です。 何故でしょうか? 例えばですが、ドメインで弾く機能にしても、@以下の完全一致じゃなく、例えば.comとかのトップレベルドメインで弾ける機能は無いんです。いや、正確に言うとトップレベルドメインで弾く機能があるにはあるんですが、事前に用意されてる「国別ドメイン」にしか対応してないのです。つまり、.jpは弾けるけど、.netは弾けないんです。 しかも選択式になってる為、追加登録ができません。事前にリストアップされてるものだけが対象となる仕様です。なんで追加に対応させなかったんでしょうかね・・・。 次に、ドメインで拒否するよう指定した場合ですが、これはサブドメインまで登録する仕様になってる為に、abcd.example.comからのメールを自動で削除しようと、拒否ドメインに登録しても、efgh.example.comは受け付ける訳です。(※手動で拒否リストを編集すれば可能ですが、やってみればお判りになるかと思いますが、1年も経つと、人によりますが私なんかの場合だと1000個以上も登録されてるドメインリストを編集することになる訳で、もう面倒なんてもんじゃありません。) これは仕方が無いとは思いますが、せめてここで「.com」とかを指定できるようにしとけば、メリットデメリットが多少なりとも相殺されるのに、それはできない仕様ですw 私の感覚では、「*.example.com」という”ワイルドカード”の採用が普通だと思うんですよね。これで排除すれば、アホなドメインが、どんなサブドメインを作ろうが、全部排除できますし、普通はそうするものなのです。これで排除できない場合、次を考えるのです。 だけどライブメールはそんな基本を無視したので、迷惑メールを送信する側は、こんなもん、自動的にサブドメイン部分を適当に生成して送り出せばええやん!?と思ったかどうかは知りませんがw、こんな仕様の対策にもならないような対策なので全く無意味な訳です。 また、もっと単純なメールアドレス成りすましにも全くの無力ですw 例えば、実際のメール送信者がフリーメールであるmeiwaku@yah○○.comだったとしても、メールヘッダにdaijoubu@safe.example.comと異なるアドレスを記載しておけば、前者で拒否していても余裕ですり抜けます。これもですが、送りつける側からすれば、この部分を自動的に生成すれば良いだけですから簡単な訳です。 開発者が「迷惑メールとは?」という事について全く知らない、知ろうともしなかった事が明白だと思われます。 UIに関しても、便利だと思って用意してるんだろう機能が、ことごとく作業の邪魔になって仕方が無い。細かいことを羅列したいけど、多すぎて無理なくらいw 個人的に思ったのは、これも開発者(当然、開発グループだから大勢の優秀なエンジニアの面々)が複数のアカウント(10や20じゃなく50とか100とか)での利用なんで丸っきり想定してないことが明らかですし、それを想定してないが故に、フォルダ管理の思想が単一過ぎて、私のような何十個もアカウントを使い分け、一日に何百通ものメールを受信する人間にとっては、もう苦痛以外の何物でもない使い勝手です。 これって、それほど特殊な使い方とは思わないんですけどね^^; 確かに普通の人だと多くても10個以下のアカウントでしょうし、送受信もそこまで頻繁じゃないでしょう。しかし、ネットで仕事してる人や、複数の事業を手がけてる人などは大勢いらっしゃるでしょうし、そういう場合、私のような環境は別に珍しい事ではありません。実際に、私の取引先や友人知人も似たような環境です。(彼らの中でLiveメールを使ってる人が非常に少ない事は注目に値することだと、今頃実感してるのですがw)
な、なんと!
「メッセージが見つかりません」 もうね・・・orz いや、お前アホかーーぃ!!! アホなんかーーーぃ!!!! 思わず声出して叫んじゃいましたよww という訳で、想像を絶するくらいにえらい事になった訳ですが、日常の業務が待ってくれる訳でもありませんので、とりあえず、クラッシュした事実は事実として受け止め、現状復帰を目指します。 失われてしまったであろうデータはとりあえず諦め、まず新たに受信するメールを一箇所に集めることにしました。 理由は、「メッセージが見つかりません」という表示を一回でも出したフォルダに新しくメールを振り分けると、それもエラーとなって見れなくなることが判明したからです。 簡単に書いてますけどね・・・この時点で、送受信する度に受信メールが失われていく、という恐ろしいトラブルに、現在進行形で見舞われ続けてることに気付いた訳です。 一旦、全てオフラインでの作業に切り替えて、被害状況を確認した上で、今後全てのメールを一旦保管するフォルダを準備。メッセージルールを新しく作り、ここに全て入ってもらうことに。 ちなみにですが、大量に作っていた振り分けルールですが、復元時にフォルダが勝手にリネームされたお陰で全て無効化されていましたw あと、間違っても自動で送受信してしまわないよう、各設定を確認しておきます。 ここまで準備した上で、Liveメールで扱ってる全てのアカウントの設定を、「サーバーにメッセージを残す」にしてから、オンライン化。 こうすることで、とりあえず日常業務をこなします。 そして遂に!!! Mozilla ThunderBird をダウンロード&インストール。 ササッと全てのアカウントを設定し、こちらもメッセージをサーバーに残す設定に。 この状態で、ThunderBird側の環境を整えつつ、操作に慣れるよう修行w 3日程度でThunderBirdだけで業務に支障がでない事を確認した後、ThunderBird側の設定を、サーバーにメッセージを残さないように修正。 私を苦しめ続けたWindows Liveメールはこれにて完全に退役となりました。 |
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