パソコン記 2010.10.10
そう言えば、以前、自宅サーバーの構築に励んでいたりしたのですが、もうすっかりそんな事など忘れ去っていました。 忘れていた原因は、もう稼動してないからです。とっくに電源を落としており、撤去作業も完了しております。 今回は、なぜ自宅鯖構築に取り組み、なぜ辞めて放置してたか、その後などを綴っておこうと思いますw サーバー構築に取り組みだしたのは、2000年頃だったでしょうか。それまでの会社勤めを辞めて何か別の仕事を探していたのですが、そこでPC関連の仕事に就きたくて勉強を始めたのがきっかけでした。単にパソコンをいじるだけじゃなく、所謂ところの「なんでも屋」を目指した訳です。 お陰で、あくまで当時ですが、マックもウィンドウズも触れるようになり、一般的に必要とされるソフト類も大体は使えるスキルが身につき、当時はまだそれほど普及してなかったネットに関しても、ネットを利用するのはもちろんですが、一歩進んでサービスを提供する側に回れました。 その結果として得た知識と経験は、なんと今でも我々家族を貧困から救い出してくれているのですが。。 (いや、一時は本当に衣食住の全てにおいて困窮しましたからね・・・orz) で。 そもそも、当初は何も訳が判らず、親切に指導してくれる人も無いまま(釣りコーナーと同じですね^^;)始めたのですが、やがて転職を繰り返すうちに紛れ込んだ職場で、師匠と呼べる人と出会い、またその周囲の方々の親切なご指導によって、一気に色んな知識と技術を身に付けることになります。未だに当時の彼らの足元にも及びませんが^^; この人達、「魔法使い軍団」とでも呼びましょうか。思えば、この軍団は相当に&本当に凄い人々でした。 しかも、こういう人達は、常に新しい挑戦を続けてるので、パソコン関連の部品とか色んな物を持ってまして、当然、使い古したり、性能的に型落ちとなったそれらが廃棄物となり邪魔になるのです。なんとこういう物を無償で提供してくれるのです。まぁ、廃棄する手間を省く事にはなってるのですが、こちらはこちらで大変にありがたいのですw で、私は私で色んなパーツ類をずっと捨てずに保管してるので、頂いたパーツと組み合わせるとこれが立派なマシンとなる訳です。なので、これらを組み合わせたり、足りない物を買い足す内に、ハードに関する勉強にもなりました。 ちなみにこれらの知識は、今では全く何の役にも立たない錆び付いたものとなっています・・・orz
最初はメインデスクの上に置いてたりしたのですが、手を広げるにつれてマシンが増えてきたので、安い組み立て式の棚を用意して設置。左の写真は一番多い時の状態です。 これらに加えて、クライアントPCが3台もありましたw この写真は2005年くらいかな?1枚だけ残ってました。 退役したパフォーマ6310とか、古いプリンタMP370の箱がまだ保存されてますなw (今はもう廃棄して存在していません。) 真中に2台とその下に実は2台。で、4台のマシンをPC切り替え機を使ってコントロール。 これで、17インチ液晶モニタ×1台、マウスもキーボードも1セットだけで全部に使えます。 後ろに電源タップやらHUBやらルーターやらが潜んでます。 こいつらが吐き出す排熱も、初めの内は気になりませんでしたね。何せ、設置当初、真冬だったものですから・・・。 ちなみにOSは、Red HAT LINUX と FREE BSDでした。 本当はRedHATとか、導入時点でサポート切れてたので、さっさとFedoraとかに移行しとかなきゃいけなかったのですが、結局そのままとか、いい加減極まり無い運営でした。
これらが、それぞれにWEBサーバー、メールサーバーとしてはもちろん、他にも様々なサービスを提供し始めて、2年くらいは、色んなトラブルに見舞われたり、新しい技術や知識習得の為に格闘を続けました。 また、こいつらの為に電源を増設し、それを全て使ってたのですが、そのお陰でエアコン用電源が確保できなくなり、やがて酷暑と呼ばれる日々・・・何とか換気扇のみを小さな窓に取り付けて凌ぐ日々が数年間も続くことになりますw 大きなトラブルと言えば、ここ数年で急増したゲリラ豪雨。2回程、周囲一帯の長時間停電に見舞われました。それと、折角電源を独立させてたのに停電に見舞われたお陰で、強制シャットダウンさせられHDにダメージを受けました。 その後、OSのVerUP作業なども何度と無く乗り越え、またもう少し後ではありましたが、HDの容量が足りなくなって、増設したり、また、電源ユニットは大抵一回は交換してますしw、NICの交換、メモリの増設、ファンも何度も交換させられてます。 維持するだけでも結構手間隙掛ってしまいましたね・・・で、交換したパーツですが、「また何かに使うかも」と捨てきれず、また逆に壊れた部品(特に電源ユニットやNIC)などは、予め予備を在庫したりするようになり、こういったジャンクパーツと予備パーツの量がハンパ無く増え続けました・・・orz やがて知識が身につくにつれ、4台も稼動させる意味が無いことに気付き、順次退役させ、最終的には、この真中の2台のみでの稼動体制となります。排熱は減りましたがやはり暑いw 自分でサーバーを運用していくメリットは、何と言っても無限の自由の謳歌です。好き勝手に弄くりまくれます。 なので、非常に有意義だったのですが、時間の経過とともに
撤去作業中なので必要以上に雑然としていますが、こちらも埃塗れw 但し、こちらは一応、定期的に掃除してたのですが。 電源タップはガラガラですが、当然、これらは全て埋め尽くされ、足りないのは別の場所から給電してました。 SW HUBは8ポートで、ルーターの4口の内、1つはクライアントPCで、残り3つの内の1つからこのHUBへ。ここから4つに分岐して各サーバーへ。 余った口は部屋のアチコチへ有線で引っ張りまわし、無線非対応なPC共へと供給された時期もありました。
という訳で、遂に自力でのサーバー運用に関しては完全撤退となりました。 新卒で入社し、ずっと勤めていた会社を辞めて10年くらい戦い続けたことになりますでしょうか。それなりの知識や経験は得られたと思います。 また現実的にも、充分とは言えないまでもw、10年掛けただけの収益も上がり、非常に有意義だったと思われます。 後に残った問題は・・・ 大量のパーツやケーブル類、様々な周辺機器といった、もはや使わないジャンク達です。抜いたメモリーとか、まだ使える電源ユニットとかACケーブル、なんとハードディスクに至っては、過去からの物を全部取り外して残しているので、結構な台数ですw 100MBのとかからありますからね・・・。メモリーも4MBのSIMMとかあります。実際、上記にあるサーバー内部のフラットケーブルとか電源ケーブルなどは、10年以上前のものだったりしますしw まぁ、捨てれるものは捨て、残すものは残すにしても、現時点ではミカン箱換算で、3箱分くらいあります。 これらは今後、もはや何があっても使うことは有り得ないんですよね・・・仮に次にサーバー運用が必要になったとしても、普通に新品を買ったほうが安いし楽だし性能良いし。・・・なので、春までには完全に処分しようと思います^^;