パソコン記
エピソード45
2020.01.28
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【Windowsフォトビューアー と Microsoftフォト】
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Windows10へのアップグレードの影響がまだ続いています。
OSのアップグレードという大きな変更に伴って、やはり様々な問題が発生してきましたが、今回は、OSに付属する画像ファイルの簡易ビューアーである、WindowsフォトビューアーがMicrosoftフォトについて。
アップグレード組の中でも、Microsoftフォトに馴染めず、Windowsフォトビューアーに戻りたい人には朗報です。
普通に戻れますのでご安心を。
【目次】
・Windows7からWindows10への変更で困ったこと
・WindowsフォトビューアーとMicrosoftフォト
・Windowsフォトビューアー、復活。そして、謎の戦い、始まるw
・設定変更で無事解決。
Windows10 にアップグレードしてない方々もまだ多い現状ですが、以前にも書いた通り、操作感覚としては、Windows7 との差はそこまで大きく無いんです。
だけども、多少とは言えハッキリと操作感が変わる部分があるので、その微妙な違いにイラつかされることは実際にある訳です。
Windows98SE から WindowsXP への移行はかなりUI(ユーザーインターフェース)が変更となったので違和感は凄かったですが、実は、XPより前に Windows2000 を使った経験があれば、違和感はあまり感じなかったんですよね。
まぁ、当時のWindows2000の安定感と、導入初期のWindowsXPの不安定さの違いは半端無かったので、しばらくはXPに馴染めなかったものですがw
Windows7 も、先に WindowsVista に触れていれば、違和感はかなり少なく感じれたんじゃないかなぁ?と思います。
Windows8.0 は論外として、 Windows8.1 は、あくまでも良い意味(?)で、 Windows7 と Windows10 の間の違和感を、ちょっと違う角度から埋めてくれるOSだったと、今では思います。 Windows8.1 を触っておけば、 Windows10 は、 Windows7 に寄せた感じになってる気がして安心感を味わえる、という意味です。
(・・・いや、それは全く褒めて無いw)
さて、そんなOSの移行による様々な違和感や不都合ですが、基本的には 「慣れ」 という事で集約されて行く話だと思うのですが、どうしてもそれでは収まらない変更、しかも、悪い方向への変更、つまり改悪な部分があるものです。また、OSの移行に伴って、変更を余儀なくされる定番ソフトのUIや機能変更においても、それは同じです。
個人的な経験では、 WindowsXP 時代 の Microsoft OutlookExpress が Windows7 の WindowsLiveメール という糞みたいなソフトに強制移行させられた挙句に、とんでもないトラブルに直面させられた事件を思い出すと、未だに手が震えるほどの怒りを感じますw (もう何回書いてきたことかw)
また、同じく、個人的にお気に入りのソフトだったmacromedia製品、長年ず〜っと毎日使い続けてきたMacromedia Dreamweaver 4 / Fireworks 4 Studioですが、これらがWindows7への移行時に置き去りになりました。少ない収入の当時、なけなしのお金をはたいて買った時は嬉しかったものですがね。
しかし、これらのソフト達は残念ながら64bitマシンに対応できなかったのでした。
Windows7への移行当時、32bitバージョンの選択肢もあるにはありましたが、既にWindowsVista の時点で、64bitバージョンの評判は悪くなく、Windws7では64bitバージョンを選択するのが普通でした。
しかも、Windows7に移行した時点では、macromedia社がAdobe社に買収されてしまっており、Dreamweaver と Fireworks は、Adobe製品群に内包される形になっていて、約20万円という超高額商品となってたのです。。
仕事上で必須ソフトだった為、メインマシンと共に購入という形で、とても大きな出費になったものの何とか購入。
これだけの出費と環境の変化を強いられたにも拘わらず、かなり使い勝手が変更されており、それまで手元を見なくても出来てた「手慣れた作業」が不可能となって、相当に不愉快な思いをしたものです。
しかし今回、Windows7からWindows10に移行に際しては、ほとんどソフト関係で大きな変更を強要されることも無く、平穏だったのですが、やがて一つだけ気になるものが出てきました。
日頃からデジカメの写真とかも大量に扱ってるので、これまで、気軽に画像を確認する際にお世話になってきたWindowsフォトビューアー。
これが、Windows10からは、Microsoftフォト というソフトに置き換わります。
普段、意識して使うタイプのソフトじゃないので気にならない人の方が多いとは思いますが、個人的にはかなり使うので、この変更は割と影響が大きいです。
どちらも、WindowsOSで、画像ファイルをダブルクリックすると起動する標準ソフト。
大きな相違点は、
Windowsフォトビューアー
【普段使う機能】
・マウスホイールで画像の拡大縮小。
・前後の画像への移動も含め、基本的な操作パネルが用意されてる。
・画像をホイールで拡大、縮小してる状態でも、前後の画像へスムーズに移動できる。
Microsoftフォト
・マウスホイールの動作は 拡大縮小 or 前後の画像への移動 のどちらかを選択。
【問題点】
選択できるのは便利なのですが、フォトビューアーをはインターフェイスが異なっており、ここで拡大縮小を選択すると、拡大表示してる間は前後の画像への移動手段が無くなってしまう。拡大表示していない時は、画像の左右に矢印アイコンが表示され、前後の画像へ移動可能。
一方、マウスホイールを前後の画像への移動に設定している場合、画面上部には拡大縮小用のスライダーが常備されてるので、ここでの操作は可能だが、拡大表示中は、マウスホイールの動作はできなくなるw
あるいは、この設定のままでも、キーボードのコントロールキーを押しながらホイールを動かすと、拡大縮小が可能。
要するに、拡大表示している間は、前後の別画像への移動が封じられる仕様なのです。なんで、以前は可能だった簡単な動作を封じてしまうのか理解できません。
【メリット】
・簡単な画像加工ができる。
だけど、私の場合は、画像を編集したりする場合は、得意分野に特化してる優秀なフリーソフトとか、専用ソフト(Adobe製品群とか)を使いますからね。
そうじゃなくて、ちょっと見たいだけとか、加工する前に何枚かの画像を比較したい時に使うだけなのですが、逆にそれだけの為に使うソフトで、かつてと同じ操作が出来ない、というのは、ストレス度が結構高めですw
そこで調べてみた所、Windows7やWindows8からアップグレードしたマシンには、Windowsフォトビューアーが削除されずに残ってるとの事。
ほほう!
更に調べた結果、画像ファイル、例えば.jpgとかの拡張子のファイルを右クリックすると、「プログラムから開く」という選択肢が出てきますが、これで、Windowsフォトビューアーを探して、「常にこのアプリを使って〜」にチェックを入れてから開くと、これでフォトではなくフォトビューアーが自動的に立ち上がる様になります。
お、おう・・・呆れるほど簡単でしたw
Windows10にアップグレードした場合は、この様にレジストリと書き換えたり、フリーソフトを使ってWindowsフォトビューアーを復活させる、という様な方法をとらなくても簡単に復活可能です。
しかし、問題は常に、こんなに簡単に解決してはくれません。はい。
さて、これで画像ファイルをダブルクリックすれば、今まで通りWindowsフォトビューアーが自動的に立ち上がって画像を表示してくれる様になった訳ですが、なんと!
表示される画像の色がおかしい。異常に黄色いというか赤い。セピアっぽくなるんですよね。もちろん、Windows7の時がこんな事はありませんでした。
Microsoftフォト

