レザークラフトに挑戦
No.2
2021.06.24
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【 色々とハードルが高い! 】
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右も左も判らずに、全く縁の無かった趣味を始める場合は、様々なハードルがあるもので、それはどんな趣味でも同じ事だとは思います。
現在は事情があって中断してる、「釣り」の趣味にしてもそうですが、手慣れてしまえば、どんな道具でも、どんな環境でも関係無く楽しめるものです。
このサイトの、本来のメイン・コンテンツである「ガンプラ 旧キット」にしても、数十年ぶりに出戻った時は、酷い有様でしたが、いつしか手慣れてきたものです。こちらも、置かれてしまってる状況的に、ちょっと手が出せない状況になっているのですが。
前回からしばらく経って、余ってるフェイクレザー(合皮)や金具類で何かしようか、と思ってた矢先、100均で本革の端切れセットが売られてる事に気付きました。
革細工というのは、手で縫うのが大変だと聞いた事があったので、例の、革ポンチの使い方問題も含めて、ちょっとやってみることに。
【目次】
・思った以上に革は丈夫w
・レザークラフトは叩く作業のオンパレード?
・ハードルは越えていくしかない。
近所の100均で、長辺が10cmくらいの長方形に切られた革の端切れの詰め合わせが売られてました。何の革かは知りませんが、中には牛革っぽいのもあるみたいなので、試しに購入。
手元に残ってるフェイクレザーは20cm四方くらいですが、これもまだ数枚あります。これで、小さな小銭入れとか作れるのかな〜とか思ってたので、そこに多少なりとも本物の革を組み合わせて何か作れ無いかな〜などと、ほんの全く軽い気持ちで、取り組んでみようと考えました。
革を使った手芸?はレザークラフトと呼ばれるジャンルであることを知り、更に情報を集めた結果、革は硬いので、縫う時には、事前に穴を開ける必要がある、という事なんかも初めて知りました。
実は、どうやって針を通すのだろうか?と不思議に思ってたのですが、そういう事のようでした。
そんな事すらも全く知りませんでしたw
しかし・・・革に穴を開けるのは大変なのです。
前回、フェイクレザーに革ポンチで穴を開けるにも四苦八苦したのですが、本物の革だともっと大変でしたからね。薄い革にたった3か所の穴。どれだけ苦労したかw
しかし、まぁ専用の道具があれば、なんとかなるのかも?と安易に考えて、まずは針を通す穴を穿つ為の道具=「菱目打ち」をネットで購入。4本セットで1,000円強くらい。
それと、近所のホームセンターで、ちょっとお高め(300円くらい)の革ポンチを購入。
色んな種類があるとも知らず、値段だけ見て適当に購入w
左が新たに買ったポンチ。真ん中はダイソー。右のはハトメセットの付属品。
で、早速、ちゃんと貫通するかどうか確認してみたのですが、夜中だったので、素手で道具を握っての力任せ作戦w
100均の革とは言え、革は革ですね〜菱目打ちも素手ではダメでした・・・
しかし!新しく購入した革ポンチは、流石に一味違います!刃がしっかりついてるのでしょう。今までにには無い切れ味で、2〜3回、グリグリするだけで穴が開きました。
だけど、明らかに、本来の使い方はそうでは無いので、何が駄目なのか、色々と試してみましたが、その途中で何が正解か判らなくなり、うっかり金床(アンビル)の上で、下敷き無しに直接叩いてしまいましたw
割と思いっきり叩いてしまったので、金床にガッツリとキズがついてしまった上、当然ながらダイソーで買ったポンチは刃先が曲がって壊れてしまいました。
・・・新しい方でやらなくて良かったです。
その後、ゴム板の下に、さらに木片を敷いてみたり、あれこれやってみましたが、何かが違うんでしょうね。
菱目打ちは貫通しますが、革ポンチは貫通したりしなかったり。
強引かつ忍耐強く叩けば、どうにか穴が開けられるようにはなりましたが、絶対にこういう事では無い筈ですよねw
それと、ハトメを取付けるにしても、机だと振動がヤバいので、やはり床に置いた金床(アンビル)の上で叩く訳ですが、それでもやっぱり音と振動は問題です。
他にも、ジャンパーホックだとかのボタン、カシメという金具なんかも、やはり叩いて取り付ける、ということで、レザークラフトとは・・・何かしら叩くものの様ですw
しかし、当然ながらその際の音と振動は、時間と場所を選びますよね。
レザークラフトを楽しんでる人は多いとは思うのですが、身近でレザークラフトをやってる人が一人も居ないのはそういう事情もあるのかなぁ・・と。
