パソコン記
エピソード50
2022.01.19

【PCのファンは壊れる物〜買っておいて良かったw】




 「パソコン記」は久しく更新してませんでしたが、まー、その間に色々と状況や環境の変化なんかがあったり無かったりで困ったものです。はい。

 前回の更新はまだコロナの第一波が収まった頃でしたが、そこから今に至るまでの間にレザークラフトを趣味にしてみたりで、近況なんかはそっちに書いてきました。

 そんなこんなでとうとう2022年となり、しかも、現在は、コロナ禍の第六波。オミクロン株との戦いが始まったばかり、という状況です。


 そういうややこしい状況下で、何故か立て続けにパソコンのファンが故障したので、その交換作業のお話です。



【目次】


 ・パソコン、壊れる。

 ・CPUファンの換装作業。

 ・続けて別のパソコン、壊れるw ケースファン換装作業。







 2021年秋にWindows11への更新が始まりましたが、我が家のパソコン達は既にスペックが対象外になっています。

 一応、アップグレード出来る方法があるみたいですが、良く判らないので当分は放置ですね。 今年2022年11月までにもっと色んな情報も出て来るでしょうし、最終の2024年までにはもう少し時間がありますしね。


 というか、現時点では全く何の問題も無く使えてるから買い替える理由が無いんです。

 Windows7→Windows10の時もそんなだったんですよね。

 今回はそんな中の、core i5 マシンなのですが、こいつが割と面倒な経歴の持主で、まぁ色々とあったのですが、その後はどうにか何事もなく動いていました。

 元はと言えば、仕事用のサブマシンとして8年前くらいに購入したものですが、普段は子供が使っています。

 CPU Intel i5-4440 3.1GHz   GPU Intel HD Graphics 4600

 そんな子供も8年も経つと大きくなり、いつしかアニメのイラストを描いたり、同時に友達とチャットしながら動画を楽しんだり、それもゲームしながらとか、かなりハードな使い方がなされるようになってきました。

 グラボも積んでない8年前のマシンでそんな事をやってると、まぁ、パソコンが機嫌を損ねる訳ですよ。

 案の定、CPUの冷却ファンが物凄くブン回しになって、回転音がうるさ過ぎる!という苦情が家族から出ていましたw

 一応、パソコンの買い替えの話は出ていますが、現時点では未だ、コロナで受けた大打撃のお陰で仕事の状況が回復しておらず、そう簡単に最新のPCをホイホイ買おうという話にはなりません。

 普段、このマシンを使ってる子が、この春に大学入学なので、その後に学校で必要なスペックを満たしたマシンを買い換える予定なのです。

 と言う訳で、ファンがブンブン回ってる状態を、もう少しの間だけ我慢してもらうよう、家族一同に通達していたのでした。



 そんなある日。



 マシンを使ってた子供から、「パソコンが壊れた!」という報告、コレアリw

 いや、今は買えないんだって・・・と、多少イライラしつつw、状況を確認すると・・・


 何度か電源を入れても、そもそも立ち上がらず。


 なるほど、壊れてますねぇ。


 しばらく時間を置いて試してみると、今度はどうにか立ち上がりかけましたが、、



 おお!!ブルースクリーンやんwww



 んー・・・久しぶりに見ましたねー・・・ただ、昔のとはちょっと違う感じ。



 昔のは英語で、取りつく島無しという感じでしたが、今回は日本語ですし、レイアウトも綺麗だし、文字のフォントも綺麗なので、なんか致命的な感じがしませんねw


 とは言え、とりあえずその瞬間に最悪の事態「再起不能」を覚悟し、まずは深呼吸。


 冷静さを取り戻してから詳細を確認。


 「デバイスに問題が発生したため〜云々」という表示。


 いやー、まぁそれはそうでしょうよ?


 その問題の種類と原因が重要なんですが、相変わらず肝心な事はヒントすら絶対に教えてくれないんですよねぇw


 Microsoftコミュニティかよw


 まぁ、このマシンの経歴からしてHDD破損は充分にあり得ます。

 そこでとりあえず、もう一度電源を落としてから本体を開けて見てみることに・・・・


 で、本体のパネルを外そうとしてボディを触った瞬間!