同じ画像
Windowsフォトビューアー

この色味の違いは、設定でどうにかなる、という事ですが、その詳細を知ろうと検索してで得られた情報は、
「コントロールパネル」→「画像の解像度の調整」 とか、 「ディスプレイの設定」→「詳細設定」とか、そんな感じの所で設定すれば直るとのことでした。
ところが。
パッと見た所、Windows10のコントロールパネルには、そんな項目が無いんですよね・・・
という事でクエスト開始w
そして長い闘いを制してw まぁ、見つけました。
文字にすると、
コントロールパネル → ハードウェアとサウンド → デバイスとプリンター → ディスプレイのアイコンを右クリック → 画面の設定 → 一番下あたりにある、ディスプレイの詳細設定 → 一番下の、ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します → 色の管理タブ → 色の管理
ここまでたどり着いて、ようやく設定を変更できます。
はい。 メチャクチャ面倒っぽいですよねw
(※もう少し早くたどり着くやり方はコチラ)
実際はこんな感じです。
「コントロールパネル」

↓
「ハードウェアとサウンド」

↓
「デバイスとプリンター」

↓
「ディスプレイ」

↓
「ディスプレイの詳細設定」

↓

↓
「色の管理」

↓
コントロールパネルからだと、この目的地までちょっと遠いですねw
【※ここが設定箇所です!】
ここで、ディスプレイを選んで、「このデバイスに自分の設定を使用する」にチェックを入れます。
で、その下の所で、現在のプロファイルを確認しつつ、「追加」ボタンを押して、、、

「sRGB IEC61966-2.1」を選択して追加し、これを「既定のプロファイルに設定」します。
↓

すると、、

画面下部に操作パネルがある、Windowsフォトビューアーですね。色も正常に戻ってるので、これで全て完了です。
ちなみに、Windows10 「設定」 からだと、もう少し早く到着できます。

この「システム」に入ると、もう次の画面が、上の「ディスプレイ」の所まで進めますw
この設定で、これまでのWindows7で使ってた通りに、画像ファイルをダブルクリックすれば、ちゃんとWindowsフォトビューアーが、ちゃんとした色で画像を表示してくれるようになりました。
以上、元Windows7 や 元Windows8 からの windows10アップグレード組の場合は、慣れないMicrosoftフォトではなく、Windowsフォトビューアー に簡単に戻れますよ、というお話でした。
  
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