環境的に問題無い場合は、どんどん突き進めるでしょうけども、私の様に環境がそれを許さない様な場合は、ここで立ち止まってしまうかも、と思いました。
う〜む。。。
まだ何か作るどころか、まさか革に穴を開けることすら苦戦する、という、思ってもいなかった壁が立ちはだかりましたww
一つ前進?というか、理解したのは、100均ではなく、一応はちゃんとした道具を使うと、ちょっとだけ状況がマシになる、という事が判った事です。
たぶん、これは色んな趣味とかでもよくある現象じゃないかなー?と思いました。
どういう事かと言うと、技術が上がれば、道具にはあまり振り回されなくなるけども、ガチの素人の場合は道具が悪いと成長が遅れる、という事です。
だからと言って、いきなり高級な道具を揃えても、ちゃんと使いこなせないし、直ぐにプロの様な腕にはなれる訳ではないので、それはそれで無駄になりますから、最終的に、丁度良いバランスを自分で見つけるしかないんだろうな〜と。
私の場合は、楽器がまさにこんな感じでした。
碌にチューニングも合わないサビ付いた弦が巻かれた安物の中古ギターで練習を始めて、全く上達せず、飽きて止めてしまってたのですが、ある時、友人から譲ってもらったもっとマシな安物ギター(いや、失礼だろw)を持ってから、多少は弾ける様になりましたw
その後、全く高価ではありませんが、一応はまともなメーカーのまともなギターを手に入れてからさらっと上達し、そうなってしまってからは、どんなボロい安物ギターでも一応は一通りの演奏ができる様になれました。
たぶんですが、ちゃんと機能する道具を持つと、練習が楽しくなって来るから、なんだろうと思ってます。
100均で揃う道具でもレザークラフトが出来るというのを、以前にどこかで見た記憶があったので、適当に100均で買った道具を使おうとしてきましたが、その結果、あくまで自分の場合ですが、初心者にとって逆にハードルが上がってしまってる気がしてきました。
そこで初心者向けに解説してくれてる動画とかブログを漁ってみると、最低限の道具や、どの程度の品質が必要か?などを説明してくれてる方々が大勢いらっしゃるので、それらを参考に、あまりお金に余裕が無いこともあるので、なるべく安く済む様に、吟味しながら少しずつ道具を集めていくことにしました。
と、同時に、騒音と振動の問題も、ネットで情報収集した所、同じ事で悩んでる方々がとても大勢いる事を知り、しかも、割と多くの方々が、この難問を自力で乗り越えていらっしゃる事を知りました。
下の図の様なマシンを自力で作る、という方法です。これの赤いハンドル部分を押し下げることで、テコの原理によって強い力で黒い部分を押し下げる事が出来る仕組みになってるそうです。
これは 菱目打ち機 と通称されてるものだそうです。
最初はちょっと信じられなかったのですが、皆さん、自力で作ってらっしゃる模様です。
上の絵は、恐らく一番メジャーな形のものを適当に描いただけですので、細かい部分は端折ってます。
実際には、微妙な差異があったり、もっと色んな形態があったり、色んな工夫が盛り込まれたりしていて、それらを多くの方々がネットで公開して下さってます。
どなたが最初に発案して、著作権や特許権を持ってるのか判らなかったのですが、アイデアそのものは商品化もされている様です。
ただそれも手作りっぽいので、いわゆる大量生産された工業製品にはなって無い模様です。
というか、皆さん、基本的なアイデアを基に自分なりにアレンジしたりで、自作されてる様ですが詳細は判りません。
このメジャーなタイプの物は、木材を切り出す為の型紙を販売して下さってる方はおられる様ですので、この方が発案者様なのかも知れません。・・違うかも知れませんw
それはそうとして!! これは良いですよね!自分にとって朗報です!
いや・・・しかし・・・これ、本当に自力で作れるもんなんですかね・・・?
レザークラフトに興味を持ったは良いものの、まだ全く何も出来ない所か、ネガティブな問題ばかりが次々と浮上してきましたw
この記録は後から書いてるので、この記事を書いてる時点での話ですが、「レザークラフトを勉強し始めた」と知人に言うと、必ず「え?革細工って大変なんでしょ??」と驚かれるのですが、その意味がよく判ります。
既に取り組んでる方々からすれば何ともない様な事が、一つ一つ物凄く高いハードルになってくるのです。
そういった高いハードルを、出来るだけ下げてくれてるのが、ブログや動画で丁寧に指導して下さってるプロの職人さん達で、本当に凄い人達だと、ただただ尊敬するばかりです。
次回からは、当然ながらレザークラフトから一旦離れての、DIYによる木工のお話になっていく予定ですww
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