 「あー・・・これはアカンやつ。。」


 普通はケースが熱くなったりはしませんけど、まぁ、ちょっと熱いくらいはありますよ。


 しかし、これは手で触っていられない程の熱さw

 相当な温度ですねw


 とりあえず、これが原因で間違い無いでしょう。


 さて・・・どうしますかね?




 何が熱くなってるのか?ですが、当然、CPUですよね。


 そう言えば、このマシンには排熱用のケースファンが無いことを思い出しました。

 CPUファンからの熱風を、直接、ケースの外に送り出す様にエアフローが設計されてるスリム型デスクトップです。


 ・・・んーと・・そうするとですよ? CPUファンが壊れて冷やせなかったって事ですよね。


 最近、ブン回し状態だった訳ですしw


 かつてCPUファンが壊れた結果、CPUも壊れるという事態を経験した事はありますから心配は心配です。


 でも、今時・・・でもないけど・・・古いとは言え、仮にもCore i5シリーズなので、その程度の温度で壊れるとも思えません。

 というか、致命傷を受ける前に電源が落ちる筈で、実際にそうなった、という事だと思うんですよね。


 となると、CPUの周辺にあるパーツ達が無事であれば、まだ致命傷にはなってない可能性があるんじゃないかなぁ、と、ちょっと希望が持ててきました。


 とりあえず、駄目元でCPUファンを換装してみる事に。


 そして、実は手元に純正のCPUクーラーがあったりします。


 その理由はコチラ


 もうね、買った事すら忘れてずーっと仕舞い込んでたのですが、こんな出来事に遭遇すると、流石に思い出します。あー、そう言えばコレ、持ってるわー!とw



 TSUKUMOで買ったスリム型PCですが、よく出来てまして、CPUファンの排熱が直接ケースから排出される設計で、しかもそのエアーフローによって、吸気もされるという仕組み。

 ・・・だと思いますw




 そして、かつて購入した純正CPUファンです。結局、その時はもっとパワフルなCPUクーラーを採用したので、この純正のファンは使わない事になり、乾燥剤と共にラップでグルグル巻きにして保管しておいたものです。


 換装前の新品と比較してみしたが、当然ながら新品の方が綺麗という違いしかありませんねw


 CPUクーラーを外してみた結果、前回と同様にグリースが残りましたので、無水エタノールを使って綺麗に拭き取ります。


 ところで、2022年1月現在、今もなお、コロナ禍という、それまで想像もしたことのない大災害に見舞われてる訳ですが、この無水エタノールが意外にも大活躍してくれました。

 消毒用のアルコールが市場から消えた時、もっと度数の低い消毒用アルコールに、無水エタノールをつぎ足せば、ウィルス消毒用の液体が作れることを知ったのです。

 正確な濃度は計測出来ないのですが、樹脂板に油性マジックで書いた文字に垂らして自然に滲む程度、という説明をしてくれてる動画があったので、それを参考に濃度を調節しました。

 コロナと人類との戦いが始まってとうとう3年目になりますが、他にも色々と思わぬ勉強になったことが多いですw




 はい。綺麗に拭きとれました。以前に、メインマシンで経験した作業ですが、こういうのは一回でもやった事があるかないかで、感覚が全然違いますね。

 今回は、全く焦る事なく淡々と作業できました。

 そしてこれも前回の時に購入した熱伝導グリス。

 ひょっとして二度と出番が来ないかもと思ってましたが、2回目の登板機会がやってまいりました!

 私は、グリスは塗り伸ばす派ですw 前回使った時のプラ板も残していたので、それで慣らしておきました。

 ただ、今回の純正CPUクーラーの接触部分が円形である事をすっかり忘れて、四角く伸ばしてしまったのですが・・・ ま、えっかw


 換装作業、完了! 同じ物を付け替えるだけなので、一回でも経験があれば、数分で作業は終了すると思います。



 一応ですが、問題は、この換装作業ではありませんw


 これで、動くかどうか?


 ですよね。


 で、早速、ケースを元の状態に戻して電源ON!!


 
 おおおお!!! 何の問題も無く起動www



 ファンの故障によって、起動が阻止されていて、その警告文が「デバイスに問題が〜」という事だったようですね。



 いや、それはそうとして、ですよ?


 ・・・だったら、「CPUファンが回転していません」とか「CPUの温度が異常です」とか、原因を教えてくれれば良いと思うんですがねぇ・・・。

 そりゃ、色んな可能性があるから難しいのかも知れませんが、せめて可能性だけでも、リストアップしてくれればいいじゃないですかね?と思うんですよね。

 だって、その異常を察知してのブルースクリーンなんだから。



 さて、これが取り外した故障してるCPUクーラーです。


 このマシンは正直、あまり内部の掃除とかしてなかったのですが、エアフローのお陰でしょう、ほとんど埃が溜まってませんでした。大したもんです。




 裏側もこの通り、かなり綺麗な状態を保ってました。

 
 という訳で、このCPUクーラーの故障が原因でのブルースクリーンという事だったのですが、運良く(そう?)、手元に純正の同じパーツがあったので、速攻で解決に至りました。

 いやー、何でも多めに準備しておくもんですね。

 こんなもん、普通は家に無いですからねw

 家電量販店に売ってる訳も無いので、Amazonで注文して、届くまでに2日とかで、作業できる日まで待って、となると下手したら1週間と掛かってしまいますが、運良く数時間で解決することが出来ました。
 


 収集癖って、時々、めっちゃ役に立つんですよねw 

 ・・・滅多に無いんですけどねw



 しかし・・・これで解決と思ったら、何故か2回戦が始まりました・・・








 サブ・マシンというか、子供に使わせていたパソコンの故障は、CPUクーラーの故障によるものでした。

 この突発的なピンチですが、以前に運良く買って持っていた純正ファンを換装する事によって、割と素早くクリアできたまで良かったのです。ええ。


 その翌日から、今度は私がメインで使ってる、我が家最高性能wの10年前のマシンが、唸り声と上げる様になったのですw



 偶然とは言え、こう・・・なんと言いますか、ムカつきはしますよw


 経済的に苦しんでるのに、こう立て続けだと流石にね〜



 さて。

 Core i7 とは言え、2600Kです。2011年に購入したマシンです。

 グラボを載せ替えたのが、2017年。それも、GTX960です。その時点で既にすっかり型落ちして安くなってたやつです。

 でもねぇ、このスペックで何一つ問題が無いんですよね。

 ガンダム・オンラインのサ終が決まってから何度か遊んでみましたが、まぁ普通?とまではいきませんが、そこそこは遊べました。20位以内で撃破金はとれる感じです。

 まぁ、そういう程度には動くのです。

 そもそもゲームとか基本的にはやりませんので、普段は何の問題もありません。


 なので、経済的にかなり苦しい現状では、こちらのマシンもとても買い替える余裕がありません。


 だけど、物凄い騒音をまき散らすようになったので、とりあえず、原因をチェック。


 基本的に音が鳴るのは、回転するパーツですが、このメインマシンは、SSDに換装済みですし、音の質からしてどこかしらのファンです。


 そして、このマシンの空冷用のファンは、前後に1つずつですが、偶然(ん?)にも、前面パネル側のファンは、スイッチでON/OFF出来る様に改造済みですw


 なので、即座に、後部の排熱用のケースファンであることは判ります。


 一応、ケースのパネルを開けてみると、まぁ、鳴ってます鳴ってますw


 写真の左側のファンですね。 ブワーンッ!!と大きな騒音を鳴り響かせていました。

 これを交換する訳ですが、まぁ、以前、自宅に何台もサーバーを置いていた頃には、何度もやった作業ですね〜


 そうです。 冷却ファンは壊れる物なんです。

  ええ、そうですとも!w



 で、ですよ。


 交換しなきゃいけないんですが、買いに行くにもお金が無いw


 そう言えば、以前に色々とやってみて、結局余ってしまったケース・ファンがあるなぁ〜と、思い出した訳です。はい。



 これはめっちゃ静かなファンで、新品(但し、とっくに生産終了品w)すが、結果的に使わずにお蔵入りになってしまってたのです。


 こういう、色んな理由でスッと手に入りそうにない、特殊な?なパーツなのに、サクっと家にあるという、この、何と言いましょうかね〜実に満たされた気分というのが、なんともアレですww


 ただまぁ、ケースを改造してた時は、このファンの電源ケーブルのピン数で躓いたのが発端だったので、今回も念の為に一応は確認。


 元々のケースファンの電源ケーブルを、指で辿りながら確認してみると・・・まぁ、普通にペリフェラル4PINのコネクタに向かってますね。

 マザーボードに刺さってるかな?と思いましたが、まぁいっか。ところで、、、



 
 ・・・ん?



 おや?





 ケーブルの先がどうなってるのか?と、よく見たら、ペリフェラル4PINコネクタから直接分岐されてますやん・・・


 交換する予定のファンから出てるケーブルは、当然ながら、もっと小さな4PINのファンコネクタになってます。


 また変換せなアカンやん・・・




 え〜と・・・手持ちで残ってる変換ケーブルは??





 ・・・買っといて良かったぁー!!


 こいつらも、前回のケース改造時に、同じく冷却ファンのコネクタを変換する為に購入したものの、結局、使い道が無くてお蔵入りになってたパーツですw


 この様に、必要なパーツの在庫が家にある!という、この瞬間の喜びこそ、収集癖を持つ人間の心を満たす瞬間ですよね〜www


 家族にとっては実に迷惑な話でしょうけどもw





 準備が整ったので、実際にケース後部のファンの換装作業に入りましょう。




 と言っても、難しい事は一つもありません。

 取外して、交換して、取り付ける、だけですねw



 しょっちゅう掃除機を掛けて綺麗にしてたつもりでしたが、こうやって明るい所に出して見てみると、なかなかの汚れですね。

 では、新しい物を取付けてしまいましょう。

 確認せずにネジ止めしてしまってから、中を見たらこの通りw

 電源ケーブルを、マザーボード側に押し込んで固定しておくのを忘れてました。


 が、まぁ、指で押し込んでしまえば何とかなりますw




 こんな感じで、結束バンドを使って、他の何かに干渉しない様に引き回して固定しました。




 上から来た、ファンの電源ケーブルを、変換&分岐ケーブルを使って変換して、電源ユニットから来てるペリフェラル4PINに接続。


 これで作業完了です。


 もう若くないので、ともすると色んな事を忘れてしまってる事に、ふと気が付いたりするのですが、今回使った変換ケーブルから出てるケーブルが、赤・黒のものと、黄・黒という2種類あったので、しばらくどうしようか悩んで眺めてしまいましたw


 というのも、取外した古い方のファンから出ていたケーブルの色が赤・黒だったからです。



 なにせ、昔の様に頭がスムーズに動きませんからねぇw

 取外した古い方のケーブルを見ていると、赤・黒のケーブルが、ペリフェラル・コネクタの黄・黒側に突き刺さってるのが判ります。


 新しい方のファン・ケーブルは黒の保護材に巻かれて保護されていて中の色が見えません。

 なので、ちょっと悩んでしまったのですが、しばらくして思い出しました。


 黄色:12V

 赤色:5V


 だんだん思い出してきて、そう言えばケース・ファンは12Vだったから、黄色の方になってるんだなぁーという事が判りましたw


 で、変換ケーブルの方は親切に色を統一してくれてるので、黄色い側を使うのが正解だった、ということが確認できました。


 パソコンを再起動して、動作確認し、問題が無いことと、取り付けたファンの静音性を改めて確認して、全ての作業を完了しました。



 苦しい時に、必要な家電が壊れる、というアルアルになるのか?と冷や冷やすることが連続して起こったので、実際にはかなりのストレスに なりました。ww

 2022年1月の時点ですが、パソコンの値段てどんなもんでしょうかね?


 今使ってるメインマシンを入れ替えるにしても、やっぱ15万〜20万程度は必要になるかと思いますし、それを2台もとかはちょっと今は無理w

 とりあえず、こうやって修理出来る部分は修理して、なんとか誤魔化しながら使い続けるしかありませんね。